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<ペルセウス>シリーズ

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☆:*・∵.:*・☆ リンゼイ・マッケンナの代表作シリーズ<ペルセウス> ☆:*・∵.:*・☆
元軍人、モーガン・トレイハーンが設立した極秘の政府系機関<ペルセウス>に所属する戦士達の愛と活躍の物語です。
1991年から続いている超ロングシリーズです。リンゼイ作品の多くはどこかで<ペルセウス>と関係があったり、脇役が後々の主人公に成長したりと、ず~っとつながっているので、蔵書を処分すると後で後悔することになります。代表格は女戦士インカの存在でしょうか。かつて異色の脇役でチラッと登場した彼女も、いまや物語の中核的存在です。恐れを知らない戦士達の秘められた『心の傷』と『癒し』、ヒーロー達の深い愛とヒロイン達の成長というのが二大テーマ。テロとの戦い、麻薬組織との攻防といった重々しい設定を背景に、単なるロマンス小説の枠をこえた一大抒情詩として現在も展開中です。

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☆:*・∵.:*・☆ 四部作『愛と名誉のために』+α ☆:*・∵.:*・☆
記念すべき<ペルセウス>シリーズ誕生の前段のおはなし。
約200年続く軍人一家・トレイハーン家の3人兄妹と、その両親の物語を書いた四部作『愛と名誉のために』。あの<ペルセウス>率いるモーガン・トレイハーンが<ペルセウス>をつくるよりずっと前のおはなしです。なんとモーガンは行方不明…。
<パルセウス>誕生の謎に迫ります。
この愛は傷つかない(N-408)
四部作『愛と名誉のために』第1作。次男・ノアのおはなし。
現在消息不明の兄モーガンが戦場で部下を見捨てて出奔したという理由で、軍内部で冷遇されている沿岸警備隊大尉ノア・トレイハーン。そんなある日、ノアはコロンビアにある某麻薬組織壊滅のため麻薬捜査官のキットとコンビを組むことになった。キットが女であることから、彼女の転属が兄の一件以来周囲から受け続けてきた彼への嫌がらせの一つとしか思えないノアは、反感を持つが…。

翼を折らないで(N-412)
四部作『愛と名誉のために』第2作。末妹・アリッサのおはなし。
アリッサ・トレイハーンは、ベトナム戦争中部下を見捨てて逃げ出した裏切り者とされている長兄モーガンのことを理由に周囲から冷遇されながらも、軍の士官学校と飛行学校で優秀な成績を収め、海軍パイロットとしての道を歩み始めた。しかし配属先で彼女の上官となったクレイは、ベトナムで戦死したモーガンの部下が彼の兄だったこともあり、最初からアリッサに対して敵意をむき出しにしてきて…。
英雄の帰還(N-416)
四部作『愛と名誉のために』第3作。長兄・モーガンのおはなし。
この作品のヒーロー、モーガン・トレイハーンが後に創設したのが、安全保障会社『ペルセウス』。まさに『ペルセウス』シリーズの原点というべき作品です。

