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楽天・日記 by はやし浩司

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2009年06月29日
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カテゴリ:育児問題
●何かの脳の病気?

+++++++++++++++++

私の年代になると、まず気になるのが、
脳みその状態。
友人と会っても、まず最初に、「お前はだいじょうぶか?」
「あいつはだいじょうぶか?」「ぼくもあぶない……」
というような会話から始まる。

が、この方法は万能ではない。
私自身の脳みそもおかしいばあい、
相手のことを正しく判断することができない。
「お前はだいじょうぶだよ」と言っても、また言われても、
安心はできない。

こうして私たちは、どんどんと、ボケていく。
不可逆的にボケていく。
肉体と同じように、知力、気力ともに衰えていく。

で、こんな話を聞いた。
そのまま紹介するわけにはいかないので、
少し私のほうでアレンジする。

+++++++++++++++++++

●ボイスレコーダー

その知人(男性、50歳)には、10歳ほど年上の姉がいる。
今年、満60歳になるという。
その姉の会話が、このところ、どうもおかしい、と。

その知人によれば、こうらしい。

ある特定のことについては、ことこまかに覚えている。
まるでビデオカメラか何かで撮影でもしたかのように覚えている。
そしてそれについて話し出すと、口が止まらなくなる。
その間、相手の話を聞かない、つまり一方的にしゃべるだけで、会話にならない。

が、何を話したいか、それもつかめない。
話の内容が、とりとめもなくつづき、どんどんと変わっていく。
「だからどうしたらいいの?」という部分がない。
ときにそれがグチになることもある。
ネチネチといつまでもつづく。

が、その一方で、数日前に話したことを、ポンと忘れてしまうことがあるという。
そこでその知人は、自分の姉と話すときは、必ずメモ用紙か、
ボイスレコーダーを用意するという。
そしてその姉がおかしなことを言ったりしたら、すかさず、メモを見せ、
「おまえは、昨日、こう言ったぞ」と言うことにしている、と。

が、この方法も、最近では通用しなくなってきたという。
メモそのものを疑うようになった。
メモを見せたとたん、「そういうウソをつくな!」と、逆に怒鳴られたこともあるという。
で、ボイスレコーダーということになった。

が、これにも猛反発。
声を聞かせようとすると、「あんたは、そんな卑怯なことをするのかア!」と。
で、ボイスレコーダーのほうは、あくまでも内々の記録用にとどめている、とか。

「父親の介護問題、近所のつきあい、実家の税務問題など、このところ金銭問題
がからむ問題が多くなってきたので、そういうやり方でもしないと、話にならない
のです」
「何しろ、つい数日前に約束した話でも、ポンと忘れてしまうのですから」と。

その知人は、私に「何の病気かね?」と聞いた。
私は「わからないです」と答え、「一度、病院で診てもらったほうがいいよ」と
アドバイスした。

●原因

うつ病によるものなのか、それとも認知症によるものなのか?
ある特定のことだけ、ことこまかに覚えているというのは、どういう病気による
ものなのか?

私たちでも何かのことに強いこだわりを覚えると、それについて、こまかいことを
覚えているということは、よくある。
が、それにも程度というものがある。
うつ病患者の主症状のひとつが、「異常なこだわり」となっている。
こまかいことに固執し、いつまでも悶々とそれについて悩む。

一方、「ポンと何かのことを忘れてしまう」(知人の言葉)というのは、アルツハイマー
病などの主症状のひとつにもなっている。
「エピソード記憶の喪失」というのが、それである。
で、その知人の姉のばあい、その2つの病気が、同時進行の形で、起きていることも
考えられなくはない。
私たちの年代になると、ボケがうつ病を併発しているのか、うつ病がボケを併発
しているのか、専門のドクターでもその判断がむずかしいという。

で、その知人には、もうひとつ、心配ごとがある。
その知人の父親も、頭がおかしくなってしまい、今は施設に入っているという。
で、姉もおかしいとなると、「今度は自分」ということになってしまう。

