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2015.04.21
カテゴリ：環境にやさしい生活
だんだん初夏の兆しを感じるこの頃で、
温かい飲み物から、冷たい飲み物を飲みたくなる季節 ではないでしょうか？ 私は飲み物と言えば、水かお茶かコーヒーか豆乳が定番で、 清涼飲料水はほとんど飲みません。 あっ、でもアルコール類はなんでも飲みます。 カナダでは、自販機の数は圧倒機に日本よりも少なく、 路上に自販機はありません。店内やモール内にはあります。 私が通っていた地元の大学にも自販機はありましたが、 水のペットボトルは売店でも自販機でも売っていませんでした。 いざ、休憩時間に水を飲みたいと思っても 水のペットボトルは売っていないので、ところどころにある、 水飲み場（足で踏むと水が出るもの）で飲むか 空の水筒を持って行って汲むか、になります。 これは、大学の学生のユニオン（自治会）が中心となって、 環境面や経済面で国際的にも大きな問題となっている ペットボトル飲料水を削減する運動の一環で、 まずペットボトルの水の学内販売を廃止しようということなのです。 キャンパス内には、多くの学生が大学のロゴ入りの自分の水筒や 蓋付きカップを持参しています。 そして水の販売は、学生ユニオンと大学、業者との交渉で廃止されています。
 私もこの大学の英語クラスの授業で 水の問題が課題に出されて、 水問題が深刻であることを知りました。 水は近い将来、石油にも匹敵するぐらいの商品価値があると言われています。 世界中で良質の地下水がどんどん汲み上げられて、 畜産業、工業、農業、そして商業用としても身近なペットボトルの水として、 世界中で売られて、消費が伸びていて、 世界的な水不足を加速させています。 日本でも今でこそペットボトルの水を手軽に購入してしまいますが、 売り出された当初は、なんで水をそんな高い値段で 買わなきゃいけないの？って思った人も多かったんではないでしょうか。 私は、そうでしたよ。 実際に日本の水道水の値段と比較すると、ペットボトルの水は500倍ぐらいの 値段になるそうです。 水の問題はそれだけではありません。 世界のあちこちでかつて良質の地下水や淡水があったところが、 どんどん汲み上げられて、枯渇、砂漠化、水の水質悪化、地盤沈下、 水不足を引き起こしていて、そこに住む人たちの生活をも脅かしています。 そして、その水はペットボトル飲料や 畜産物や作物となって購買力のある国に消費されているのです。
もともと自分たちの地下水で生活できた人たちが、 外国資本が工業・商業・農業用に地下水を大量に汲み上げたために、 地盤沈下で地盤がもろくなり、災害での被害が拡大したり、 湖水や湿地がなくなり、地下水も出なくなり、 農業や畜産ができなくなるばかりか、自分たちの飲み水すら、 高いお金で買うか、安全でない水でも飲むしかないと いう状況を引き起こしています。 企業はそこで良質の水が取れなくなったら、 あらたな水資源を探し、買収するだけです。 日本のような購買力のある国の消費者は、 知らず知らずのうちに資源が豊かな国のいろいろな資源を 消費、破壊、そこに住む人たちの将来を潰している可能性があります。 特に良質な水は、健康志向もあって、 世界的にも急速に伸びていると言われています。 日本の森林もそこに眠る良質の水資源を目当て 中国資本などが狙っていると噂されていますよね。 多くの途上国が辿ってしまった、莫大な目先の利益と引き換えに 自分たちの豊かな自然資源を外国資本や巨大資本に売り渡すようなことは、 日本にはしてほしくありません。 日本政府はしっかり日本の自然、水資源を しっかり守ってほしいです。 そして、消費者としても、 日本の水道水は、ちゃんと飲める水なんだから、 ペットボトル水を買うのを減らす、またはやめませんか？ 日本のみんなの共有の財産である水や 他のどこかの国の人の大切な水を 何百倍もの値段で買うことで、 大儲けしようと企んでいる誰かを儲けさせることを やめてみませんか？
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Last updated
2015.04.21 12:51:27
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