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おなじみのさるぼぼとはちょっと違いますよね♪
お腹に飛騨地方の安房トンネルの貫通石を大切に抱えているからです。 これは お産が軽くすみますように、赤ちゃんが無事生まれますようにと、願いを込めた安山(産)さるぼぼ、他にも 勉強・仕事・家庭・病気など いろいろなことがうまく問題なく運ぶようにと(うまく通り抜けができるようにと)、願いを込めて 大切に大切に 貫通石を守っているのです。
飛騨と信州を結ぶ交通は、長い歴史を通して、飛騨の国は険しい山や深い谷に隔てられ永らく難渋を極めておりました。 特に高山市と松本市を結ぶ国道158号安房峠は、対向車とのすれ違いもままならないような、極めて狭くカーブの連続する峠のうえ、冬季は厚い雪の中に埋もれて通行が不能となり、交通は寸断されていました。
1967年からは、13年間に渡ってボーリング調査が実施されると、1980年には長野県中ノ湯側から、1983年には岐阜県平湯側からの調査坑の掘削が開始されました。
当初は2005年度の開通を見越していた工事は、効率的な行程によって、2000年にまで工期の予定が短縮していたが、さらなる行程の見直しなどによって、オリンピック開催までの開通にメドがたとうとしていました。
その事故を教訓にして、2ヶ月後本坑がついに貫通、調査開始から33年、着工から17年、860億円の巨額を投じた大プロジェクト安房トンネルは、1997年(平成9年)12月に完成したのでした。長野五輪の開催まで、あと2ヶ月でした。
私も初めて通った時には、この道路の歴史を知らなかったので、「こんな山奥によくこんないいトンネルを作ったなぁ~」とは思ったものの、それ以上の感慨はありませんでした。
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