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はてなのゆりさん

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2013年07月23日
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ゆーりっくさんの入院生活、二か月 【その2】

二回目の抗がん剤治療、7日間

からの つづきです。




 7月6日 なぜか涙が止まらなかった

抗がん剤投与が終わった解放感はあるのですが、下痢が続いています。
そのせいかどうかわかりませんが、朝から涙が出てなかなか止まらず。
治るかどうか半々で移植も視野に入れてと言われて入院し、病気が予後のよいタイプだとわかり、移植はなくなりました。

さらに、骨髄にも病気はなくなりました。
胸のしこりは名残りカスのようなものだと思われています。

こんなによい方向に向かっているのに、なんで涙が出るんだろう。
朝、巡回の看護師さんに泣いているところを見られ、慰めてもらいました。
私は弱いな〜と思います。

土曜日なので、夫が来てくれました。
苺子が昨日小学校の移動教室から戻ったのですが、家族それぞれにお土産を買ってきたんだそうです。行き先は日光でした。私も秋にバス旅行で行ったな〜。苺子らしいかわいいお土産です。





 7月8日 二回も荷物が届きました

下痢の回数は減りましたが、お腹の調子が微妙なので横になっています。
白血球がだいぶ低くなったので、下痢がよくならなければ整腸剤が処方されるそうですが、点滴はないそうです!
今朝の白血球数は300。(基準値は4000〜9000)
肝臓、腎臓には問題がないそうですが、二度目の抗がん剤後は初回より血球が下がるそうなので、一回目以上に輸血が必要になりそうです。

今日は名古屋から二つも荷物が届きました。
朝は私が姉のように思っている友達から羊羹。
午後は心から親身になってくれている叔父と叔母から食品の詰め合わせ。

電話、手紙、メール、ネットといろんなところで励ましてくれる友達がたくさんいます。
私は親切な人たちに恵まれていて幸せです。





 7月10日 またまた荷物が届きました

昨日から頭の中がグルグル回っています。

今朝の血液検査の結果、ヘモグロビンの濃度は7.4(基準値は11.0〜15.0)。
予想通り貧血の症状です。
好中球実数がゼロなので、まだまだ下がる予測です。
金曜日から赤血球の輸血が始まりそう。

今日も荷物が二つ届きました。
少し前にウイッグのカタログを送ってくれた友達から、別の会社のカタログと、那須のトラピストガレットと立体型のカード。
このカードは押すと川のせせらぎとカッコウの鳴き声が聞こえます。とてもキレイ。

もう一つはカリフォルニアの友達からカードと格言のミニブック。格言はマザーテレサとか、私の心に響くものでした。カードのプリントを読んで、ちょっとだけ泣きました。

If there's one thing you can be sure of, it's this:
whatever comes, you won't be alone.
You'll have thoughts and prayers surrounding and protecting you every step of the way.
So just picture yourself right there in the middle of a big circle of caring...because that's where you are.
And there's no safer place to be.

一つだけ確かなものがあるとしたら、この先何が起きても、あなたは一人ではないということ。
あなたは思いや祈りに包まれて、一歩一歩が守られます。
だから自分を暖かく見守る輪の中心にいることをイメージしましょう。そこがあなたのいる場所だから。
これ以上安心できる場所はありません。

変な日本語になってしまいました。失礼しました。




 
 7月11日 カネミ油症三者会議 被害者側の思い

カネミ油症事件が発覚してから45年。
2013年6月21日、被害者、国、加害企業の会議が初めて開催されました。
ちなみに出席できた被害者は、被害者団体からの代表者のみです。団体があることすら知らない被害者は大勢いるのではと思うのですが、個人単位では何も取り合ってもらえないのが現実です。

ネットで検索すると、マスコミの報道記事がいくつかヒットしますが、被害者の思いに詳しく言及したものはありません。
そこで、長崎県五島市のカネミ油症被害者の会事務局長・宿輪さんが感じられたことをこちらに載せたいと思います。ご本人の了解済みです。

はてなのゆりさんの6月26日のブログを元に感想を書かれて、メールで添付書類として送られてきました。
スマホから添付書類のコピーの方法がわからないので、打ち直します。
宿輪さん、打ち間違いがあったら申し訳ありません。

矢印の下が宿輪さんの思いですが、被害者全てに共通する気持ちだと思います。
どうぞ、はてなのゆりさんのブログと併せてご覧下さい。
1人でも多くの方に呆れた現状を知っていただきたいです。
日本は企業を保護しても、被害者は切り捨てる。すごく残念ですが、私の中でこんな国になってしまいました。

ここから:

被害者の要望に対する回答が項目別に読み上げられた。
 ↓
会議直前に送られてきたこの回答書は、信じられないくらいに小さな文字で飛行機の中で読もうとしたけれど読むことは不可能だった。本当にひどい。被害者はほとんどの人が読めなかったはず。この字の小ささは嫌がらせとしか思えない。

今回の回答が昭和58年の協定より低く、それより悪くなっているのはおかしい。
 ↓
悪くなっている項目だらけ。話しにならない。相変わらず、「悪いのはPCBの安全性を強調したカネカで自分たちは何も知らなかった。仕方なかった。」ということを社長が言ったときは本当に腹が立った。カネカに大きな罪があることは事実だが、自分の会社は仕方なかったとするカネミ倉庫の態度は決して許せない。卑劣な会社だ。決算をしてみて余りが出たら何ができるか考えるという意味の発言をした。「被害者の健康回復のために何が必要か」ではなく、「余りが出たら何かやりましょう」とは何たることだ!非常に馬鹿にしている。農水省も今年度以上の支援は不可能だと言い切った。何のための法律だ!

