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楽天・日記 by はやし浩司

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2012年05月19日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
●どうして焼津市で???????

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

先週、私とワイフは、焼津市へ行ってきた。
その焼津市にある、焼津さなかセンターで、海鮮どんぶりを食べてきた。
それもあって、つぎのニュースを読み、ギョッとした。

何でも『(焼津市で)昨年8月にかつお節を作る際に燃やした薪の灰から、焼却灰の暫定規制値(1キログラムあたり8000ベクレル)を超える、最大1万3300ベクレルの放射性セシウムが検出されていたと発表した』※(中日新聞・2012年4月13日)というのだ。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●福島県産の薪(まき)

 中日新聞は、こう報道している。

『福島県会津若松産や北関東産の材木などが混在した状態で使用』と。

 少し前、横浜市で販売されていたシイタケから、高濃度の放射性物質が検出された。
加工業者(袋詰め業者)は、藤枝市のX食品会社。
シイタケそのものは、岩手県産であったという。
それを横浜市内のスーパーで販売していた。

 が、こういうニュースを聞くたびに、こう思う。
どうしてこの静岡県で、福島県産の薪を使ったり、岩手県産のシイタケを、袋詰めにしたりするのだろうか、と。
いろいろと事情はあるのだろう。
それはわかる。
それに何も、福島県産のものが、みながみな、放射能汚染されているというわけではない。
それはわかる。
しかしこういう形で、福島第一原発を発生源とする放射性物質が、全国に拡散されていく。
どんどんと広がっていく。
それに私は、恐怖すら覚える。
こんなことを繰り返していたら、放射性物質が全国に拡散されていくのみならず、福島県および東北各県の生産物は、ことごとく信用を失う。

 検査といっても、たまたま検査にひかかったという話にすぎない。
国がどの分野について、どの程度、検査をしているのかは知らない。
しかしそうした検査から、漏れ出た生産物も多いはず。
薪もそのひとつ。
私も、「まさか!」と思った。
まさか、薪まで汚染されていたとは!

●たまたま……

 ほとんどの人は、心を痛めている。
ほとんどの人は、善良な人たちである。
善良な生産業者の人たちに、流通業者の人たち。

が、中には、そうでない人たちもいる。
放射能汚染地域の生産物を安く買いたたき、遠く離れた地域で、こっそりと販売している。
が、ショッピングセンターのような店では売れない。
産地を表示しなければならない。
そこでそうした業者は、産地表示の義務のない、旅館やホテル、食品加工業社に販売している。

 たとえばつい先日(4月はじめ)は、何と愛知県の岡崎市で、高濃度に汚染されたシイタケが見つかっている。
しかも幼稚園の給食に出されていたという。

 たまたまその幼稚園に子どもを通わせる父母が、自分で調べてみたら、発見されたという。
(「たまたま」だぞ!)
どうして東北地方で生産されたシイタケが、愛知県の岡崎市にまで来ているのか?
ほかに産地偽装の問題も、すでに発覚している(2011年)。

 それぞれの生産者の人たちに責任があるわけではない。
また責任を追及しているわけでもない。
こういう報道がなされるたびに、いちばんやりきれない思いにさせられるのは、善良な生産業者の人たちだろう。
それはわかる。

 しかし今、この日本を放射能汚染から守るのは、そうした生産業者の良心でしかない。
流通業者の良心でしかない。
また私たちは、それを信ずるしかない。
が、その信頼感があやしくなったとしたら、私たちは何をどう信ずればよいのか。

 方法としては、つまりそういう形で、ジワジワと汚染が進むようであれば、「できるだけ、あやしい食品は口にしない」ということになる。
被害が及ぶとしても、最小限に抑えたい。
言い換えると、東北産の生産物を食べたり使用したりするのは、できるだけ、避けたい。
そうなってしまう。
が、そうなれなったで、結局は、困るのは、東北地方の人たちということになる。
善良な生産業者の人たちということになる。

●終わりに

 この先も、こうした事例は、頻発するにちがいない。
おもいがけない生産物から、「たまたま」発見される。
そういう事例がふえるにちがいない。

 となると、いったい、私たち日本人は、どうやって、自分の健康と命を守ったらよいのか。
ただただ何ともやりきれない無力感だけが、残る。

(注※)(中日新聞の記事より)
『……焼津市でかつお節を製造する焼津鰹節組合水産加工業協同組合と協同組合焼津水産加工センターは12日、昨年8月にかつお節を作る際に燃やした薪の灰から、焼却灰の暫定規制値(1キログラムあたり8000ベクレル)を超える最大1万3300ベクレルの放射性セシウムが検出されていたと発表した。
 1万3300ベクレルの灰を埋め立て処分する作業を1年間した場合、従業員の被ばく量は年間約1・3ミリシーベルトとなり、一般の許容限度とされる1ミリシーベルトを超える。
 ただ組合とセンターが同時期に製造したかつお節の検査で放射性セシウムは検出されず、全国に流通している』(以上、中日新聞の記事より)と。


Hiroshi Hayashi+++++++April. 2012++++++はやし浩司・林浩司





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最終更新日  2012年05月19日 08時51分36秒



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