どっぷりレビュー

話がどうとか内容がどうとかより人気者のキム・ハヌル、クォン・サンウコンビを楽しむ映画です。

高校生ジフン（クォン・サンウ）の家庭教師をすることになった女子大生のスワン（キム・ハヌル）は、態度が悪く勉強する気がまるでない（もちろん成績は最悪）財閥の息子ジフンが二年ダブりの二十歳で自分と同い年だと知る。スワンのことを田舎娘と呼び、家でも学校でもまったくやる気のないジフンに何度もキレそうになるスワンだが、母の言いつけや自身の学費のためにやめることもできない。

ケンカがもとで怪我をしたジフンはスワンに手当てをしてもらう。警察沙汰を起こし父親からアメリカ留学を言い渡されるジフンだが、同級生やスワンの協力のおかげでなんとか目標の成績をとる。彼にとって次第にスワンの存在が大きくなる。

コメディと言うわりに序盤はあまりテンポがよくないです。大きな包丁で鳥をぶつ切りにしていたスワンの母親は「屋根部屋のネコ」のジョンウンオンマでした。ビリヤード場でジフンとケンカした組の総務部長は「悲しき恋歌」でもクォン・サンウを目の敵にしていた同級生です。確かこの人にピストルで撃たれたんだよね。

ジフンが目標の成績をとったら「みんなの前で踊る」と宣言していたスワンは約束どおりセクシーダンスを披露させられます。ダンス自体はうまいのか下手なのかよく分かりませんが、キム・ハヌルさんの可愛らしさや全体を通してのコメディエンヌぶりからにじみ出る人の良さはシリアスもの以上に彼女の魅力として伝わってきました。

ジフンのお父さんが何であんなに腕っ節がいいのかはおいといて、どころどころにサービスショットともとれるサンウの肉体美が拝められ、ファンならずともニンマリすること間違いなし。ただ作品としては何てことはない映画かも。

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