ケロ太の治療日記

前回の治療の成果があるということで、次回の入院治療が12月に決まったケロ太。

もう予約がいっぱいでとても3ヵ月後の10月とかには治療できないと言われて、
できれば幼稚園のうちにあと1回、と思っていたので12月はギリギリ。
（うまくいけば3月にもう一回できるかな～っと）

主人は小学生になったら、小学校を休ませてまで治療をさせる気はない、といいます。
（旅行のために学校を休むのも、もちろんナシ）
わたしも一応その意見に賛成なので、そうなると今後治療できるのは夏休みくらい。

回数をこなしたいな～とは思うけど、ね。

ところが9月に入って幼稚園の日程表を見てびっくり。
ちょうど入院治療して退院した日がクリスマス会なのです。

間違いなくガーゼ姿だろうし、もしかしてまたひどく腫れてしまっていたら出席もできない。
先生だって欠席するかもしれない子を重要な楽器や役につかせるわけないし。


・・・・・・・・。

迷って迷って、病院に行き、次に予約の入れれる来年1月末に延期してきました。
（そのときは行事はないのは確認ずみ）

その話をわたしの母にしたら、ひどく説教されて。

「そんな記憶に残らないような幼稚園の行事より、治療のほうが大事でしょう！」


でもね、今だってあざがあることで、「あざのないふつうの子」より制限されていることがある。幼稚園たくさん欠席したし、ガーゼ姿を笑われたり、一人だけ外遊びで帽子かぶってるのが変だって囲まれたり、

そんな辛い思いをさせないために治療が優先なのかもしれないけど、

でも、わたしは思う。
「今しかできないことで、ケロ太がやれることを制限してまでやる治療ではない」

だって、親のエゴだから、治療したいのは。
ケロ太が自分の意思で「クリスマス会なんて欠席でいいから、治療したい」と言ったわけじゃない。ケロ太はクリスマス会で念願のピアノを弾きたいと今から言っている。
そんなのは子どもの浅はかな考えだから、親が長い目で見て治療を無理にさせるべきだと、母親は言うけれど、

じゃあ、その一回余分にやって治るの？
完全に治るの？

そんなわけはない。扁平母斑は本来「治らないあざ」だ。
この一回で治るって保障があるならわたしだって行事の一回くらい平気だけど、

これから先、何度もこういう場面があって、そのたびに我慢させたとして、

で、結局治らなかったら？

なんも思い出もなく、ただ辛い治療だけの少年時代をすごすことにならないのかな。





そう思って延期したけど、自分の親から頭ごなしにそう言われて泣けてきちゃった。

わたしはケロ太が大事。
母親（おばあちゃん）もケロ太がかわいい。

分かってるけど、いろんな考えがあるって分かってるけど、難しいね。