モーガン・トレイハーンは絶望的な気持ちで雨空を見上げていた。一年前、なくしていた記憶を取り戻した彼は、自分がベトナム戦争中に部下を見捨てた裏切り者とされていることを知り、その汚名をそそごうとする。しかし無実を証明する証拠がないこともあり、なすすべがない。放心状態で歩道から足を踏み出したとたん、誰かに突き飛ばされ、それと同時に急ブレーキの音。気が付くと、そばに若い女性が倒れていた。まるで羽を痛めた白鳥のように…。
この夜が明けたら(N-420)
上記3作品の主人公たちの両親のおはなし。
1951年の朝鮮。陸軍移動病院で負傷兵の看護に従事していた従軍看護婦レイチェルは、敵方の攻撃にあい、3人の軍医とともに捕虜になってしまう。その後救出に来た味方の戦闘機の爆撃に乗じて逃亡を図るが、そのうちの一機が墜落するのを見てパイロットを救出に向かう。そのパイロット、チェイス・トレイハーンは負傷していてとても一人では歩けない。周りは戦場、すべてが敵――そんな脱出行の中2人は急速に惹かれあっていくが…。
悪夢に別れを(HS-63)
上記4作品の主人公たちのご先祖様のおはなし。ハーレクインヒストリカルからの出版です。
18世紀末期のイギリス。アイルランド出身のアリッサは、アイルランドの民族運動を弾圧するために派遣されていたイングランド軍に捕らえられ、虐待・陵辱されて瀕死の状態になっていたところをイギリス貴族トレイに救われる。そして心身に受けた傷がもとで一時的に失明したアリッサに忍耐強く接し、優しく世話をしてくれるトレイに彼女は次第に惹かれていく。しかし実は彼は、アリッサの目の前で兄嫁を殺し、彼女をレイプした男の異母兄だった…。
☆:*・∵.:*・☆ <ペルセウス>の戦士たち ☆:*・∵.:*・☆
モーガン・トレイハーン率いる<ペルセウス>のなかまたち、歴戦のつわものたちのロマンスです。
情熱は眠らない(N-543)
<ペルセウス>での仕事で傷つき疲れた心身の傷を癒すため、傭兵をやめ森林レンジャーに転職したウルフ。着任第一日目に森の中をトラックで走っているところへ聞こえた銃声。密猟者か?と音のしたほうへ歩いてくと、そこにいたのは彼にライフルを向ける若い女性だった。異常なほどの警戒心と不信感をあらわにウルフに食って掛かるその女性にウルフは興味を持つ。だがその時彼は、あとでその女性サラのために命をかける事態に陥るとは思いもよらなかった…。
裸足の天使(N-547)
殺人現場に居合わせたせいで犯人に撃たれ重傷を負い、精神的ショックで口が利けなくなったスザンナ。しかも犯人はまだ逃走中で、口封じのためにスザンナを再度狙う可能性が高い。そこでスザンナを心配したスザンナの従姉妹ローラと彼女の夫の<ペルセウス>の長モーガンに請われ、<ペルセウス>の傭兵ショーンがスザンナの警護を引き受ける事になる。最初は渋っていたものの、いわれなき暴力により心身に傷を追い周囲に怯えるスザンナの姿に、キリアンは以前無差別テロに巻き込まれて顔と心に一生消えない傷を負い、それ以来世捨て人として生きている自分の妹の面影を見て放って置けなくなり…。
銀色の夜明けに(N-551)
大仕事を終えて帰国したばかりなのに、休む間もなく不動産王の娘のボディーガードという突発の仕事が飛び込んできてご機嫌斜めのジェイク。しかし、依頼人の不審な態度と見せられた写真に写る女性の美しさに興味をそそられ、仕事を引き受けたジェイクはその女性シャーの滞在するアマゾンの奥地に向かうが…。
☆:*・∵.:*・☆ 四部作『愛は危険な賭け』 ☆:*・∵.:*・☆
シリーズ中★最大の山場。かつてこれほどのピンチに直面したヒーローがいただろうか!!
涙はいらない(N-645)
<ペルセウス>の長モーガン・トレイハーンと妻のローラ、そして息子のジェイソンの3人が敵対する南米の麻薬組織に誘拐された。捜索の結果ローラの監禁先が判明したことから、かつてレンジャー部隊の訓練で優秀な成績を収めた経験のある森林消防隊員ペッパーに救出任務の白羽の矢が立つ。そんな彼女と組むことになったのは、ローラの旧友でもある海兵隊中佐のジム。しかしジムは、ペッパーと組むのが気に入らないようだ。ただ彼女が女だという理由で…。 四部作[愛は危険な賭け]第1話。ローラ救出編。 「英雄の帰還」にも登場していた、モーガンの恋のライバル、ジム・ウッドワードのおはなし。それにしてもこの四部作はとても「ロマンス」とは思えないシビアな設定です・・・。ローラ&モーガンに思い入れのある読者にとっては、はっきり言って主人公たちのロマンスどころじゃない!!別シリーズ『空と海のエチュード』のスピンオフにもなっています
復讐の天使(N-649)
両親と共に麻薬王ラミレスに誘拐されたモーガンの息子ジェイソンの救出という任務を受けたセイブラ。しかし彼女のパートナーに選ばれた傭兵クレイグは、<ペルセウス>ではまだ新人&ハイリスクの任務の経験が少ない人物。その経歴に不安を感じるセイブラだが、実際クレイグに会った彼女は、彼の目に深い心の傷を見つけ…。 四部作[愛は危険な賭け]第2話。ジェイソン救出編。
インカの赤い花(N-653)
かつてペルー政府の秘密捜査官として働いていたピラールは、数年ぶりに元上司に呼び出され、麻薬王ラミレスに誘拐された<ペルセウス>の長モーガン・トレイハーンの救出を依頼される。以前からモーガンを尊敬していたピラールは家族の安全確保を条件に任務を引き受けるが、任務のパートナーになる男性の名を聞かされ驚愕する。その男性カルバーは、8年前任務を通して知り合い愛し合ったものの、ある事情が原因で別れてしまったピラールのかつての恋人だった…。 四部作[愛は危険な賭け]第3話。モーガン救出編。
心の旅(N-664)
敵対していた麻薬王に囚われの身となり、救出されるまでの間に受けた長期の拷問と薬物投与の後遺症で瀕死の重傷を負い記憶喪失になったモーガン。そして夫や息子と共に囚われの身となり、監禁されている間麻薬王の部下から繰り返し受けたレイプや薬物投与による心身両面の後遺症に苦しむローラ。モーガンの記憶喪失の治療はとりもなおさずローラに悪夢の体験のフラッシュバックをもたらし、苦しめる。そんな一家に再度忍び寄る麻薬王の追手。そして…。 四部作[愛は危険な賭け]最終話。 テーマが重~い、重すぎる。いまだかつてこれほどの設定に投げ込まれたヒーロー&ヒロインがいただろうか。<ペルセウス>は現在でも続く大シリーズものだけに、なんとも読むのが辛いけど、読まずにはいられない四部作です。そしてその中でもこの一冊は『特別』の一冊でしょう。
☆:*・∵.:*・☆ 四部作『終わりなき明日へ』&三部作『孤独な勇者たち』 ☆:*・∵.:*・☆
前者は<ペルセウス>のメンバー、ハンター家の4兄弟のおはなし。物語はテロ組織との死闘を背景に壮大なスケールで展開します。このシリーズは各作品のつながりが非常に濃いですので、まとめて読むとよさが倍増します。
この辺の一連の作品は<ペルセウス>の、まさに<ペルセウス>らしいヒーローの活躍を楽しめます。
傷ついたライオン(N-796)
結婚式当日に婚約者に捨てられて以来、女嫌いで通してきたリード・ハンター。ところがある日、リードは国防総省[ペンタゴン]に呼び出され、通された部屋で待っていた政府系秘密機関『ペルセウス』の長モーガン・トレイハーンから、エボラウイルス調査のためザイールに向かうDr・ケイシー・モローの護衛を命じられる。生物兵器の利用をたくらむ国際テロ組織<ブラック・ドーン>から彼女を守るのが目的だ。リードは女性がそういった危険な任務につくことに抵抗を感じたが…。

