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2005年06月23日
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カテゴリ:カテゴリ未分類


シェブロンが米石油大手ユノカルを買収することで「合意」したと4月上旬に発表されたが、ここに再度、中国3位の石油会社CNOOC(中国海洋石油)が割り込んできたことでこの買収劇が揺れている。CNOOCがユノカル買収に提示する金額はシェブロンの提示額を10%上回る200億ドルと言われていたが、本日の発表によると、現金で185億ドル(約2兆円)だったようである。

ユノカルがシェブロンと合意したようにこのままシェブロンと合併するのか、今回のCNOOCによる買収案を受け入れるのか、それともシェブロンが買収金額を増額することでシェブロンが買収するのか、これらは今後の動き次第でどう変化するのかわからないとしか言えないだろう。

CNOOCの傅成玉・会長兼最高経営責任者(CEO)は、本日23日に、「取締役会は、2カ月にわたり買収案を検討した後、全会一致でユノカル買収案を支持することに合意した。われわれはこの案件を完了し、買収を成し遂げる決意を固めた」、「ユノカル株主にとって非常に良い提案だ。すべて現金で支払われる」とコメントしている。

さて、ここで私が注目したいのが、このCNOOCがユノカルを買収することで取締役会が本日「全会一致で合意」した背後にいた“まとめ役”がロスチャイルドだったということである。

フィナンシャル・タイムズは21日に、「CNOOCの4人の取締役が明日か23日にも開かれる取締役会で、4人の非常勤取締役に買収案を支持するよう求めるという。非常勤取締役は4月時点で買収提案に反対していたが、英投資銀行のロスチャイルドを中心とした顧問団がまとめている報告の内容次第で支持に回るとみられている」と報じていた。
フィナンシャル・タイムズは17日にも、「中国海洋石油は今年4月、経営陣が練っていたユノカルの買収計画に非常勤取締役が反対し、取締役会が分裂していた。その非常勤取締役を英投資銀行ロスチャイルドが率いる独立アドバイザーのグループが説得する可能性がある」と報じていた。

ロスチャイルドが説得したことで本日のCNOOCの取締役会が「ユノカル買収を全会一致で合意」したと読み取ってなにも問題はないだろう。CNOOC側についているアドバイザーは、ゴールドマン・サックス・グループJPモルガン・チェースであることにも注目しておきたい。CNOOCはユノカル買収の資金として、ゴールドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェースから、30億ドルのつなぎ融資を確保している。

※ ユノカル買収で合意していたシェブロンとは、メロン財閥の「ガルフ石油」とロックフェラー財閥の「スタンダード石油カリフォルニア」、そして「テキサコ」、これらを“合体”させた巨大企業である。


・・・と、以上のようにロスチャイルドの名前が登場したので、これまで以上にユノカル買収がどうなるのか興味を持って見たきたわけです。それで、ユノカルとは関係ないんだけど検索中にさきほど発見したのが以下の記事2つ。



ロスチャイルド:アジア業務拡大狙う―香港ジャーディンとの関係活用 (ブルームバーグ)
2005年6月23日(木)19時07分

6月23日(ブルームバーグ):投資銀行大手ロスチャイルドは、同業で香港のジャーディン・マセソン・ホールディングスとの関係を生かし、世界で最も急速に伸びている合併・買収(M&A)市場であるアジアでのシェア拡大を狙っている。

アジアで1830年代に業務を開始したジャーディンは、ロスチャイルドの英部門の経営権を持つ会社の株式20%を、英保険ロイヤル・アンド・サン・アライアンス・インシュアランス・グループから1億8500万ドル(約200億円)で取得することで合意した。

ロスチャイルドのマネジングパートナー(パリ在勤)、ライオネル・ジンスー氏は22日の電話インタビューで、「われわれの顧客はアジアに大きな関心を寄せている」と述べた上で、同社の香港事業は「欧州の投資銀行に似つかわしい」規模に成長するとの見通しを示した。

中国3位の石油会社、中国海洋石油(CNOOC)は、米石油会社ユノカルに現金185億ドル(約2兆100億円)での買収を提案。提示額は同業の米シェブロンが先に合意していた買収案の額を上回った。ロスチャイルドは、この買収提案でCNOOCに対する助言業務に携わった。

http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/mn_jbntext.html?id=23bloomberg15aN7MIsu5Ui7M



ロスチャイルド、ジャーディンと提携してアジアで業務拡大へ(6/23)※

世界有数の独立系投資銀行グループ、ロスチャイルドがアジアでプライベート・バンキングと投資銀行業務を拡大する模様だ。これは香港の商社であるジャーディン・マセソンが、英国の保険会社のロイヤル・サンアライアンス(RSA)からロスチャイルドの持株会社株式20%を取得すると決定したことが契機になっている。取得価格は1億870万ポンド。

ロスチャイルドのフランスと英国の投資銀行業務を統括するデービッド・ロスチャイルド男爵は、ジャーディンと協議を行なう前にロスチャイルドが株式を取得する方式も検討したが、「企業文化の側面から外部の株主がいた方が健全であり、その方が会社機構の整備が進むと考えた」と明かしている。

