東村山グルメ日記

　ゴールデンウィークは普段、行かないところに行ってみようと思った私。東村山市の地図を見ながら考えると、意外にも青葉町の商店街に行っていないことに気づいた。そこで先日、ブラブラと散策。結構、飲み屋とかいろいろあるんだね。よく考えたら、私は青葉商店街のお店、「マルハタストア」内にある「池澤鮮魚店」しか紹介してなかったりして……。というワケで、これからは意識して青葉商店街にちょくちょく足を伸ばそうと思う。
　で、今回紹介するのは、青葉商店街にある定食屋「よしだ」。



　看板にある電話番号の下４ケタ「２９０４」に「ニクオイシー」とルビが振ってあるのが、何とも昔風でいいなぁと思ったから入ってみたのだ。
　店内は思っていた以上に小さい。カウンターに座り、メニューを見ると、一番安いのが「カレーセット」の７００円。１０００円以下のメニューはそれだけだ。じゃあバカ高いかというと、そうでもない。一番高いメニューは１２００円。「カレーセット」以外の11の定食メニューはどれも１０００円か１２００円かのどちらかだ。
　私はメニューの先頭にある「ロースかつ定食」（１２００円）を注文した。

　あらためて店内を見ると、お店を切り盛りしているのは老夫婦２人のみ。２人とも見た感じ、かなりお年を召されているようだ。でもシャキシャキと料理をつくっている。



　しばらくして出て来たのがコレ。ご飯とお味噌汁のお椀にちゃんとフタがついているところが、“昔ながら”という感じでいい。ホウレンソウのおひたしに、キュウリのお新香というのもシンプルで私は好きだ。



　ロースかつは厚さこそ１センチほどだが、割と大きく、８切れもある。例によって塩やソースなどでいろいろ食べてみたが、コロモが薄くサクッとしているので、肉の断面にソースをかけるのが一番旨いと思った。
　途中で、ご飯がなくなりそうになるのを見るや、おばあちゃんが「ご飯、お代わりしましょうか？」とひと言。お代わり自由とはどこにも書いていないのだが、この優しさ、いいよねぇ。普通なら甘えるところなのだが、これでもダイエット中なので「あっ、いや、大丈夫です」と断ってしまった。

　お店に入ってから出るまで、若い人の出入りはなかったから、やはり老夫婦２人だけで切り盛りしているのだろう。縁起の悪い話だが、もしどちらかが病気になった場合、お店は閉店しちゃうんだろうなぁ。東村山には結構こういう後継者のいない飲食店って多いんだよね。おじいちゃん、おばあちゃん、いつまでも元気で頑張ってくださいね。


【ＤＡＴＡ】
住所：東村山市青葉町２－４－70
電話：０４２－３９５－２９０４