全て
| カテゴリ未分類
| 育児問題
| 教育問題
| 子どもの問題
| 育児エッセー
| 人生論
| 時事問題
| 日々の随筆
| 家族のこと
| 自分(はやし浩司)史
| 友人より
| BW教室のこと
| 生きザマの問題
| 心の問題
| 育児のコツ
| 親子の問題
| 宗教問題(心の問題)
| 幼児・子どもの心理
| 老人問題
| 【保存原稿・SS】
| 旅行記
| ニュース
| 子どもの世界
| 私が見た映画
| ●宗教
| ●日本について
| 社会時評
| 夫婦の問題
| ●経済について(日本+国際)
| 英語のことわざ
| ★BW方式
| 小説
| BW教室
カテゴリ:育児問題
●親のあせり
【質問4】 小学校へ行きだして、まわりを見ると、みな、親たちが子どもに、「勉強しなさい」「塾へ行きな さい」と言っているのを聞きます。それを聞くと、あせってしまいます。どこまで親がすればよい のか、悩んでいます。 【参考意見】 YESかNOか、決めかねているときというのは、心も緊張し、そのため、たいへん不安定にな ります。あなたが感じている不安感や、焦燥感も、そのあたりから生まれています。 そういうときは、どちらか一方にすなおに、ころぶしかありません。ほかの親たちと同じよう に、子どもには、「勉強しなさい」と言い、何も考えず、子どもを塾へ通わせる。あとは子どもが もちかえる成績に一喜一憂しながら、子どもの未来を心配したり、あるいはその未来に希望を もったり……。 それがいやだというなら、あなた自身が、確固たる、子育て観と人生観を確立するしかありま せん。「私は私」「私の子どもは、私の子ども」とです。 そのために、私は、いろいろな情報と知識を提供しています。毎週、子育て通信を無料で配 信しています。(1000号で廃刊になりますので、早い者勝ちですよ!) 「どこまで親がすればよいか」についてですが、親として必要なことはしまう。しかし必要以上 のことはしない。その限度をわきまえている親が、真の家族の喜びを与えられます(バートラン ド・ラッセル)。 +++++++++++++++++++ 自由な教育について書いた原稿を 添付します。 +++++++++++++++++++ 常識は偏見のかたまり ●おけいこ塾は悪? アインシュタインは、かつてこう言った。「常識などというものは、その人が十八歳のときにもっ た偏見のかたまりである」と。 ●学校は行かねばならぬという常識…アメリカにはホームスクールという制度がある。親が教 材一式を自分で買い込み、親が自宅で子どもを教育するという制度である。希望すれば、州政 府が家庭教師を派遣してくれる。 日本では、不登校児のための制度と理解している人が多いが、それは誤解。アメリカだけでも 九七年度には、ホームスクールの子どもが、一〇〇万人を超えた。毎年一五%前後の割合で ふえ、〇一度末には二〇〇万人になるだろうと言われている。それを指導しているのが、「LI F」(自由に学ぶ)という組織。「真に自由な教育は家庭でこそできる」という理念がそこにある。 地域のホームスクーラーが合同で研修会を開いたり、遠足をしたりしている。またこの運動は 世界的な広がりをみせ、世界で約千もの大学が、こうした子どもの受け入れを表明している。 ●おけいこ塾は悪であるという常識…ドイツでは、子どもたちは学校が終わると、クラブへ通 う。早い子どもは午後一時に、遅い子どもでも三時ごろには、学校を出る。ドイツでは、週単位 で学習することになっていて、帰校時刻は、子ども自身が決めることができる。 そのクラブだが、各種のスポーツクラブのほか、算数クラブや科学クラブもある。学習クラブは 学校の中にあって、たいていは無料。学外のクラブも、月謝が千円前後。こうした親の負担を 軽減するために、ドイツでは、子ども一人当たり、二三〇マルク(日本円で約一四〇〇〇円)の 「子どもマネー」が支払われている。 この補助金は、子どもが就職するまで、最長二七歳まで支払われる。こうしたクラブ制度は、カ ナダでもオーストラリアにもあって、子どもたちは自分の趣向と特性に合わせてクラブに通う。 日本にも水泳教室やサッカークラブなどがあるが、学外教育に対する世間の評価はまだ低 い。ついでにカナダでは、「教師は授業時間内の教育には責任をもつが、それ以外には責任 をもたない」という制度が徹底している。そのため学校側は教師の住所はもちろん、電話番号 すら親には教えない。 日本がよいとか、悪いとか言っているのではない。日本人が常識と思っていることでも、世界 ではそうでないということもある。それがわかってほしかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月27日 08時17分30秒
|