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楽天・日記 by はやし浩司

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2009年02月08日
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カテゴリ:育児問題
核兵器か何かで世界の人口が半分になればいい
自己中心ママ(失敗危険度★★★)

●もともとはわがままな性格
自己中心性の強い母親は、「私が正しい」と信ずるあまり、何でも子どものことを決めてしまう。もともとはわがままな性格のもち主で、自分の思いどおりにならないと気がすまない。

 このタイプの母親は、思い込みであるにせよ何であるにせよ、自分の考えを一方的に子どもに押しつけようとする。本屋へ行っても、子どもに「好きな本を買ってあげる」と言っておきながら、子どもが何か本をもってくると、「それはダメ、こちらの本にしなさい」と、勝手にかえたりする。子どもの意見はもちろんのこと、他人の話にも耳を傾けない。 

●バランス感覚
 こうした自己中心的な子育てが日常化すると、子どもから「考える力」そのものが消える。依存心が強くなり、善悪のバランス感覚が消える。「バランス感覚」というのは、善悪の判断を静かにして、その判断に従って行動する感覚のことをいう。このバランス感覚が欠落すると、言動がどこか常識ハズレになりやすい。たとえばコンセントに粘土を詰めて遊んでいた子ども(小一男児)や、友だちの誕生日のプレゼントに、虫の死骸を箱に入れて送った子ども(小三男児)がいた。さらに「核兵器か何かで世界の人口が半分になればいい」と言った男子高校生や、「私は結婚して、早く未亡人になって黒いドレスを着てみたい」と言った女子高校生がいた。

●家族のカプセル化
 ところで母親にも、大きく分けて二種類ある。ひとつは、子育てをしながらも、外の世界に向かってどんどんと積極的に伸びていく母親。もう一つは自分の世界の中だけで、さらにものの考え方を先鋭化する母親である。外の世界に向かって伸びていくのはよいことだが、反対に自分のカラを厚くするのは、たいへん危険なことでもある。こうした現象を「カプセル化」と呼ぶ人もいる。一度こうなると、いろいろな弊害があらわれてくる。

たとえば同じ過保護でも、異常な過保護になったり、あるいは同じ過干渉でも、異常な過干渉になったりする。当然、子どもにも大きな影響が出てくる。五〇歳をすぎた男性だが、八〇歳の母親の指示がないと、自分の寝起きすらできない人がいる。その母親はことあるごとに、「生まれつきそうだ」と言っているが、そういう男性にしたのは、その母親自身にほかならない。

●悪循環に注意!
 子育てでこわいのが、悪循環。子どもに何か問題が起きると、親はその問題を解決しようと何かをする。しかしそれが悪循環となって、子どもはますます悪い方向に進む。とくに子どもの心がからむ問題はそうで、「以前のほうが症状が軽かった」ということを繰り返しながら、症状はさらに悪くなる。

 自己中心的なママは、この悪循環におちいりやすいので注意する。


はやし浩司+++++++++++++++++Hiroshi Hayashi

別居か、さもなくば離婚
祖父母との同居(失敗危険度★)

●好かれるおじいちゃん
 祖父母との同居について、アンケート調査をしたことがある。その結果わかったことは、「好かれるおじいちゃん、おばあちゃん」の条件は、(1)健康であること、(2)やさしいこと、(3)経験が豊富であること、(4)控えめであることだった(一九九三年・浜松市内で約五〇人の同居世帯で調査)。

●子どもが生まれる前から同居が望ましい
 反対に同居する祖父母との間のトラブルで一番多いのが、子育て上のトラブル。母親の立場でいうと、一番苦情の多かったトラブルは、「子どもの教育のことで口を出す」だった。「甘やかしすぎて困る」というのが、それに続いた。さらに「同居をどう思うか」という質問については、子どもが生まれる前から同居したばあいには、ほとんどの母親が、「同居はよかった」と答えているのに対して、途中から同居したばあいには、ほとんどの母親が、「同居はよくない」と答えていた。祖父母との同居を考えるなら、子どもが生まれる前からがよいということになる。

