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今日、2人の選手が現役生活最後の試合を迎えた。
ある男は、チームの日本一に立ち会い、涙を流した。 そして、胴上げ。 4月に引退宣言をしてから半年。 地元での日本一を決め、有終の美を飾った。 彼は入団会見でこう言った。 「球場を満員にしたい」 と。その言葉どおり満員の球場で、彼は現役を引退した。 アメリカと日本。 太平洋を往復し、両国でのトップを決める試合を経験した。 強肩、守備力。そして勝負強い打撃。 もう来年からそのプレーは見られない。 ある男は、数年前、長年いたチームを去り、テストで今のチームに入った。 前のチームと同様、出場機会に恵まれた訳ではなかったが、チャンスで確実にバントを決めた。 積み上げた通算犠打は533。世界記録。 「エンドランをやらせたら日本一の選手」 とも評された。42歳と言う年齢を感じさせない守備、打撃。 彼はシリーズ前に言った。 「このチームで日本一になりたい」 と。彼らしい言葉だった。 しかし、この願いは叶わず。 今日、最後の犠打を成功させた。 それでも、引退の瞬間はベンチで、相手の胴上げを見るというものだった。 来年、彼はコーチ専任となる。 北海道日本ハムファイターズ SHINJO 中日ドラゴンズ 川相昌弘 勝利して去る者、敗北して去る者。 2人の対照的な姿。これが日本シリーズの厳しさを物語っている。 引き際を飾ったSHINJO。ボロボロになるまで現役にこだわり続けた川相。 スターと職人。同じ引退でもその形は全く違う。 ありがとう。お疲れ様でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 26, 2006 10:55:32 PM
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