亡くなった人への補償がなさ過ぎる。昭和58年に2万円の香典となっているが、現在も同じ。もらっていない人もいるし、1万円に減らされた人もいる。
 ↓
被害者を馬鹿にした額。この会社は500万円の和解金も、確定された判決金も払っていない。裁判を起こした被害者が死ぬのをひたすら待っているのだ。こんなことがまかり通っていいはずがない。

以上





 7月13日 苦しかった

一昨日の夕方から熱が上がりました。
急遽、血液検査、抗生剤の点滴、薬を飲みましたが、翌日になってもなかなか熱が下がらない。
熱と入れ替わりにめまいは止まったものの、耳鳴り、頭痛、咳、悪寒、全身の筋肉痛でふーふー言って寝ていました。

苦しい時に出る言葉は、神様とお母さん。
母はだいぶ前に亡くなっているのにね。
子どもにとって母親はその存在だけで価値がある。
退院してからも、人並に動けなくて寝て過ごすことも多いかもしれないけど、長く生きていたいと思います。

咳がぶり返したので再び胸部のレントゲン。
大きな器械が部屋に運ばれてきました。
点滴は抗生剤の他に、血小板の輸血も。

首から入っているカテーテルが怪しいと、カテーテルを取ることになりました。
カテーテルが感染源になっていても、白血球が少ない状態だと痛みを感じないので、そのまま入れておくと敗血症になることがあるそうなのです。
「もう十分がんばったから、カテーテルを取りましょう。」
と言われました。
カテーテルを入れ直す処置が怖いので、最後まで持たせたかったのに、無理でした。

心を落ち着けるワイパックスと痛み止めを飲んでからカテーテルを抜きました。
先生が入れる時の20分の1の時間と言われた通り、縫ってあった糸を切って、カテーテルを外に出したのですが、あっと言う間で、ちっとも痛くありませんでした。

それから点滴用に腕にルートを作り、早速抗生剤の点滴。
私はすぐに眠ってしまい、終わったこともわからず。
7時くらいから11時半まで爆睡しました。
今朝もまだ微熱がありますが、回復しているようで、座ってスマホで作業することもできます。

名古屋の叔父夫婦からまた荷物が届きました。ゼリーでした。

アメリカのエリー湖畔の町に住む姉妹からカードが届きました。
高校時代に私の家にAFSでホームステイして一緒に学校に通ったシスターです。
カードの中には小学生のお子さんの絵もありました。





 7月15日 厳しい治療だな

熱がなかなか落ち着きません。
具合のいいときは自分が病気のことを忘れそうになるけど、それはほんの一瞬。
一週間24時間抗がん剤を点滴し、そのあと血球が下がると熱が出て、抗生剤の点滴や感染症を知るための血液検査を受けます。

更には輸血。輸血の副作用もあり。
昨日は血小板の輸血もありましたが、きつかった。やっている最中から口の中が痺れてきました。抗がん剤の時みたい。

昨日は夕方から熱が上がり血液検査。
38度前後で血液検査になります。

一日三回以上、体温を測りますが、いつもドキドキです。
昨日は悪寒と頭痛が始まったので、熱が上がるのがわかりました。
湯たんぽをもらって寒気と戦った後は熱くなったので、次は氷枕をもらいました。
感染症の血液検査は二箇所から採血します。
注射も嫌いです。
毎日38度の後半くらい熱が出る。
辛いです。苦しいです。
採血の後は抗生剤の点滴。今までのが効かなかったので、薬の種類が変わりました。

今朝はちょっと頭痛がしていますが、熱は37度前後を行ったり来たり。
朝ごはんの後、歯磨きしながら鏡で自分を見て苦笑しました。
首と腕には処置のテープだらけ。髪の毛は抜けてる。
病気なんだな。苦しいはずだわ。

今朝はブログを書く気力があってよかった。
シャワーを浴びるのはキツイけど、自分の臭いが気になります。あ〜あ。





 7月16日 シャワーを浴びる気力あり

連日、発熱が続いています。
今は微熱。
夕方から熱が上がらないといいな。
このところ、夕方になると寒気が始まり、38〜40度近くになる日が続いています。

抗生剤の点滴は一時間ずつを一日二回続けています。
今日は血小板の輸血も予定されていましたが、今朝の血液検査の結果、血小板がだいぶ回復していたので、中止!
大喜びでした!
血小板輸血は口の中が痺れてくるから嫌いなんです。
嫌いなんて悠長なことを言える状態じゃないのにね。

白血球や好中球はほんの少しですが、回復傾向が見られました。
先生はこの一週間で上がるといいね、と言われています。

今日はアロマサロンをしている友達からアロマグッズが届きました。
一番嬉しかったのはパジャマやシーツにかけられるスプレーです。友達がブレンドしてくれました。病院ではシーツを週に二回交換してもらっているし、パジャマも毎日交換してもらえるのに、それでも臭いが気になるので、助かります。



家



ゆーりっくさんの入院生活、二か月 【その4】

三回目の抗がん剤治療を前に

へ つづきます。

 







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最終更新日  2013年07月23日 11時30分22秒
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