脳の病気には、遺伝性はあるのか。
それとも、ないのか。
だから別れ際、私にこう言った。

「ぼくは、あなた(=私)からみて、おかしくありませんか?」
「おかしいと思ったら、教えてくださいよ」と。
で、私はこう答えた。
「ぼく(=私)もおかしくなったら、どうします」と。

本当にさみしい年代になった。
こんな会話で話が始まり、こんな会話で話が終わる。
そんなことが多くなった。


Hiroshi Hayashi+++++++

●2つの記事

+++++++++++++++++

今日(09-05-26)、韓国がPSIに
正式に参加すると表明した。

K国はかねてより、「韓国のPSI参加は、
宣戦布告である」と表明している。
それはそれとして、中国国内での報道と、
韓国国内での報道が、評価のしかたにおいて、
180度違うというのは、たいへん興味深い。

+++++++++++++++++

●まず北京発(NIKKEI NEWS)

北京発のニュースでは、『北東アジアの平和と安定に資する行為を多くなすべきだ」と、
防衛強化の動きに懸念をにじませた』と、「懸念」という表現を用いている。

一方韓国の中央N報は、『K国の攻撃に対抗した防御だ、と評価した』(同日)と報道
している。

「懸念」と「評価」、どちらが正しいのか?
その両者を読み比べてみてほしい。

 【北京=SK】

『……韓国政府が米国が主導する大量破壊兵器の拡散防止構想(PSI)に全面参加する
と発表したことを巡っては「北東アジアの平和と安定に資する行為を多くなすべきだ」と、
防衛強化の動きに懸念をにじませた』(NIKKEI NEWS)と。

【韓国の中央N報】

『中国国際問題研究所の沈世順主任が、韓国政府の大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)
全面参加宣言はK国の攻撃に対抗した防御だ、と評価した。

沈主任は26日、聯合ニュースとのインタビューで、「北朝鮮の核戦力の強化は攻撃的な
ものであり、韓国が核拡散防止のためにPSIに参加するというのは国民の安全を保護す
るためのものだ」と述べた。

沈主任は「K国は以前から韓国のPSI参加に反対してきたが、最近のK国の行動を
見れば、韓国がPSIに参加する口実を提供したとしか考えられない」とし、K国の核
実験に強い不満を表示した』(中央N報)と。

++++++++++++++++++

2つの記事を読み比べたら、だれしも、「どちらが正しい?」と思うにちがいない。
ほかの部分も、かなりちがう。
K国の核実験についても、NIKKEIのほうは、「制裁については、中国側は慎重態度」
と報道しているのに対して、中央N報のほうは、「強い不満を示した」とある。

しかしどちらがどうであるにせよ、こうして世界中の記事を、同時に読み比べることが
できるというのは、すばらしいことではないか。
これもインターネットのおかげということになる。

では、日本での報道は、どうか?
まだ読んでないが、たぶん、今夜の夕刊に、それについての記事があるはず。
あとでそれを読んでみたい。


Hiroshi Hayashi+++++++
●Bツアー

++++++++++++++++++++++

地元に、E鉄道株式会社という運送会社がある。
そのE鉄道が、一方で、Bツアーという、観光バス会社を
運営している。
値段も安く、良心的。
何よりもうれしいのは、目的地まで、そのまま私たちを
運んでくれること。
バスの中では、好き勝手なことができる。
もちろん居眠りもできる。
昨年は、そのBツアーを、月に2、3度、利用させてもらった。
今年に入ってからも、やはり月に2、3度、利用させてもらった。

++++++++++++++++++++++

が、この2か月ほど、Bツアーに参加していない。
「もうコリゴリ」「うんざり」というのが、その理由。
このあたりの言葉では、「往生こいた」という。
Bツアーに問題があるのではない。
(半分は、あるが……。)
うるさいの、なんのといって、オバチャンたちのおしゃべりほど、
うるさいものはない。
そのつど閉口している。