ハンター家の4兄弟(うち3人が<ペルセウス>のメンバー)がヒーローとして登場する四部作「終わりなき明日へ」シリーズ第1作。4男・リードのおはなし。
追憶の涙(N-828)
突然謎の伝染病が発生した南米のインディオの村に医療スタッフとして派遣されることになったキャットは、警護要員としてキャット達に同行することになった<ペルセウス>の傭兵タイ・ハンターを見て彼女は激しく動揺する。タイは10年前、彼女が心から愛した男性だった。しかしそのとき彼女は結局タイに捨てられたのだ。キャットが一番彼を必要としていた時期に…。

「終わりなき明日へ」シリーズ第2作。3男・タイのおはなし。 2人の間に愛はよみがえるのか?…復縁もの。 この話に脇役として登場するヒーローの仕事仲間レイフ・アントニオは「女神の贈り物」に再登場してきます。また、“ジャガーの女神”と呼ばれる女戦士・インカにも注目。
危険なプライド(N-840)
<ペルセウス>の傭兵デブリン・ハンターは、ある日上司モーガンに呼び出されて一枚の写真を見せられ、その写真に写る女性クラニに一目で心を奪われる。しかしその女性が今回の任務のパートナーだと聞かされ、もともと単独行動の好きなデブリンは面白くない。誰かとパートナーを組む気はさらさらないが、彼女とはぜひお近づきになりたい。そんな思いを胸に、デブリンはカウアイ島へ飛んだ…。

「終わりなき明日へ」シリーズ第3作。次男・デヴリンのおはなし。
愛をかけた挑戦(D-873)
伝染病研究所で働くマギーは、上司からテロ組織<ブラック・ドーン>を罠にかけるための任務に就くよう命を受けた。挑戦を愛するマギーは話に乗り気だったが、任務のパートナーとなる男性が、かつて苦い別れ方をした昔の恋人シェップ・ハンターだと知り、拒否反応を示すが、結局承諾せざるを得なくなり、激しい苛立ちを覚える。同じ頃、同じ命を受けたシェップの方が、そんなマギーの苦悩を知る由もなく、彼女に会うために任務を引き受けた事を知らずに…。

