発病まで2日・・・ヘルニア(35歳)
苦しさで目が醒めた。体が動かない・・・金縛り・・・ではなかった。手足は動く。どうやら頭が動かないようだ。動かそうとしても痛みのせいで全然ダメ。頭が枕にくっついて離れない。枕もとの時計を手探りでみつけ、時間をみるとまだ夜明け前。家族はまだ寝ている。大声を出そうとしても、痛みで小さな声しか出ない。とにかく起き上がらねばと、奮闘が始まる。普通に起き上がろうとするが、腹筋の力だけでは起きれず、手も使ってみるが×うつ伏せになれば手足を使って起きれるかと思ったが横向きになることすらできない。ベッドだったので、体をずらして足を床に下ろし、頭を軸にし、両手両足を使って体を反転させる。額がベッドについたまま下半身をベッドから滑り落として、渾身の力で頭を持ち上げて、床に座り込む。そのまましばらく休んでいたら、痛みも少し和らいできた。さらにふんばって立ち上がり、家族に助けを求める。ここまで1時間以上の戦いであった。整形外科を受診したら、「頚椎椎間板ヘルニア」と診断される。椎間板(背骨の間に挟まっている軟骨)が押しつぶされて髄核(ゼリー状の物質)が飛び出し神経を刺激しているそうだ。原因は姿勢の悪さ・・・猫背・・・注射のために毎日1ヶ月以上通院する。仕事が忙しくて会社を休めなかったので同僚のTさんに毎日送り迎えをしてもらう。お世話になりました・・・就寝時は横になることができないので、臨時のイス型ベッドで眠る。ゴルゴ13もどきの私・・・