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カテゴリ:韓国映画【マ・ヤ】
韓流シネマ・フェスティバル2005作品です。わたくしの一人祭りも残り5本となりました。観きった暁には小さくガッツポーズでもしようかと思っています。そんなことはどうでもいいんです。
『木浦は港だ』。そのまんま(東は離婚しましたが)木浦という港町が舞台です。ソウルと田舎の対比はよく使われますね。田舎はそこそこいろんな場所が出てくるようになったけど都会はソウル以外聞かないなぁ。 「星に願いを」のチャ・インピョさん、「雪だるま」『受取人不明』『悪い男』のチョ・ジェヒョンさん主演。『菊花の香り』で女医役だったソン・ソンミさんが今回も脇役ながら味のある検事役をされていました。 てっきりシリアスものかと思ったらコメディ映画です。お下劣な場面も多々あります(とくに緑のジャージチーム)。演技力のある俳優さんだとB級でもしまるところはしまってなかなか楽しい。 潜入捜査というと、わたし的に旬なのは「輪舞曲」の竹野内さんですけど、チョ・ジェヒョン演じるソウルの刑事スチョルは腕っ節がまるでダメ。課でもお荷物の彼は一念発起して麻薬密売を暴こうと木浦のソンギ組に潜入を試みる。 木浦は別名ヤクザの町と呼ばれるほどその筋の人が多く、一見愛想のいいタクシー運転手の腕にも見事な彫り物があったりする。スチョルは服役中のヤクザに書かせた紹介状を持って組長のソンギに近づこうとするが、歓迎されるどころか逆に生き埋めにされてしまう(理由は観てのお楽しみ)。 組長ソンギ役のチャ・インピョさん。シリアスな二枚目の印象が強い俳優さんですけど今回はかなり崩れてました(びっくり)。見た目はスタイリッシュ、でも、こと恋愛に関しては夢見る夢子のような純なキャラクターで映画『猟奇的な彼女』や『八月のクリスマス』が大好き。声の高さは松井並み。どうやら木浦なまりを表現されていたよう。言葉の違いが分かるとより面白いでしょうね。 わたしチョ・ジェヒョンさん好きでして(いつのまに?)、彼の弱いキャラがかなり新鮮でした。目をきょろきょろさせて「ラーメンも作れないのか!」って年下のチンピラにボカスカ頭殴られてるんだよ、あの犬商人が。コメディも意外といけるんですね。 茶畑や竹林でのパロディなど分かる人には分かるサービスぶりも楽しいです。 ちなみにこの作品、2004年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭ヤング・ファンタスティック・コンペティション部門でグランプリを受賞したそうです。受賞前のインタビューで「この映画はグランプリを取ってはいけないと思う。韓国では商業映画の扱いだしね。」なーんて答えていた監督。暗にそうではないと言っているようではありませんか。 さらにチョ・ジェヒョン、チャ・インピョのコンビで新しい映画(2006年6月公開予定)が製作中だとか。今度はシリアス系アクションもの? ■制作費100億ウォンの超大作『韓半島』6月公開へ 朝鮮日報 【OST】 (OST)木浦は港だ (送料無料) 【DVD】 木浦は港だ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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