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●皮肉
もちろんそうでない子どもも多いです。 心がやさしく、ほっとするような温もりを感ずる子どもです。 が、皮肉なことに、いわゆる受験勉強とは無縁だった子どもほど、親子関係も、うまくいっています。 つまり親が、「金をかけ」「苦労をした子ども」ほど、その分だけ、それなりのエリートにはなりますが、その一方で、人間らしさを失っていきます。 (本人が、それに気づくことはありません。 これは脳のCPUの問題だからです。 自分の子どもにやさしいことをもって、私は「やさしい父親(母親)」と、思い込んでいる人は多いですが……。) で、いつこうしたキレツが始まるかということですが、幼児期にさかのぼります。 親は、子どものためと思い、「勉強しなさい」と言いますが、子どものとっては、それが「虐待」なのですね。 が、親はそれに気づかない。 気づかないまま、無理をしてしまう。 苦労をし、それこそ爪に灯をともすようにして、学費や生活費を工面する。 が、子どもにしてみれば、まさにありがた迷惑。 そのキレツが、徐々に大きくなり、最終的には、断絶となるわけです。 Aさんのケースもそうですが、親は、「大学まで、苦労して出してやった」と考えがちですが、子どもの方は、そうは思っていません。 中には「親がうるさいから、大学へ行ってやる」と言う子どもさえいます。 つまり親の願いどおり大学へ行ってやったのだから、学費+生活費を出すのは当たり前と考えるわけです。 今、ほとんどの大学生が、そう考えています。 つまり親に感謝など、していない。 親の苦労など、どこ吹く風で、遊んでいる。 「大学、遊園地論」が出るようになって、もう30年近くになりますよ。 もう一度、最近、あるニュースサイトに載っていた記事を、読んでみてください。 時代がどう変わったかわかりますよ。 Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司 【資料の整理】(Yahoo・News 2012年6月より) R25が首都圏・愛知・大阪に住む、25歳から34歳の男性300人に実施したアンケートでは、「社会人になって(就職した後)、親からお小遣いをもらったことはありますか?」の問いに対し、 「今も継続的にもらっている」が3%、 「今もたまにもらっている」が11・3%、 「以前にもらったことはあるが、今はもらっていない」が30%、 「もらったことはない」が55・7%となっている。 「今も継続的にもらっている」「今もたまにもらっている」と回答した人に「どれくらいの頻度で、お小遣いをもらっていますか?」と聞いたところ、 最も多かったのは「月に1回程度」(27・9%)。 以下、「4~6か月に1回程度」(23・3%)、 「2~3か月に1回程度」(18・6%)、 「7~12か月に1回程度」(18・6%)となっており、わずか1名ながら「毎週もらう」との回答もあった。 「1回にもらう金額」については、 「1万円以上~2万円未満」が最も多く44・2%。 以下、「1万円未満」(27・9%)、 「2万円以上~3万円未満」(18・6%)と、 3万円未満との回答が合計、90・7%を占めているが、なかには「7万円以上~10万円未満」(4・7%)、10万円以上(2・3%)とかなり親に依存している人も。 ちなみに、親から援助してもらったお金をどのように使っているのかというと、 「食費」(48・8%) 「交際費」(44・2%) 「レジャー費」(37・2%)といった回答が多かった。 例えば人生の節目である結婚に際し、費用を親・親族から援助してもらった人は75・8%。 援助額の平均は196・9万円(ゼクシィ「結婚トレンド調査2011」より)。 また、新居を建てる際には54%の人が親・親族からの資金援助を受けており、そのうち1500万円以上の援助を受けた割合は11・4%(SUUMO「住居に関するアンケート2011」より)。 これに対して、子ども側の言い分は、つぎのようになっている。 ●「時々もらうものに対しては、親が子どもに威厳を保ちたいような感情があるので、喜んでもらっている感じです」(34歳男性) ●「社会人たるもの、必要な資金は自分で調達するべきだが、親の好意に甘えるのも時には必要。親もそれで喜んでくれるのであればなおさら」(28歳男性) ●「こちらから欲しいと言って貰う訳ではないし、これはこれでいいかと」(26歳男性) ●「極力避けたいが、キャッシングとか利用するよりはいいかなと思う」(34歳男性) ●「家族によって違うとは思うが、援助したりされたりすることで繋がりを持っていたいと思う」(26歳男性) ●「ちゃんと働いていて、さらに親から貰えるならいいと思う。使われなかったものは多くの場合、遺産として自分のところに最終的に入ってくるので、いつもらうのかという話」(29歳男性) 「特に多かったのは金銭の授受によって、別々に暮らす親子のつながりが生まれるという意見。 実際、援助することに喜びを感じる親は少なくないため、仕送りを受け取ることが親孝行になるとの考えもあるようだ」(Yahoo・News)と。 ●数字を読む この事実を、どう読むか。 たとえばここに「もらったことはない……55・7%」とある。 