小学校四年生にもなると、食欲が旺盛になるようで、夕方になると毎日のように『腹が減った、腹が減った』と壊れたレコード状態になる長男がいる。
今日も例外なくそのリフレインを、叫んでいた。
すると、ワイフが「じゃ~、ツマミをつくってあげる」と、立ち上がったではないか。
親心MAXって感じで、壊れたレコードの口封じを愛情という?形で実行に移そうとしていた。
そんな、ワイフが立ち上がりざまに言った。
ワイフ:「じゃあ、もうすぐ夕飯だから軽い感じのもので、いいよね」
ワイフ:「じゃあ、ハムにキュウリ巻いた感じのツマミでいい?」
長男:「いいよ!」
俺は、なにやら妙な違和感を感じた。それは、ワイフが放ったセンテンスにあった「ハムにキュウリ巻いた感じ」だ。
「ハムにキュウリ巻く?」
そんな絵を想像しようとしたが、やはりキュウリに柔軟さを期待できるはずもなく、ワイフにこの事を突っ込んでも火傷して終わりそうなので、でてきた「キュウリにハムを巻いたツマミ」を美味しく黙っていただきました。
こうちゃんの簡単料理レシピ(6)