Easy Going～気楽に行こう～

市役所に行った主人から、LINEで写真が届いた。
花苗がレジ袋に入って大量に並んでいて、奥に「ご自由にお持ち下さい」の張り紙。


見たところ、パンジーかビオラ。かなりの大苗。
「どうする？もらってく？」と主人。

市役所のプランターに植えられていたものだろうか。ちょうどゴーヤなどグリーンカーテンに植え替える時期。それで片付けられたのだろうか。
と、辺りを見てもらったら、やっぱりそうだったよう。まさに植え替え作業中で、プランターにスコップがささったまま。

それならと、遠慮せずいただいた。

主人が帰宅して、苗を受け取った。
思ったよりも大きな苗。花がらを摘んだあともある。ずっと大事に世話されてきたよう。植え替えに支障がないよう、根もきちんとついた状態。
すぐさま、手頃な鉢に植え付けて、玄関を彩ってもらうことにした。

立派な大苗なので、即戦力で映える。


昔から、気にしても仕方ないのだけれど、ずっと気掛かりなことがあった。
例えばクリスマスのシーズンになると、駅や商業施設など、至る所でポインセチアが飾られる。それが12月25日の夜中に、全てお正月のデコレーションに切り替わる。
あれだけのポインセチアはどうなったのだろう。全て廃棄処分なのだろうか。
そんなことを毎年考えてしまう。
あるいは、Instagramでお庭をきれいにされている方を拝見すると、花が終わりかけたら抜いてしまう。そして新たな苗を植え付ける。そうやって、花が途切れないきれいなお庭を保っておいで。その労力はすごいのだけれど、、、なんだかモヤモヤしてしまう。
ひとつひとつが命。
慈しむというか愛でるというか。
私の価値観が変わっているのだろうけれど。

今回、とっても嬉しかった。
パンジー苗を１株１株、根を傷めないよう植え替えできるよう配慮されて抜かれて、レジ袋にいれて、市民が自由に持ち帰れるようにされた手間。それをこなしてから、グリーンカーテン作業に取り掛かられた。少しでも早く持ち帰って植え付けできるように。
グリーンカーテンには関係ない余計な一手間。
このパンジーを大切に面倒を見てこられたのを感じた。


生産者さんへ
立派な大苗を、無事にうちにお迎えしました。とっても嬉しいです。
それから、昔からずっと気掛かりだった悲しみを、あたたかな気持ちで塗り替えることができました。
パンジーの第二の人生（花生？）を、１日でも長く楽しめるようお世話したいです。
ありがとうございます(*^_^*)