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カテゴリ:韓国映画【ラ・ワ】
映画の日(毎月1日は1000円)を利用して『私の頭の中の消しゴム』を観てきました。
この映画、結構いろいろな場所で試写会の募集を目にしました(当たりませんでしたが)。検索すればレビューもたくさん引っかかるし、もともと日本のドラマ「Pure Soul ~君が僕を忘れても~」のリメイクということで宣伝効果はバッチリ。ただ観る前にネタバレてるので、あまり気が進まなかったんです。 主演のソン・イェジンちゃんは『四月の雪』『ラブストーリー』などで、もはや説明の要らない韓国の人気女優さん。チョン・ウソンさんはドラマ『アスファルトの男』でイ・ビョンホン氏の弟を演じていた俳優さんです。その頃から素晴らしい肉体と鋭い視線に私は釘付けでございました。 で、内容なんですが。出会って結婚して幸せな新婚生活に四分の三。残りの四分の一で病気が進行していきます。とにかく、現場監督のガテンないでたちもスーツ姿も何を着てもチョン・ウソンがカッコよすぎる。あまりにも彼だけを追っていたので泣くのを忘れてしまったくらい。いや、マジで。 丘に家を建てると言って、スジンをお姫様抱っこするシーンがあります。風でスカートが捲れないように気を遣うさりげなさ。壊れたバックの金具を修理する手際のよさ。匂いが記憶に繋がるアイテムの一つアフターシェーブローション。いったん手で揉み込む仕草なんざ惚れ惚れします。 一緒に観ていた私の母世代(60代)にとってアルツハイマーは稀ではなく、いつ自分が罹るか分からない病。「非常に身につまされる話」で泣けなかったと言われました。スジンは社長令嬢だからすぐに施設に入ることもできる。でも現実はもっと厳しい。確かにそう。でも私は観てよかったと思う。 許すことは心の扉を一つ開けること。そんな些細なことをためらう大人の多いこと。簡単なようで一番勇気がいるのよね。 【OST】私の頭の中の消しゴム 【メイキングDVD】私の頭の中の消しゴム お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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