東村山グルメ日記

　どうも私は学習能力がないようだ。「もう20代のころのように食べられない」とわかっているハズなのに、お腹がもの凄く空いているときには、食べきれるかどうかなんて関係なく、目の前にドーンと料理を並べたくなってしまう。そして料理が出て来た時に「食べきれるんだろうか……」と後悔してしまうんだよなぁ。
　つい先日もそんなバカなことをやらかしてしまった。
　その日はなぜか忙しくて、昼から全く食べてなく、お腹は空きまくっていた。帰りの電車の中で、おそらく私は「ガッツリ食べるぞ！」と目を血走らせていたに違いない。そんな私が選んだお店は久米川駅北口にある「リンガーハット東村山栄町店」。ちゃんぽんとチャーハン、餃子の３点セットを食べようと思ったのだ。
　お店に入ってメニューを見ると、「春のえびえびフェア」というモノをやっていて、期間限定メニューとしてちょうどちゃんぽんとチャーハン、餃子の３点が出ているではないか。「とくちゃんぽん」（５００円）と「えびチャーハン」（３４６円）、「えびぎょうざ」（２９４円）で、「とくちゃんぽん」と「えびチャーハン」のセットが８００円、「とくちゃんぽん」と「えびぎょうざ」のセットが７５０円となっている。理性が働いていれば、「とくちゃんぽん」の量が多そうに見えるだけに、セットのどちらかを選択するのだが、この時は「ちゃんぽん＆チャーハン＆餃子」の３点セットしか頭になかった私。店員さんに「『とくちゃんぽん』と『えびチャーハン』のセットに、単品で『えびぎょうざ』ね」と注文。
　すぐに後悔の瞬間はやってきた。



　おいおい、「とくちゃんぽん」って、こんなに盛りがいいの。聞いてないよぉ。「えびチャーハン」もサイドメニューって感じの盛りじゃないし……。確かにお腹は空いてるんだけど、食えるかなぁ……。
　なんて思いつつ、まずは「とくちゃんぽん」のスープをひと口。旨いねぇ。胡椒なのか生姜なのか、とにかく風味がいい。
　で、「えびチャーハン」をパクッ。



　うーん……。ご飯はパラパラでいいんだけど、油が悪いのかなぁ。エビや具材の風味は全くなく、やたらと油っこい。これはちょっと失敗したかな。



「えぴぎょうざ」はエビのすり身とむきエビが入っていて、プリプリの食感。これはなかなか旨い。
　だけどやっぱり頼んだ中で一番旨いのは「とくちゃんぽん」だね。



　まあ、エビは飾りみたいなモノで大したことはないのだが、具材の中ではすり身の団子が絶品。柔らかくて甘い。練り物が好きな私は、これだけを何個でも食べたいと思ったね。
　お店のホームページによると、この「とくちゃんぽん」は「リンガーハット５００号店記念メニューとして期間限定で発売したところ好評で、２００５年10月20日からレギュラーメニューになった人気メニュー」だそうな。人気になるのはわかる気がする。野菜もたっぷりだし、この量で５００円は安過ぎだよ。



　でもね、今回一番驚いたのは麺なんだよね。「とくちゃんぽん」だけ違う麺を使っているってことはないと思うんだけど、今回食べた麺はやたらと美味しく感じた。モチッとした弾力があり、スープとの相性もバッチリ。今までは何となくボソッとした感じだったと思うんだけど、これって単なる茹で加減なんだろうか？
　気がつくと完食していたのだが、さすがにお腹いっぱい。電車の中では「『リンガーハット』で足りなかったら、もう１軒、どこかラーメン屋に行こう」と思っていたのに……。
「もう若くない」ってことを痛感しながら家に帰ったワケだけど、たぶん２～３日してお腹が激減りしたらまたそんなことを忘れて、無謀な注文をしちゃうんだろうなぁ。たぶんこれって、暴飲暴食で倒れて病院に運ばれるまで続くね、きっと。


【ＤＡＴＡ】
住所：東村山市栄町１－22－８
電話：０４２－３９０－７０２７
営業時間：午前11時～深夜２時
駐車場あり



【このお店に関する過去の記事】
＊２００５年10月29日「劇的に変化するちゃんぽん」
＊２００６年01月17日「十分にメインを張れる白菜」



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「リンガーハット東村山栄町店」は残念ながら２００７年５月31日に閉店しました。