最後に東京の近くにあるI島へ行ってきたが、1組や2組なら
まだ何とかがまんできる。
しかしそんなかしましいオバチャンたちが、何組も乗り合わせたら……!
もう「旅」どころではなくなってしまう。
「我、負けず」とみなが、しゃべり始める。
競いあって、しゃべり始める。

ガチャガチャ、ギャーギャー、ゲラゲラ、ワハハハ……と。
まるで中学校か高校の同窓会のよう。

さらに運の悪いことに、そのときは、これまたレベルの低いバスガイド(失礼!)。
話す内容といえば、テレビのバラエティ番組のことばかり。

「あの店、ほら、あの店……。この前テレビを見ていたら、タレントの
あの○○さんが、行った店ですよ。○○さんは、おいしかったって、
言ってましたよ」とか何とか。
(○○なんて、タレント、知るか!)

で、うしろの席に座ったオバチャンたちは、往復、計4~5時間、
しゃべりっぱなし。
2度目に注意したら、逆に言い返されてしまった。

「私ら、おしゃべりが楽しみで、旅行に来ているもんねエ~」と。

ガイドもガイドだ。
一方で、「携帯電話はオフに……」と言っておきながら、自分はマイクを
使って、前列の人たちと個人的な話をする。
しかもマイクのボリュームは最大!

その旅行を最後に、ワイフとこう誓った。
「もう、こんな旅行はやめよう」と。
……ということで、それ以後は、Bツアーを利用するのはやめた。
もっぱら車や電車を利用している。

●昔はカラオケとタバコの煙

息子たちが子どものころも、ときどきBツアーを利用させてもらった。
そのころは、カラオケが定番。
喫煙は自由。
さらに当時は、バスに乗ると、自己紹介を強いられた。
「私は○○町から参加させてもらいました、▲▲です。
今日は、家族5人で参加させてもらいました」などなど。

私はカラオケもいやだったし、タバコの煙もいやだった。
自己紹介については、それほど抵抗はなかったが、今から振り返ると、バカげたことを
させられたものだと思う。

で、最近は、ガイドのバカ話とビデオ。
それにオバチャンたちのおしゃべり。
そのビデオだが、客の中には、自分でビデオをもってくる人もいる。
ガイドはそういう客を見ると、ホイホイと喜ぶようだが、ちょっと待て!
そのときも、YM興業(お笑いタレント養成学校)制作のビデオだった。
ああいうのを見て笑って喜ぶ人というのは、そのレベルのオバチャンだけ。
「何もこんなところまで持ってきて見ることはないだろ!」と思ったが、
多数決の結果、見るハメに……。

私は耳にイヤホンを詰めなおして、音楽を聴いていたが、あのときも最悪だった。
旅行というよりは、修行のようなもの。
世俗に慣れる修行のようなもの。
そう思って、体を固めて、じっと我慢した。
つまりこういうことが重なって、もうコリゴリ、となった。

……と悪口(=愚痴)を書いてもしかたない。
実のところ、何度か、E鉄道会社には、メールを出した。
「滋賀県を通り過ぎるたびに、養老の滝の話。
今年だけで、もう10回以上、聞きました」と。

そのつどていねいな返事はもらっているが、改善された様子はなし。
だからもう出さない。
返事もいらない。

が、これはE鉄道会社だけの問題ではない。
私たち日本人がもつ文化性の問題である。
その文化性が高くならないかぎり、こうした問題は解決しない。
が、それには、10年単位の年月が必要である。

カラオケがなくなるのに、10年。
禁煙になるのに、10年。
みながやがて静かな旅行ができるようになるのに、さらに10年。
(あるいは20年、かかるかも?)

日本のレベルがどの程度かを知りたかったら、観光バスに乗ってみるとよい。
きっとよい修行になると思う。





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最終更新日  2009年06月29日 06時20分00秒
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