2500217 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

楽天・日記 by はやし浩司

楽天・日記 by はやし浩司

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2009年03月27日
XML
カテゴリ:育児問題
●親のあせり



【質問4】



 小学校へ行きだして、まわりを見ると、みな、親たちが子どもに、「勉強しなさい」「塾へ行きな
さい」と言っているのを聞きます。それを聞くと、あせってしまいます。どこまで親がすればよい
のか、悩んでいます。



【参考意見】



 YESかNOか、決めかねているときというのは、心も緊張し、そのため、たいへん不安定にな
ります。あなたが感じている不安感や、焦燥感も、そのあたりから生まれています。



 そういうときは、どちらか一方にすなおに、ころぶしかありません。ほかの親たちと同じよう
に、子どもには、「勉強しなさい」と言い、何も考えず、子どもを塾へ通わせる。あとは子どもが
もちかえる成績に一喜一憂しながら、子どもの未来を心配したり、あるいはその未来に希望を
もったり……。



 それがいやだというなら、あなた自身が、確固たる、子育て観と人生観を確立するしかありま
せん。「私は私」「私の子どもは、私の子ども」とです。



 そのために、私は、いろいろな情報と知識を提供しています。毎週、子育て通信を無料で配
信しています。(1000号で廃刊になりますので、早い者勝ちですよ!)



 「どこまで親がすればよいか」についてですが、親として必要なことはしまう。しかし必要以上
のことはしない。その限度をわきまえている親が、真の家族の喜びを与えられます(バートラン
ド・ラッセル)。



+++++++++++++++++++



自由な教育について書いた原稿を

添付します。



+++++++++++++++++++



常識は偏見のかたまり

●おけいこ塾は悪?

アインシュタインは、かつてこう言った。「常識などというものは、その人が十八歳のときにもっ
た偏見のかたまりである」と。



●学校は行かねばならぬという常識…アメリカにはホームスクールという制度がある。親が教
材一式を自分で買い込み、親が自宅で子どもを教育するという制度である。希望すれば、州政
府が家庭教師を派遣してくれる。



日本では、不登校児のための制度と理解している人が多いが、それは誤解。アメリカだけでも
九七年度には、ホームスクールの子どもが、一〇〇万人を超えた。毎年一五%前後の割合で
ふえ、〇一度末には二〇〇万人になるだろうと言われている。それを指導しているのが、「LI
F」(自由に学ぶ)という組織。「真に自由な教育は家庭でこそできる」という理念がそこにある。



地域のホームスクーラーが合同で研修会を開いたり、遠足をしたりしている。またこの運動は
世界的な広がりをみせ、世界で約千もの大学が、こうした子どもの受け入れを表明している。



●おけいこ塾は悪であるという常識…ドイツでは、子どもたちは学校が終わると、クラブへ通
う。早い子どもは午後一時に、遅い子どもでも三時ごろには、学校を出る。ドイツでは、週単位
で学習することになっていて、帰校時刻は、子ども自身が決めることができる。



そのクラブだが、各種のスポーツクラブのほか、算数クラブや科学クラブもある。学習クラブは
学校の中にあって、たいていは無料。学外のクラブも、月謝が千円前後。こうした親の負担を
軽減するために、ドイツでは、子ども一人当たり、二三〇マルク(日本円で約一四〇〇〇円)の
「子どもマネー」が支払われている。



この補助金は、子どもが就職するまで、最長二七歳まで支払われる。こうしたクラブ制度は、カ
ナダでもオーストラリアにもあって、子どもたちは自分の趣向と特性に合わせてクラブに通う。
日本にも水泳教室やサッカークラブなどがあるが、学外教育に対する世間の評価はまだ低
い。ついでにカナダでは、「教師は授業時間内の教育には責任をもつが、それ以外には責任
をもたない」という制度が徹底している。そのため学校側は教師の住所はもちろん、電話番号
すら親には教えない。



 日本がよいとか、悪いとか言っているのではない。日本人が常識と思っていることでも、世界
ではそうでないということもある。それがわかってほしかった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年03月27日 08時17分30秒
[育児問題] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.