hanaのつれずれなるままに

ドラキュラ → 戦争背景文学 → ファンタジーときて、今度はサスペンス。

Avenger

これはもう何年も前にAudibleでトップセラーになってて、思わず買ったものの主人公がおじ様過ぎて投げ出してた作品です。
ページ数も340ページと少なめなので（その分、1ページ当たり文字が結構つまってます）読みやすいかなあと。

※ 何しろ、ナサニエルのことでちょっとブルー

一応ペーパーバックを読むつもりなんですが、オーディオブックも持っているので、ひょっとしたらオーディオブックで・・・なんてよこしまな考えを持っていて、ちょっと挑戦してみました。が、いきなり、短いプロローグ（ページにして約半ページくらい）で挫折してしまいました。

そこで、図書館で翻訳本「アヴェンジャー」を立ち読みしてみました。プロローグ、ええ？！そんなこと？？

要するに、汚物系の上品ないい方を知らなかったために意味が分かってませんでした。リスニングのキモはボキャブラリーなんですね・・・。
リーディングだとある程度飛ばしても前後（特に前がポイント）でなんとなく意味はわかるけど、リスニングの場合は、前が期待できない！これは痛い！

で、図書館で30ページくらい立ち読みしてこの小説がどんな話なのか知ってから、とりあえず、ペーパーバックを読み始めました。かなり理解しやすい（当たり前か ^^;）。

朝の電車の中で読んでから、駅から会社までの道のりはオーディオブックを聞いてみました。おお、さすがにわかる（笑）。
ただ、話の内容がちょっと暗めなので、私のブロークンハートに塩を塗り込んじゃいそうですが ^^;

この小説、主人公は51歳のキャル。表の稼業は弁護士さんで裏稼業を持っている。ニューヨークに別名でアパートを持っているらしい。ホームベースはニュージャージー。
奥さんと子供を亡くしていて、その悲しみに耐えるためにトライアスロンで鍛えているハードボイルドなおじ様。
でも、51歳という年齢が私の心に響かない ^^;

ま、それで読んでなかったんですが、プロローグではリッキーという若者がいきなりとんでもないところへ突っ込まれて亡くなっちゃいます。多分、その肉親がキャルに依頼してって言う話だと推定。（まだ大して読んでないのであくまでも推定）

英語の本って読む前にちょっとしたあらすじと主人公の名前くらい知っておくと読みやすさが違うと思います。ちなみに、Avengerを最初に読んだときはなーんにも知らない状態だったので、しばらく混乱してました。結局、混乱したまま投げちゃったんですが ^^;

何しろ、出だし、いろんな時代にback and forthしちゃうんです。しかも、登場人物もこれでもかって出てくるし。おいおい、一体誰が主人公？！状態。

今回は、ちゃんと主人公はキャルってわかっているし、最初の30ページ（翻訳本でのページ数。原書だと、20ページ未満）は読んでるので、すごくわかりやすい。
過去投げ出したペーパーバックもこの戦法で行くと簡単に片付くかも？！

読み始めたペース感覚でいくと、多分1週間くらいで読み終わるかなあと思っていたのですが、50ページ前後がベトナム戦争の話で結構つらかった。事細かに兵士としての経験の話が書いてあって、ぶっちゃけ、私的にはどうでもいいんだけどって感じで ^^;

これは多分、ベトナム戦争の背景とかよくわかってると、ふーんって思えるんでしょうけど、知らないと別の意味でふーーんって感じです。

2日で100ページ。全340ページなので、多分、1週間くらいで読み終わると思うのですが、それにしても、いろんな話が前後するのですごく読みにくいお話です。

うーん。選択失敗したかも ^^;



アヴェンジャー（上）


アヴェンジャー（下）