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カテゴリ:日本ビール検定“びあけん”
誰も期待していないことを分かっていても、
誰も期待していないことをやるのが、東ヰンドの奇妙なブログである。 ということで、続きだ! 第1回日本ビール検定3級試験の全問解説!! その重要な前段として、 第1回日本ビール検定3級試験の試験問題全問掲載しているので まずはそちらをご覧になり、実際に出題された問題に チャレンジしていただくとよろしいかと。 第1回日本ビール検定3級試験 全問掲載! (上) http://plaza.rakuten.co.jp/higashiindo/diary/201210090002/ (中) http://plaza.rakuten.co.jp/higashiindo/diary/201210090001/ (下) http://plaza.rakuten.co.jp/higashiindo/diary/201210090000/ 本日は9回目。問081~090を解説。 ※基本的に『日本ビール検定 公式テキスト』を保有しているという前提で解説を行います。お持ちでない方は、まずこのテキストを購入してください。お近くの書店などで販売されていると思います。解説中で(PXX)と出てきたら、「公式テキストのXXページ参照」という意味です。 準備がよろしければ、どうぞ↓にお進み下さい! 問081: 缶ビールを美味しく飲むための「3度注ぎ」に関する説明として適切でないものを次の選択肢より選べ。 1.最初は、泡がグラスの半分程度になるまで勢いよく注ぐ 2.2度目はグラスの縁に沿って、あまり泡立てないようにゆっくり注ぐ 3.3度目は少しグラスのふちに泡が盛り上がるように慎重に注ぐ 4.グラスは手に持って少し傾ける 正答:4 ビールを意識的に泡立てて注ぎ出し、粗い泡が消えてきたところでまた泡立たせて数回に分けて注出する方法。 3度注ぎに限ったことではないが、泡が立ちやすくなるよう、グラスは手に持たず置いてビールを注ぐのが美味しいビールの入れ方とされている。(P130) 問082: ビールびんは何回かリユースされた後、ガラス材料としてリサイクルされるが、平均何回程度リユースして使われるか、次の選択肢から適切なものを選べ。 1.5回 2.10回 3.30回 4.50回 正答:2 ビールびんは平均して10回程度リユースして使われる。(P45) 問083: キリン食生活文化研究所の調査結果において、2010年の国別ビール生産量で上位5位までに入らない国を次の選択肢より選べ。 1.イギリス 2.アメリカ 3.ブラジル 4.ロシア 正答:1 問080と同種の問題だが、「上位5位までに入らない国」、すなわち上位5位までを確実に覚えているかどうかを問う問題が3級で含まれているとは正直思っていなかった。ブラジル・アメリカが上位なのは分かるとして、イギリスとロシアの2択から下位の国を選ぶ形に。ビールを飲むイメージから最終的にはイギリスが上位であると読んだが、正解はロシア。国土の広さを考慮するのを忘れていた。(P88) 問084: 日本の酒税法でビールの着色料として使用が認められているものを次の選択肢より選べ。 1.食用黄色5号 2.ウコン色素 3.カラメル 4.クチナシ色素 正答:3 ビールに使用できる着色料はカラメル。カラメルはデンプンから作られた糖を160~180℃の範囲で加熱してつくられる加工食品。(P21) 問085: 世界のビールに関連する次のAからCの出来事を古い順に並べたものを選択肢より選べ。 A:ポータービールが登場する B:王冠の使用が始まる C:ホップを使ったビールが主流となる 1.A→C→B 2.A→B→C 3.C→A→B 4.C→B→A 正答:3 ビールの世界史の中でも中世から近代までの流れがきちんと覚えられているかどうかを問う問題。 まず、ホップを使ったビールが主流となったのが14世紀~15世紀。その後、イギリスでポータービールが発売されたのが1722年。ペインターが王冠を発明したのは1892年だから、だいぶ後の話になる。(P78、80、84) 問086: 昭和30年代に始まった日本の缶ビールの缶は、上蓋、胴、底蓋からなる3ピース缶であった。現在の日本で最も一般的なビールの缶のタイプを次の選択肢より選べ。 1.1ピース缶 2.2ピース缶 3.3ピース缶 4.4ピース缶 正答:2 現在はステイオンタブ方式でアルミ製の缶が一般的で、胴と底が一体となっていてそれに上蓋をセットする2ピース缶が主流。(P46) 問087: ビールびんの色に茶褐色や深緑色が多い理由として正しいものを次の選択肢より選べ。 1.ビールの色が薄くなるのを防ぐため 2.ビールの苦味が弱くなるのを防ぐため 3.ビールが酸化するのを防ぐため 4.ビールに日光臭がつくのを防ぐため 正答:4 ビールは、光にさらされることにより「日光臭」と呼ばれる不快なにおい(オフフレーバー)が発生してしまう。ビールびんが茶色や褐色であるのは、この原因となる特定の光をある程度遮断するため。(P141) 問088: 日本の酒税法では、ビールの原料として「麦芽」「ホップ」「水」の主原料以外に、副原料の使用が認められている。ビールの副原料として使用するとうもろこしのでんぷんを何と呼ぶか、次の選択肢より適切なものを選べ。 1.コーンシュガー 2.コーンプロテイン 3.コーンオイル 4.コーンスターチ 正答:4 とうもろこしのでんぷんをコーンスターチという。(P21) メジャーなビール銘柄の中では、アサヒスーパードライにこの副原料が含まれている。 問089: ビールを美味しく飲むためのグラス、ジョッキの扱い方等に関する説明として適切でないものを次の選択肢より選べ。 1.グラス、ジョッキは水洗いが終わったら乾いたふきんでよく水分を拭き取る 2.グラス、ジョッキは料理の油分などが付着しないように専用のスポンジで洗う 3.グラス、ジョッキを冷蔵庫で適温に冷やすのは良いが、冷凍庫で凍らせない 4.先がラッパのように開いているグラスはビールを美味しく飲むのに適さない 正答:1 ビールを美味しく飲むためには、グラスやジョッキなどは水洗いが終わったらさかさまにして水分を切り、そのまま自然乾燥させるのが良いとされている。ふきん等を使用すると、却ってふきんに付いている油分や糸くずがグラスにつく可能性があるためである。(P120) 問090: 1977年に『The World Guide to Beer』を出版してベルギービールを世界に紹介した人物を次の選択肢より選べ。 1.マイケル・ジャクソン 2.トーマス・グラバー 3.トーマス・アンチセル 4.カール・カイザー 正答:1 マイケル・ジャクソン。 だが、ここで選択肢になお連ねているのはあの世界のエンターテイナーの方ではなく、イギリスのビール・ウイスキー評論家の方。(P85) 次回、いよいよ最後!地味に地道に!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.01.14 02:04:51
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