この前の「外国人はいやだ!」の続きです。
あれから、学校では特に言われていないようで
るーちゃんは楽しく学校に通っています☆
下記のサイトを読んでとても考えさせられました。
ドイツ人と日本人の両親を持つ方が運営されているサイトで、
両親が外国人、日本人という状況で育った
子供たちのいろいろな声が寄せられています。
ハーフという言葉、ダブルという言葉を
実際当事者である彼らはどう感じているのか
いろいろな意見があって参考になりました。
Die Kreuzungsstelle
私自身は、ハーフやダブルという言葉は
なるべく自分からは使わないようにしています。
あえて、そういう風に言葉で位置づける必要もない気がして、
誰からかハーフですか?と聞かれれば、
もちろんそうですと答えますけど、
だから、何んだろうて感じたりします。
よくハーフだとかっこいいとか、
英語やその国の言葉がぺらぺらでしょ?
なんて勘違いされる方たちがやっぱり沢山いらっしゃいます。
いいよね~とすごくうらやましがられます。
でも、当事者のこどもたちはそれを
嫌がってるんですよね。
必ずしもバイリンガルとは限らないし、
みんなと容姿がちょっと違うってことで逆に、
そのことをすごく気にしてしまったり、
日本人になりきれないというか、
日本人として見てもらえなかったりして、
つらい思いをしている子たちもいたりします。
また、逆にもうひとつの国でも、
やはり外国人として見られてしまうということで、
どちらにも属せない自分がいるっていう方もいらっしゃるようで、
時代は少しずつ変わってきてるとはいえ、
いろいろと考えさせられます。
そう考えると、
ハーフという言葉も、ダブルという言葉も
必要ないんじゃないかって思ってしまうのでした。
お父さんは○○国出身で、お母さんは○○国出身なの。
それで十分じゃないかと。。
そして、何人であれ、その枠にとらわれず相手を
見ることができたら、もっともっと沢山の人が
いろいろな葛藤を抱えずに
生きていけるのではないかなとも思いました。
そんなことを感じた翌日、
るーちゃんから、こんな話があったのです。
「今日、学校にね、外国人の子がきたよ。お姉さんでね」
「へぇ?ほんとう。どんな子なの?日本語は話せるの?」
「うん、日本語は話せるよ。でもね、外国人なの」
「そうなんだ、ほんとうに外国人だったの?」思わず聞いてしまいました。
るーちゃんが、外国人と他の子にいわれたように、
その子もそう思われているのかもとふと思ったからです。
「髪の色はどんな感じだったの?」
「髪がママみたいに色でね」
「先生はどんなふうに説明していたの?」
「う~ん、忘れちゃった(笑)」
「その子もるーちゃんと同じじゃなんじゃない?
パパかママが外国人で、もう一方は日本人とか」
「その子は外国人でもあるかもしれないけれど、
日本人でもあるかもよ。るーちゃんだって、
日本人だけれど、パパは外国人でしょ」と伝えてみると、
「るーちゃんは日本人だもん」と答えが返って来た。
その言葉にはわたしは外国人じゃないもんという
意味もこめられていた。そうだねと言ってしまうと、
それもなんだか違う気がして、
「ええ~、でも、パパの国の人でもあるんだよ」と
言ってみたが、ぴんとこないようだった。
自分とママは日本人だけれど、パパは外国人だと
思っている(笑)
まだるーちゃん自身が2つの国籍を持っているという自覚がないので、
深くつっこむのはやめておこうと思いました。
るーちゃんもいずれもっと理解していくことになるでしょう。
そのとき、コンプレックスに思うのではなくて、
日本という国に対してネガティブな思いを
持たないでいってくれたらいいなって思いました。
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