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東村山グルメ日記

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マサ@東村山

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2005年03月05日
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カテゴリ:ラーメン
 今回紹介する「元屋」は、私の通勤ルート上にあるラーメン屋だ。私は出社時間が遅く、いつも大体、朝の10時~11時に家を出るのだが、お店の前を通ると煮干しの香りが鼻をつく。本来はいい香りなのだが、私はあるイメージを持っていたので、この香りに出くわすたびに「このお店、大丈夫なのかな?」と思っていた。
 実は私、このお店がオープンしたばかりの2年前にカミさんと行って食べたことがあるのだが、その時は2人ともひと口食べて「うーん……」と黙り込んでしまった。スープが我が家でつくるおでんのスープと同じだったのだ。全く同じということはあり得ない話だが、おでんのスープでラーメンを食べているようで、2人ともすごく違和感を覚えて、以来このお店には行っていなかった。
 案の定、会社帰りにお店をチラッと見ると、いつもお客はいなかった。いても1人か2人という感じ。「あの味じゃなぁ……」と思いながら通り過ぎていたから、煮干しの香りを嗅ぐたびに「このお店、大丈夫なのかな?」と思っていたのだ。
 そのお店になぜ今回行ったのか? これにはワケがある。ここ3~4カ月のことなのだが、夜にお店の前を通ると結構お客が入っているのだ。それも連日。「ひょっとしたら何か変わったのかも」……私はそう思って入ってみたのである。
 前置きが長くなったが、場所は久米川駅南口を右に出て、ケーキ屋と美容室の間の道に入ってすぐ左側にある。



 以前は別のラーメン屋が入っていて、そのまま居抜きで入ったから表の看板はちょっとイビツだ。私が行った夜もカウンター10席のうち7席がすでに埋まっていた。
 私はこのお店の一番スタンダードなラーメンである「にぼししょうゆらぁめん」(500円)を注文した。麺を茹でる深ザルは4つあるが、実際に使っているのは3つ。一度に3杯しか作れない(というか作らないのだろう)から、注文のタイミングが悪いとかなり待たされることになる。
 ご主人はキチンと丼にお湯を入れて丼を温め、麺をキッチリ湯切りして手早くほとんど同時に3杯のラーメンを出していく。当たり前と言えば当たり前の作業だが、見ていて気持ちいい。食べる前から美味しい気分にさせてくれる。
 そして「はい、どうぞ」とやってきました、「にぼししょうゆらぁめん」。



 前回食べたのが2年前だから、記憶は確かではないが、たぶん見た目はそれほど変わっていないと思う。煮干しの香りがプ~ンとするのも変わらない。まずはスープをひと口。
 アチッ! 結構熱い。それでも飲んでみると……おっ、違う! 旨いよ。
 具体的に何がどう変わったのかはわからないが、以前に感じたおでんのスープじゃなく、ちゃんとしたラーメンのスープになっていた。それもかなり私好みのアッサリ系だ。中太でゆるい縮れ麺も美味しい。具はチャーシュー、メンマ、海苔、ワカメとシンプル。チャーシューは柔らかくてなかなか旨かった。
 大満足で完食。もちろんスープもすべて飲み干した。ご主人のひと手間とスープ表面の脂のお陰で最後まで温かく食べられたし、これで500円はお得だ。
 それにしても悲惨な客入り状況から、よくここまで持ち直したと思う。それもこれもご主人の頑張りがあったからだろう。これからは毎朝の通勤時に煮干しの香りと出くわしたら、素直に「美味しそうな香り。今晩食べに行こうかな」と思うだろうな、きっと。


【DATA】
住所:東村山市栄町2-10-14



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「元屋」は残念ながら2006年3月末に閉店しました。





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最終更新日  2007年10月13日 06時16分01秒
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