「終わりなき明日へ」シリーズ最終作。長男・シェップのおはなし。このシリーズ唯一ディザイアから出ている作品。本作で4作にわたったテロ組織との死闘もようやく終わりを迎えます。
女神の贈り物(N-897)
幼い頃に死別した母と交わした約束を果たすため、支配的な父の命令に初めて逆らい、自分の意思で決めたブラジル旅行に旅立ったアリアナ。興奮と不安を覚えながらブラジルの空港に降り立った彼女を出迎えてくれたのは、父親の手配した現地ガイド、レイフ・アントニオ。ハンサムで逞しい彼にいきなり手にキスをされ顔を赤らめたとたん、アリアナに向けられたレイフの目が険しく光る。私は嫌われたの?アリアナは不安を覚えた…。

「孤独な勇者たち」第1作★「追憶の涙」「愛を告げる蘭」両作品に出演するレイフがヒーローで登場。そして“ジャガーの女神”インカが大活躍です。
愛と癒しの大地(N-901)
作戦中に重傷を負い、収容された病院で幼馴染の看護婦ペイジと再会したセイン。そして退院後、療養のために折り合いの悪い…というより彼が一方的に嫌っている母の待つ実家にペイジと一緒に帰郷したセインを待っていたのは、彼のそれまでの母への異常なまでの偏見を大いに覆す意外な真実の発覚だった…。

「孤独な勇者たち」第2作
輝きの彼方に(N-905)
ペルーで戦闘用ヘリコプターパイロットとして働くアナのもとに、<ペルセウス>の長、モーガン・トレイハーンから、ペルーで仕事中に行方不明になった妹の捜索にあたる元陸軍大尉ジェイクへの協力依頼がもたらされる。しかし話を聞くと、ジェイクは土地勘はあっても女だという理由でアナの協力を快く思っていないようだ。そしてペルーに到着したジェイクを迎えたアナの目に映る実際の彼は…。

「孤独な勇者たち」第3作★PS-26「愛を誓う空」のヒロイン率いる女性メンバーのみで構成されたヘリ部隊の活躍がメインのおはなし。詳しくは「ハート3部作」へ。
奇跡までの五日間(クリスマスストーリー2002)
月日は巡り・・・クリスマスストーリーからの作品です。ぐっと力を抜いて読めます。シリーズファンとしては各話の登場人物のその後がわかるのが何よりの楽しみ。モーガンの息子ジェイソンもこんなに大きくなったんだ・・・。

<ペルセウス>で毎年恒例となっている5日間がかりのクリスマスのイベント。そして主催者のローラは、イベントの準備にかこつけて息子ジェイソンの恩師でもある年下の友人アビーと<ペルセウス>所属の傭兵の一人コルトの仲を取り持つ計画を立てていた。生前<ペルセウス>の傭兵だった夫の死からいまだに立ち直りきれていないアビーと辛い任務のせいで心に傷を負ったコルト。そんな2人の相性は…。

☆:*・∵.:*・☆ <ペルセウス>の女戦士たち 『ハート3部作』ほか ☆:*・∵.:*・☆
<ペルセウス>の女戦士達が続々と登場です。戦闘ヘリの女性パイロット、かあ~かっこいい!!インカにマヤ・・・そして女医、アン・パーソンズ。シリーズファンならおなじみの魅力的な面々が満を持して主人公で登場です。PSからの出版が多く、どれもけっこう長編でどっしりした作品ぞろいです。
愛を告げる蘭(PS-10)
<ペルセウス>所属の傭兵マイク・ヒューストンと、同じく<ペルセウス>に所属する医師アン・パーソンズは互いに惹かれあっているものの、関係はなかなか進展しない。マイクは危険な自分の人生に彼女を引きずり込みたくないと思い、アンの方も昔の恋の痛手が原因で男性不信気味。しかもマイクには、亡き妻以外誰にも打ち明けたことのない重大な秘密があった…。

「ハート3部作」第1話。このシリーズ一番の準主役、マイク・ヒューストンとアン・パーソンズの2人が主人公のおはなし。「傷ついた~」のラストで発生したアンの失踪の原因が本作品で明らかになります。 また、これまでこのシリーズに何度も登場している謎のインディオの女戦士、インカが大活躍ですが、この作品ではこれまでとは違う一面を見せています。
愛を捧げる森(PS-22)
ブラジルのインディオ達から守り神として崇められている女戦士インカは、元は謎の部族ジャガー・クランの一員だったが、7年前ある一件が元でクランから追放され、今は一匹狼…いやジャガーとして孤独な戦いをする日々である。そんなインカの元にある日『ペルセウス』から持ち込まれた、ブラジル軍による麻薬王壊滅大作戦への協力依頼。そして任務の協力者として<ペルセウス>から送り込まれた傭兵ローンとの出会いが、彼女の運命を大きく変えることに…。