この55・7%の中には、逆に、親の小遣いを渡している子どもは、果たして何%いるのか。 さらに言えば、親と子どもが共同経営者になっているようなばあい、たがいに「もらった」「あげた」という関係そのものが成り立たない。 もしそうなら、「もらっている」「もらったことがある」という子どもは、44・3%(100-55・7%)より、はるかに多くなる。 また今回の調査は、「男性」を対象にしたもの。 結婚しているばあいは、妻側が親の援助を受けているケースもあるはず。 実際には、妻側が援助を受けているケースも、多いのではないか? もしそうなら、「もらっている」「もらったことがある」という子どもは、さらに多くなる。 しかしこの常識は、私たち戦後直後に生まれた団塊の世代の常識ではない。 話を先に進める前に、私が知るいくつかの例をあげておく。 ●取り分を請求する子どもたち いろいろな例がある。 ●孫が、遺産相続の裁判を起こす 長野県のS市で、司法書士をしている友人が、こう言った。 「今ではね、子どもが親をたきつけて、遺産相続の裁判を起こす時代だよ」と。 つまり孫である子どもには、遺産相続権は、まだない。 (正確には、「まだ発生していない」。 親が死んで、はじめて親の取り分について、遺産相続権が発生する。) つまり「オレの親父は、実家を出るとき、1円も財産分与を受けていない。 親父にも、遺産相続権がある。 その分を、よこせ」と。 そこで親の実家を預かる、叔父や叔母を相手に、遺産分与の請求をする。 肝心の親自身は、「家を出た」「老親のめんどうをみなかった」という、うしろめたさから、「どうでもいい」と言っているのだが……。 ●「兄貴と平等に、よこせ」 その親には3人の息子がいた。 長男は生まれつき体が弱く、能力的にも恵まれなかった。 そこで親は長男が結婚し、家を出るとき、土地と家を買い与えた。 一方、二男は、4年生の大学を出た後、1年間、海外の大学に留学。 そのあと日本に帰り、2年間、専門学校に通った。 もちろん学費は、すべて親が負担した。 そのあとのこと。 二男は、親にこう請求したという。 「兄は土地と家を買ってもらった。オレにも、買ってよこせ」と。 で、親は、二男に、金を貸したという形にした。 実際には、二男が、「返済計画書」なるものを作成し、親のところにもってきた。 親は内心では「こんなものいいのに……」と思ったという。 が、二男の言うまま、署名、捺印した。 で、それから5年近くになるが、二男は1円も返していないという。 気まずく思っているのか、盆や暮れにも、実家(浜松)へ戻ってこないという。 が、それで話が終わったわけではない。 今度は、何と三男まで、「オレにも買ってよこせ」と。 ●土日は実家で さらにこんな夫婦(ともに30代)もいる。 毎週土日は、実家に帰り、そこで終末を過ごすという。 「ずいぶんと親思いの夫婦だな」と思っていたら、ワイフがこう言った。 「ちがうのよ。その夫婦は、土日の食費を浮かすために、そうしているのよ。 でね、子どもたち(ともに幼児)を親に預け、自分たちはドライブに出かけているのよ」と。 土日の生活費を浮かせば、生活費は、3分の2ですむことになる。 もちろん残りの分は、親の負担ということになる。 が、この話には、さらにつづきがある。 その夫婦の夫(長男)は、ほかの兄弟(弟と妹)に、こう言っているそうである。 「お前たちも、親孝行しろよ」と。 土日ごとに実家へ帰ることを、その息子夫婦は、「親孝行」と考えているらしい。 【はやし浩司より、Aさんへ】 だから残念ながら、あなたのお嬢さんは、あなたに感謝など、していない。 「感謝」という言葉を使うと、たいていこう言い返してきます。 「私はその分、今度は自分の子どもに返していくからいい」と。 つまり親にしてもらった分は、自分の子どもに返していく、とです。 お おかしな論理ですが、これも現代の若者気質(かたぎ)ということになるのでしょうか。 彼らが言う「家族」には、自分と配偶者、それに子どもしかいません。 そこには両親の姿は、もとからないのです。 ●法科大学の件 あなたは賢明な選択をしました。 それほどまでに勉強をしたければ、自分で稼いで、自分で大学へ行けばよいのです。 4年間も、親のスネをかじったあげく、「また大学……」というのは、ドラ娘もよいところです。 (本人は、そうは思っていないでしょうが……。 「親の希望通り、大学へ行ってやった」と、心のどこかで考えています。) 一方、親のほうは、「4年間も学費+生活費を出してやったのだから……」と考えがちです。 つまりこのあたりの意識が、たがいに完全にズレています。 仮に法科大学へ行ったとしても、何かとささいな理由を針小棒大にとらえ、あなたから去っていく可能性は、たいへん大きいでしょう。 私の友人の息子は、親にこう言ったそうです。 「結婚式を、(地元の浜松でしてやるから)、結婚式の費用を出してくれ」と。 そこで親が、「半額くらいなら……」と答えると、「親なら、全額出すべきだ」と猛反発。 それを理由に、親との縁を切ってしまったそうです。 (子どもの側が、親との縁を切ったのですよ!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年06月20日 08時57分15秒
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