●たいていは深刻な問題に
 そこで祖父母との間にトラブルが起きたときだが、間に子どもがからむと、たいていは深刻な嫁姑戦争に発展する。母親もこと自分の子どものことになると、妥協しない。祖父母にしても、孫が生きがいになることが多い。こじれると、別居か、さもなくば離婚かというレベルまで話が進んでしまう。そこでこう考える。これは無数の相談に応じてきた私の結論のようなもの。

(1)同居をつづけるつもりなら、祖父母とのトラブルを受け入れる。とくに子どもの教育のことは、思い切って祖父母に任す。甘やかしなどの問題もあるが、しかし子育て全体からみると、マイナーな問題。メリット、デメリットを考えるなら、デメリットよりもメリットのほうが多いので、割り切ること。

(2)子どもの教育は任せる分だけ祖父母に任せて、母親は母親で、前向きに好きなことをする。そうした前向きの姿勢が子どもを別の面で伸ばすことになる。

(3)祖父母の言いたそうなことを先取りして子どもにいい、祖父母には「助かります」と言いながら、うまく祖父母を誘導する。

(4)以上の割り切りができなければ、別居を考える。
 大切なことは、大前提として、同居を受け入れるか入れないかを、明確にすること。受け入れるなら、さっさとあきらめるべきことはあきらめること。この割り切りがまずいと、母親自身の精神生活にも悪い影響を与える。


はやし浩司+++++++++++++++++Hiroshi Hayashi

おとなになりたくない!
すばらしいと言え、親の仕事(失敗危険度★)

●どうしたらいいか
 こんなことがあった。その息子(高一)が、家業である歯科技工士の仕事を継ぐのをいやがって困っているというのだ。そこで「どうしたらいいか」と。

 今、子どもたちの間で、赤ちゃんがえりならぬ、幼児がえりという奇妙な現象が起きている。自分の将来に不安や恐怖心をもつと、子どもはおとなになるのを無意識のうちにも拒否するようになる。そして幼児期に使ったおもちゃや本を取り出し、それを大切そうにもちあるいたりする。一人の小学生(小六男児)が、ボロボロになったマンガの本をかばんの中に入れていたので、「それは何だ」と声をかけると、その子どもはこう言った。「どうちぇ、読んではダメだと言うんでチョ、言うんでチョ」と。この子どものケースでは、父親に原因があった。父親はことあるごとに、「中学校へ入ると、勉強がきびしいぞ」「毎日五、六時間は勉強しなければならないぞ」と、その子どもをおどしていた。こうしたおどしが、子どもの心をゆがめていた。

●「ペコペコする仕事なんか、いやだ」
 で、私は先にあげた高校生を家に呼んで、理由をたずねてみた。するとその高校生はこう言った。「あんな歯医者にペコペコする仕事なんか、いやだ。それにオヤジは、いつも『疲れた、疲れた』と言っている」と。

 そこで私は母親にこう話した。「これからは子どもの前では、家の仕事は楽しい、すばらしいと言いましょう」と。結果的にその子どもは今、歯科技工士をしているので、私のアドバイスはそれなりに効果があったのかもしれない。

●未来に希望を!
 子どもを伸ばす秘訣は、未来に希望をもたせること。あなたはすばらしい人になる、あなたの未来はすばらしいものになると、前向きの暗示を与える。幼児でもそうだ。少し前、『学校の怪談』というドラマがあった。そのため「小学校へ行きたくない」という子どもが続出した。理由を聞くと、「花子さんがいるから」と。やはり幼児には、「学校は楽しいよ」「友だちがいっぱいできるよ」「大きな運動会をするよ」と、言ってあげねばならない。そして……。

 子どもには、「お父さんの仕事はすばらしいよ」と言う。いや、言うだけでは足りないかもしれない。生き生きと楽しそうに仕事をしている前向きの姿勢をどんどんと見せる。そういう姿勢が子どもを伸ばす。





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最終更新日  2009年02月08日 19時03分36秒
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