「ハート3部作」第2話。 ついに、ついにでました女戦士インカのおはなし。
愛を誓う空(PS-26)
マヤは生後間もなく両親と死別し双子の妹とも生き別れになり、その後アメリカ人の軍人の家に養子として引き取られて育った。そして現在は養父の影響もあってか陸軍士官学校を卒業後、女性だけで編成された戦闘ヘリパイロットとクルーの秘密部隊のリーダーとしてペルーの山奥に造ったブラックジャガー基地を拠点に麻薬組織を相手に孤軍奮闘の日々を送っていたが、最近その活動が米政府系秘密組織<ペルセウス>の指揮に入ることになり、それにあたり最新鋭ヘリが導入してもらえることになった。ところがヘリの操縦訓練のため派遣される教官が、士官学校時代に事あるごとに女という理由でマヤ以下女性兵士達を差別し辛くあたっていたデイン・ヨークだと知り…。

「ハート3部作」最終話。前作「愛を捧げる森」のヒロイン・インカの双子の姉マヤのおはなし。
☆:*・∵.:*・☆ 四部作『運命の女達』★ ☆:*・∵.:*・☆
マヤ・スチーブンス少佐率いる女性戦闘ヘリパイロット、麻薬組織と戦うブラック・ジャガー基地のメンバーたちが主人公のロマンスです。<ペルセウス>シリーズ、最近はヒーローの活躍というよりは、かっこいいヒロインがメインのおはなしが多いです。
情熱のレッスン(N-1044)
四部作「運命の女たち」第1話。モーガンのアシスタント、ジェニーのおはなし。
<ペルセウス>の長モーガン・トレイハーンのアシスタントを務めるジェニー・ライトの夢は、いつか自分も<ペルセウス>所属の傭兵たちのように実戦に携わることだった。そんなある日ジェニーに転機が訪れる。上司モーガンから誕生日プレゼントと言う名目で、近々<ペルセウス>が手がける予定のある極秘任務に携わるメンバー選出のため、ペルーでマヤ・スティーブンソン少佐率いるブラックジャガー基地の女性パイロットたちの面接という危険の少ないとはいえ大事な任務を与えられたのだ。そして彼女のパートナーに任命されたのは<ペルセウス>中でも有能さで知られる傭兵マット・デイビス。そんな彼が自分のような素人同然の人間のパートナーで満足してくれるだろうか―ジェニーは不安でいっぱいになった。ところが、肝心のマットの反応はジェニーが予想すらしていないものだった…。
闇に輝く虹(PS-31)
ブラックジャガー基地の敏腕パイロット、アキバ・レッドテールにある極秘任務の指令が下った。しかしアキバは、その任務のパートナーに選ばれた人物が男性のジョー・カルフーンと知り動揺する。幼少期に実父と母の再婚相手から受けた虐待経験、そして訓練生時代に女性という理由で軍の男性陣から受けた苦い差別体験から男性に対し偏見を持っていたアキバだったが、それまで彼女の周囲にいた男性とはまったく違い彼女をまるで貴婦人のように扱うジョーに、戸惑いを感じずにはいられなかった…。
四部作「運命の女たち」第2話。「愛を誓う空」にも登場のアキバ&ジョーのおはなし。
奇跡のふたり(N-1052)
ブラックジャガー基地で“死の天使”の異名をとる有能な衛生兵エンジェル・パレデスは苛立っていた。基地の医療スタッフが医師のほか自分しかいないという慢性人手不足状態だというのに、不注意で怪我をして仕事に支障をきたしてしまっているのだ。そんな折、アメリカ陸軍から男性の衛生兵をエンジェルの下で研修させたいとの申し入れがあった。過去の苦い経験から男性不信気味のエンジェルにとってはありがたくない申し入れだったが、現在の状況を考えると要請を受けざるを得ない。そしてその衛生兵バーク・ギフォードの写真を見たエンジェルは、不安をかきたてられると同時に惹きつけられるものを感じた…。
四部作「運命の女たち」第3話。マヤの部下その3の人物、エンジェル・パレデスのおはなし。



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