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カテゴリ:ニュース
昨日の新聞を読んで思った話です。
「移植は死体から提供されるのが基本。 健康な身体に傷をつけるのは倫理的に問題があるから。」 これが 死体移植を進める上での 一般的な理念なのだろうけど 私は以前にも書いたが 死体移植、基本的には反対です。 それ以外に方法がないので 死体移植を待つ気持ちは良くわかります。 私も もし子供が病気なら 移植を切望するに違いない。 日本では子供の臓器移植は認められていないから良いけれど もし運悪く 自分の子供が脳死状態になったら 人生で一番哀しい時間に遭遇してしまった両親に 移植の話を持ちかけるのは 倫理観に反しないのでしょうか? 自分の子供を助けてくれなかった病院が 他の子を助けようとするのに 協力しなくちゃいけないのか? しかも 本当に心臓が止まってしまう前に 数時間のうちに決断を迫られる。 私はそんな目に遭いたくない。 そして 外国で事故に遭えば、自分が対面する前に既に臓器が抜かれている可能性もある。 文化が違っても 親の気持ちがそんなに変わるとは思えないんだけど・・ 他方、病院側は 移植手術をすれば 法外とも思える様な額を患者に請求するわけです。 その一部でも ドナーの家族に支払われても良いのではないかと思います。 家族は金銭の受け取りを拒否しても良いわけだし 交通事故で子供を失った両親が損害賠償を請求するように 金銭で多少は気持ちの整理がつく場合もあります。 そして今回問題になっている腎臓移植。 これに関しては 二つあるから売買が問題になっているわけで 日本の移植待ちの方については なぜ家族からの提供が少ないのか? あるいは移植が出来る病院が少ないのか? 一万人以上が待っているのに 04年の移植が900例。 少なすぎる。 これについては 問題はどこか別の所にあると思われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.10.03 11:26:42
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