|
カテゴリ:グルメ外
明日2月27日(火)から東村山市議会が始まるのですが、その初日に「東村山駅西口公益施設買取り」という議案が提出されます。
議案書など詳しくはこちらの記事を参照してもらうとして、私はこの議案提出にちょっと呆れてしまいました。 これまでも「100メートルビル内につくられる公益施設は既存の施設で十分な内容だから必要ない。見直すべき」という声があったのですが、これに対して市はどう答えてきたか。 「もう決まったことだから」……このひと言ですべて済ませてきました。私のように納得のいかない人間は「それでも見直すべき」と食い下がっていますが、このひと言を聞いた多くの人は「もう決まってしまったんなら仕方ないなぁ」とあきらめてしまったハズです。 その後の「市報ひがしむらやま」での記事でも、公益施設はすでに決定事項であり、100メートルビルとセットのように報じられてきました。 しかし、こんな議案が出てくるということは、決定事項では全くなかったワケです。ひどいやり方だと思いませんか? 「もう決まったことだから」とあきらめさせておいて、後から決定させようとするなんて。 東村山市のホームページ内にある「東村山駅西口地区再開発ビル内公益施設」の概要を見ても、公益施設はあたかも決定事項のように書かれています。 まあ内容を読んでみてください。本当に今、この厳しい財政状況の中、10億円も出してまでつくるべき施設なのかどうか、読めばすぐにわかります。 「こんなの、今ある施設で十分じゃない」 きっと皆さん、そう思うハズです。おそらく市側も「これではマズい」と思ったのでしょう。市民も参加した「東村山駅西口公益施設運営検討会」というモノを設置し、内容について話し合ってきていますが、その話し合いも実にお粗末なモノです。計画のかなり前の段階ならともかく、3月には工事を着工しようというのに、今ごろ「お手本となる施設の視察をしよう」という話になっている。詳しくはこちらの議事録やこちらの記事のコメントを参照してください。 腹立たしいことではありますが、逆に考えれば、この議案が出て来たということは、まだ見直しができる可能性があるということです。おそらく推進派の市議の方の中にも、疑問に思いつつも「もう決まったことだから」とあきらめていた人もいると思います。ここはひとつ、見直しの方向で考えていただけないでしょうか? 理由は2つあります。 1つは買い取り価格についての疑問。すでに福田かづこ市議がブログで指摘していますが、今回提出された買い取り額10億200万円は、当初の計画通りの金額。しかし当初の計画で65億円だったビル建設費が、20%安い52億6000万円で落札されました。ならば、この買い取り価格も20%安くなってしかるべきで、8億160万円でいいのではないのでしょうか? 仮に買い取るにしても最低限、ここまでの見直しは必要だと思います。私たちの税金を使うのですから。 2つ目の理由は市の財政状況です。今度の市長選に名乗りをあげた渡部尚さんはホームページで披露しているマニュフェストの中で、こう述べています。 「徹底したスリム化・増収対策で財政を立て直し、市債を4年間で20億円削減」 20億円という額は相当大きいです。でも4年で20億円ですから、1年だと5億円の削減となります。これでもスゴいことなのですが、市の借金が700億円以上であることを考えれば、頑張っても年5億円しか返済できないのは苦しいと言わざるを得ません。しかも世間では金利は上昇傾向にあります。仮に1%金利が上がれば約7億円、金利負担が増えます。年5億円の返済額なんていっぺんに吹き飛んでしまいます。 そんな厳しい財政状況の中、まだ中身が具体的に決まっていない公益施設に10億円も出すのは愚の骨頂です。これをやめるだけで、渡部さんの目指す2年分の返済が可能になるワケです。 市議の皆さんには、東村山の将来を見据えて、ぜひ公益施設の見直しを真剣に考えていただきたいと思います。というか、この議案に対してノーチェックで賛成する議員がいるとしたら、私はとてもじゃないですけど、その方を信用することはできません。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 【東村山ヒルズ問題を簡単に知りたい人は】 こちらをクリック! 【東村山ヒルズ問題に関連するブログ】 *「みんなで決めよう!東村山駅西口再開発」 *「はてなのゆりさん」 *「なんとかしようよ!東村山」 *「テッタの日記」 *「日常の非凡☆心理って!日記」 *「東村山びっくり広場」 *「スナネド地下」 *「東村山・福田かづこのビックリ報告」 *「100メートルビルの被害を考える会」 【東村山ヒルズに関する過去の記事はこちら】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[グルメ外] カテゴリの最新記事
|