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Dr.須藤明治の健康ひとくちメモ

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2005.03.21
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カテゴリ:ダイエットの真実
今日の新聞の一面に、アンジオポエチン関連成長因子(AGF)が
肥満を防ぐたんぱく質であるという記事がでた。

このたんぱくは、2003年に慶応大学の尾池雄一専任講師らにより
発見され、肝臓から分泌し、血管・皮膚・軟骨などの細胞増殖を強力に促し、
傷の治療を促進されるという機能がわかっていた。尾池先生は、以前、熊大におられたような気がするが。

そのたんぱくが今度は、肥満に関係している事実を実験用マウス
を利用して解明している。

この実験用マウスとは、ある特定の遺伝子を排除(ノックアウト)したり、増やしたりしした、遺伝子を組み換えたマウスのことである。

このたんぱくをコードしている遺伝子を排除すれば、このたんぱくはつくられ
なくなるという仕組みである。また、いろいろなベクターを使えばある時期に
強制発現させることもできる。

このたんぱくがつくられないマウスでは、基礎代謝が低下し、皮下脂肪が多く、
糖尿病の症状も現れている。一方、このたんぱくが2倍つくられるマウスでは、
高カロリーのエサを与えても普通のマウスの1/3程度の体重増加にとどまっていた。

つまり、このたんぱくによって代謝が高まり、肥満が解消されるというわけである。

あくまでも基礎研究であるが、将来、痩せ薬のヒントにはなるだろう。
代謝が高くなると寿命や癌化などの影響も考慮しなければならないが。

それにしても、まだまだ、明らかにされていない生命の機序がたくさんある。





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Last updated  2005.04.26 11:14:45
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