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カテゴリ:歳時記
今日、残念なニュースがありましたね。
奈良県斑鳩町の法隆寺・西室(国宝)東側の木製格子が切り取られて、安置されていた文殊菩薩像の模像(高さ74センチ)が盗まれてしまったそうです。 今の季節柄、受験シーズンと文殊菩薩像の何らかの関係があるのでしょうかね・・。 ところで、最近「木に学べ。法隆寺・薬師寺の美」という本を読んだばかりでの、このニュースでした。 法隆寺や薬師寺の塔など改修工事を行った宮大工(昔は宮大工とはよばずに寺社番匠と言っていたそうです)棟梁の「西岡常一」氏が著者です。 聞き書きの文章で、西岡氏の話した言葉一つ一つに大変興味のそそる文章で、木を通じ人間の生き方や様々な道具についてなど興味深く書かれていて、大変自分のためにもなりました。日本の文化に対して強く警告を発している棟梁の言葉には感動しました。 この本の中で、今回切り取られてしまった格子らしき物も写真に写っています。もし違うとしても、形体は同じだと思われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月05日 17時33分36秒
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