同氏は、今回の株式の売却は会社の構造を変えるステップではないかとの見方を否定し、「会社の構造を変えるという議論はなく、会社を上場したり売却したりする意思はまったくない」と述べている。

ロスチャイルドの英国、米国、豪州の投資銀行の親会社はロスチャイルズ・コンティニュエーション・ホールディングス(RCH)であり、RSAはこのRCHの20%の持分をジャーディン・ストラテジック・ホールディングスに売却する。

ジャーディン・ストラテジック・ホールディングスは、ロスチャイルドで唯一の「非ロスチャイルド系の」株主となり、ジャーディンからはRCHの取締役会に2名の取締役を送る。この2名の取締役は、アジアにおけるプライベート・バンキング業務の構築と投資機会の開拓を担当する予定だ。

英フィナンシャル・タイムズ特約



※ ジャーディン・マセソン社は、1832年にウィリアム・ジャーディンとジェームス・マセソンにより、中国の広州に設立された会社で、デント社やボーンズのラッセル&カンパニーと並ぶ「アヘン貿易」の中心的企業であり、坂本竜馬や岩崎弥太郎などを背後から操った明治維新最大の黒幕トーマス・グラバーの黒幕的(グラバー商会の資金源)な存在でもある。したがって現在の「三菱財閥」にはグラバーの“血”が流れている。

明治維新とはなんだったのか:トーマス・グラバーについて
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200408220000/

最新日本政財界地図(19)
http://www.yorozubp.com/0411/041117.htm

米英に操られた幕末の日本
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200412290000/

グラバー考(「明治維新とグラバー」考)
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/



ロスチャイルドと野村証券が提携
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200502150000/

日興コーディアル証券がLCFロスチャイルド・グループと提携
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200504200001/



中国海洋石油の傅CEO:ユノカル買収案についてコメント (ブルームバーグ)
2005年6月23日(木)14時52分

◎ユノカル従業員の扱いや、同社への投資方針について:
「合併後の新会社では、ユノカルの従業員のかなりの部分を雇用し続ける。われわれは今後も、ユノカルの従業員の専門知識を活かしたい」
「われわれはメキシコ湾への投資を継続する」
「予見し得る将来、ユノカルの経営に変更を加える計画はない」

◎米監督当局による買収案承認の見通しについて:
「これは純粋な商取引だ。米国の国家安全保障に対しマイナスの影響はないと考える。米政府は世界規模の自由貿易を推進している。米企業も中国の資産を買収している」
「われわれは、米政府がこの取引を支持することに自信を持っている」

◎合併の戦略的根拠について:
「両社とも主力はアジア事業だ。両社が1つになれば、世界で最も成長が速い地域の1つであるアジアで、主導権を握ることになる」

◎取締役会の意見対立に関する一部報道について:
「取締役会の意見対立に関する報道は誤りだ。われわれが買収案を検討する上で、予想以上に時間がかかっただけだ。従って3月には、買収案を進めることができなかった」
「取締役会は、2カ月にわたり買収案を検討した後、全会一致でユノカル買収案を支持することに合意した。われわれはこの案件を完了し、買収を成し遂げる決意を固めた」


◎買収提案のメリットについて:

「ユノカル株主にとって非常に良い提案だ。すべて現金で支払われる」

「米国にとっても良いことだ。ユノカルの米国産石油とガスは引き続き米国内で販売される。資産は重複しておらず、大規模な従業員削減は見込んでいない」

「適切な事業であり、買収提案は十分採算に合うものだ」

楊CFOは、CNOOCがアジアを中心とした国際的な探査・生産でリードするだろうと述べた。

◎株式売却の可能性について:

「2年以内に増資によって調達し直す予定だが、まだ具体的な日程はない」

◎ユノカル買収後のCNOOCに対する信用格付けについて:

「統合後の会社は投資適格級にとどまると考えている」

◎買収後のユノカル資産売却の可能性について:

「ユノカルはカナダ資産を売却中で、これは多くの関心を引いている」

「中核資産を売却する計画は現在のところない」

「資産をさらに開発するか分離するか保持するかは、戦略と景気に照らして合理的に判断する」

◎買収提案に対する米監督当局の認可見通しについて:

「米規制当局のスタンスについて憶測をめぐらしたくない。われわれは米規制当局の要請に協力していく。承認を得る自信がある」

◎親会社の中国海洋石油総公司と共同で買収提案をしなかった理由について:

「わが社は実際には親会社から財政面で大きな支援を得ている。同じ分野での競合はしたくないため、親会社との共同提案にはならなかった」

◎同業のペトロチャイナ(中国石油)との競争について:

「埋蔵量に関しては、ペトロチャイナが引き続き上回っているが、国際的な知名度については、統合後のCNOOCの方が高くなる」

http://blog.livedoor.jp/ayaka222a/archives/25916232.html



イスラエルとロスチャイルドの百年戦争(6月22日 田中 宇)
http://tanakanews.com/f0622israel.htm







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最終更新日  2005年06月23日 20時15分15秒
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