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カテゴリ:うどん
自分で書いていて、「最近、『穴場』という言葉を使い過ぎているなぁ」と思っているのだが、今回紹介する「宅部うどん」はどう考えても「穴場」としか言いようがないのだ。このお店は掲示板の書き込みで知ったのだが、今回は教えてくれた人が案内してくれると言うので一緒にお店に行ってみた。
場所は西武遊園地駅からの方が近いのだが、武蔵大和駅からのんびりと歩いて行く方が風情があってうどんも美味しく食べられるハズ……というワケで、武蔵大和駅からルートを説明すると、駅を出てそのまま駅を背にして進み、最初の交差点を左折。そのまま線路沿いの道を道なりに約1キロ歩くと右側にある。 見た瞬間、「こんな所にこんなお店があるんだ」と誰もが思うハズだ。うどん屋というより、普通の家。中に入ると、おばちゃん2人が厨房から「いらっしゃい」と声をかけてくれる。普通の家っぽい店構え、おばちゃんが調理……武蔵野うどんの特徴がちゃんと継承されている。期待大だ。 私たちは「肉汁うどんセット」の4玉を頼んだ。しばらくして「はい、どうぞ」と「肉汁うどんセット」が出てきた。 こりゃまた旨そうじゃないですか。肉汁には肉がたっぷり入っているし、野菜の天ぷらが4つも付いている。何よりもうどんが美味しそう! まあ、見てくださいよ、このツヤツヤとしたうどんを。 まずは何も付けずに食べてみる。うわっ、何コレ! 凄いコシというか歯応えがある。武蔵野うどんと言うと、柔らかいイメージがあるが、これは違う。見た目は普通の武蔵野うどんのように柔らかそうなのだが、食べると全然違う。でもこれは旨い! 肉汁に付けて食べると、さらに美味しさアップ。夢中になって完食しちゃいました。これで660円は安い! だけどこんな場所じゃお客さんは来ないんじゃないだろうか……なんて思ったのだが、それは杞憂だった。私たちの後に家族連れが入ってきたのだが、「すみません、もうあと5玉しかないから、3人分はちょっと……」と断っているではないか。時計を見ると、まだ12時10分ほどだ。 エエッ! この時間でもう売り切れ状態なの! と驚いていると、紹介してくれた人が「そうなんですよ。だからココは早い時間に行きたかったんですよ。こんな場所にあるけど、侮れませんよ」とひと言。いや、ホントにそうだ。侮れない。 ココはマジでオススメです。あまり知られていないお店だから、武蔵野うどん好きの人はぜひ行ってみてください。その価値は十分あります。ちなみにお店は「やけべうどん」と読みます。お間違いなく。 【DATA】 住所:東村山市多摩湖町3-3-20 電話:042-394-3129 営業時間:午前11時半~午後2時(売り切れまで) 定休日:日曜 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「宅部うどん」を案内してくれた人が、「東村山じゃないけど、もう1軒、近くにあるから行ってみませんか?」と連れて行ってくれたのが、「野沢屋」だ。場所はちょっと説明しにくいので、地図を片手に行ってみてください。最寄りの駅は武蔵大和になります。 周りは完全な住宅街で、そこに忽然と現れるという感じ。店内はなかなか広く、テーブル席のほか、座敷もある。私は「肉汁うどん」(550円)を、案内してくれた人は「つけ麺」(500円)を注文した。どうやら注文を受けてから茹でるらしく、しばらく待って「肉汁うどん」が出てきた。 これがまた「宅部うどん」に負けず劣らず美味しそう。ただ、見た目ですぐわかるのだが、うどんがかなり違う。アップで見ると……。 ほら、麺が細いでしょ。しかもコレ、長いんですよ。まず1本食べてみる。「宅部うどん」とは対照的にこちらは柔らかく優しい味わいがある。これはこれで美味しい。肉汁につけると、細い分、よく汁が絡んで旨い。 それにしても量が半端じゃなく多い。これで普通盛りだから、下手に大盛りは頼まない方がいいだろう。 「宅部うどん」とこの「野沢屋」と武蔵野うどんをハシゴしたワケだが、うどんならまだ食べられそうな感じ。天気のいい日に散歩がてら穴場の武蔵野うどんを食べるってのは企画として楽しいかも。「武蔵野うどんを食べ歩くオフ会」なんて企画したら、皆さん、参加してくれるかなぁ? 【DATA】 住所:東大和市清水1-734-2 電話:042-564-8778 営業時間:午前11時~午後3時(麺がなくなり次第終了) 定休日:日曜 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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