伝道 (クリスチャン向け)『私にもできるプチ伝道』 私なんて。。。と思っているあなたに ~はじめに~ これは、イエス・キリストを自分の救い主として受け入れ、 イエス・キリストの内に新しい命を得たクリスチャンの人々へ宛てて 書いたものです。 「福音ってなに?」「どうすればクリスチャンになれるの?」 「どうしてあなたは輝いているの?』 神様はいつ、このような機会を私たちに与えられるか分かりません。 会社での休憩中に、通勤・通学のバスの中で、もしくは、 飛行機で横に座った人に聞かれるかもしれません。 日本だと、それがその人にとって 福音を聞く最後のチャンスかもしれません。 そんなとき、私たちは準備出来ているでしょうか。 「待ってました!この機会に感謝します!」と言えるでしょうか。 確かに、与えられたギフト(賜物)はひとりひとり違います。 子どものために用いられる人、教会へ新しく来た方と交わる人、 教える人、歌う人、掃除する人。 目・鼻・口すべて違う働きがあってからこそ 一つの体として成り立つように、 私たちもひとりひとりさまざまです。 しかし、聖書には 「あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、 だれにでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。」(ペテロ第一3:15) と書かれてあります。これは私たち全員へのメッセージではないでしょうか。 「伝道は私の仕事ではない。宣教師の友達がやっているから、私はしなくていい。 それに、私にできるわけがない。」そう思っていたのはほんの4年前。 しかし、アーバナというアメリカで開催されたコンファレンスに参加したとき、 神様は私の心に語られました。『もし世界中のクリスチャンがあなたのように考え、 「だれかがやるだろう」と思い、伝えなければ、福音はどうなるのか。 またもし反対に、すべてのクリスチャンが準備をし、伝える事ができれば、 福音はどうなるのか。どちらが神の御心か。』わたしは、「全世界のクリスチャンが 私だったら大変!私だけでもやろう!神様、何も分かりませんから教えてください!」 そう祈りつつも、自分が実際に教会に来たのは誘ってくれた友達がいたから、 また、神様を知ったのは、勇気と愛をもって私に伝えてくれる人がいたからだと、 改めて気づかされました。 ここに書くことは、主が私に教えてくださった伝道についてのプチ知識です。 その学びをあなとも分かち合い、もしこれが何かのきっかけとなり、 大きな壁、伝道への道があなたの人生でも開かれれば幸いです。 ~伝道への道~ 伝道は、車を運転することにとても似ていると思います。たとえば、 私の母は運転免許証を持っていませんが、そんな母に、「お母さん、 車を運転出来る?」と聞きます。すると母は、「私にはできない」と 間違いなく言うでしょう。それは本当に母が運転出来ないのではなく、 ただ、運転のトレーニングがされていないだけなのです。 母にブレーキとアクセルに届く足があり、ギアとハンドルを握る手があり、 見える目があれば、母は運転出来ないのではなく、ただ、やったことがない、 経験がないのです。たとえ母がいよいよ教習所に通い、トレーニングされ、 やっとのこと免許を手にしたとしても、はじめて道に出る時には 手に汗を握るでしょう。不安で、とても緊張するでしょう。 しかし、同じことを何度も繰り返し、運転という経験をつむことによって、 運転することが楽しくなり、自由になり、ドライブすることが 不安から喜びへと変わっていくと思うのです。 伝道なんてできないとお考えの方はどうでしょうか。 本当にできないのでしょうか。 それとも、ただやったことがないので、 できないと思い込んでしまっているということはないでしょうか。 聖書には、 「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。」ピリピ3:14 と書かれています。 一人ではなく、内に住まれるイエス・キリストと共に、 また、キリストのために、御国のために、 福音を共に述べ伝えて行きませんか? ~伝道の心構え~ 御言葉から、祈りつつ、伝道について学びましょう。 1 どうして私たちは福音を述べ伝えるのでしょうか? ・マルコ 16:15 ・テモテ第二 4:2-5 ・ローマ 10:13-15 「良いことの知らせ」とは福音です。 ・ペテロ第一 2:9 2 心構え ・テモテ第二 1:8-14 神は私たちに福音をゆだねられました。それはどういうことでしょうか。 福音をどのように守ることができますか?考えてみましょう。 ・テモテ第二 2:15 3 私たちは救い主ではない。救いは主の仕事。私たちの任務は伝えること。 ・コリント第一 12:3 聖霊様(神様)がその人の内に働かれなければ、誰も信じることはできません。 ・コリント第一 2:4-5 聖霊様(神様)が私たちを通して語ってくださるように、祈りつつ、伝えましょう。 ・コリント第一 3:6-7 4 パウロはどう伝道した?パウロの心構えと行動 ・コリント第一 9:19-23 5 福音を大きく反論されたり、責められたときの心構え ・ヨハネ福音 15:18 ・テモテ第二 2:24-26 口論に負けたからという理由で神様に立ち返る人はめったにいません。 私たちの目的は口論に勝つことではなく、神様の愛、すばらしい福音を伝えることです。 争いに乗ることなく、反論する人々にも真実を優しく伝え、 時には静まり、主の働き、主のタイミングを待つようにしましょう。 福音って何ですか? 今、説明ができますか? あなたは、ただ神様を信じてるじゃなくて、「何を」信じてますか? 以外と簡単には説明出来ないものです。 しかし、理解と確信なくしては、なかなか伝えられないものです。 私のFreepage Listの中にある「救い」を参照にし、福音を再確認しましょう。 伝道にマニュアルはありません。一人一人違いますし、 聖霊様が導いてくださるとおりにするのが一番です。 しかし、書道にも華道にも何事にも基礎があり、とても大切なように、 伝道にも基本があります。はじめは「救い」に書かれてある ことをお読みいただくことをお薦めします。 ~伝道の注意~ 1 絶対に押し付けません。 相手に信じることを押し付けることほど、逆効果はありません。 自分でも何でも押し付けがましく伝えられると嫌ですよね。 私たちは売れないちっぽけな商品をあせって売っているセールスマンではなく、 世界で一番高価で、力ある、最高に素晴らしい福音を伝えています。 一国の大使のように、堂々と!御国を述べ伝えて行きましょう。 2 信仰をしつこく迫りません。 「これはあなたの人生。信じるも、信じないのも、あなたの判断なんですよ。」 と自由を与えると、相手の方はほっとされ、聖書を学びやすくなるでしょう。 聖書を知ることによって失うものは何もないと思います。 知恵や知識を得れば得るほど、人は正しい判断を何事も下しますので、 学びは薦めてみましょう。 ~それでも勇気のでない方へ~ ・ペテロ第一 3:1-2 状況は違うかもしれませんが、言葉でない伝え方もあるようです。 ・ヨハネ第一 3:18 愛しましょう。真実と行いでもって、愛しましょう。愛は言葉を超える力です。 ・マルコ 5:1-20 19節。そのことを伝えればいいのです。 ~終わりに~ 苦しみの中にあり、絶望の淵にあった友人が主に出会い、主を受け入れ、 今新しい人生をスタートさせました。何度も信じられないと言って 突っ返す友人もいました。しかし、今はそれぞれ主とともに 喜びにあふれる人生を送り、笑顔も別人のように優しくなりました。 友人の成長を見ることほど励まされ、喜びに満たされることはありません。 伝えることによって、相手の方も祝され、伝える私たちも 大きな祝福を受けるものとなるのです。 『私は福音を恥とは思いません。 福音は・・・信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。』 ローマ人への手紙 1:16 ご質問、ご意見はメールでお送りください。 God bless you! |