どっぷりレビュー

日本語タイトルはなんのこっちゃと言う感じだし、内容もオーソドックス極まりないですが
島の景色と時代がかった苦労話にはなぜか引き込まれてしまいました。
ドラマでは脇を務めることの多い俳優さんたちが主役級で出演しているのも特徴です。

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原題 : シュロの森
監督 : ユ・サンウク
脚本 : ユ・サンウク
出演 : キム・ミンジョン、キム・ユミ、イ・アヒョン、チョ・ウンスク、イ・ギョンヨン、その他
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エリート弁護士のインソ（キム・ミンジョン）は、二年前仕事で訪れた
巨済（コジェ）島の造船所で女性労働者のファヨン（キム・ユミ）と知り合う。
酔っ払ったファヨンを家まで送り届けたインソは、彼女の祖母から
シュロの木にまつわる母娘二代の話を聞かされる。

今は病に臥す母と、戻ってこなかった父への恨みから
「私は祖母や母のようにはならない」とインソを拒絶するファヨン。

ファヨンを残し、いったんはソウルに戻ったインソだが、
再び巨済（コジェ）島を訪れると、ファヨンはすでに島を出た後だった。

舞台となった巨済（コジェ）といえば、チャ・テヒョン、ソン・ヘギョ主演
『僕の、世界の中心は、君だ。』のロケ地でもありますね。

「秘密」や「守護天使」のキム・ミンジョンさん、お疲れでしたでしょうか？
全体的に浮腫んだ（頬の肉がとくに）印象を受けました。

二年後の現在。大学の特別講義に向かうインソについて行くのが「サムスン」のお姉さん。
「夏の香り」でソン・イェジンちゃんのオンニ（先輩）だったチョ・ウンスクさんが
おばあちゃん姿で登場したのには驚きでした。

恨（ハン）が色濃く残る時代を生きた祖母と母の絆や苦労に比べて
現代のインソとファヨンのロマンスはとても小さなことのように映ります。
こういう映画を観てお年寄りを大事にする気持ちを学ぶ時代なんでしょうか。

ちなみにF4のジェリー・イェン出演、台湾ドラマ「恋のめまい 愛の傷」は
まったくの別物です。


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