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テーマ:●食べた物の画像♪(85122)
カテゴリ:バー・ダイニングバー
2009年6月21日、多くの人に惜しまれながら東村山駅西口の喫茶&ダイナニングバー「MARU」が閉店した。
しかし、それからわずか1カ月半後、「MARU」は「茫々亭」と名を変えて復活……という情報は、かなり前から私の耳に入っていた。 「MARU」のマスターが自宅で始めたこと。マスターの体調を考え、営業は金・土・日曜限定だということ。店内にいろりがあること……などなど、いろんな情報が入ってくるし、お店に行った友人から「マサさん、『茫々亭』、すごくいいよ。早く行ってみてよ」と言われていたのだが、なかなか行けないでいた。 一番の理由は、場所がよくわからないということだ。 一応、住所はわかっていて、ここだけの話、一度1人で行ってみたんですよ。でも、夜に行ったせいもあって、全然わからなくて引き返したんですよね。 ということで、「行ったことがある」という友人を無理やり誘って案内してもらい、ようやく行くことができた。 とは言っても、今でも「もう1回、1人で行け」と言われたら、ちゃんと行ける自信はない。だってね……。 これですよ。本当に普通の住宅街の、ちょっと奥まった場所に、明りがポッと付いているだけなんですよ。どうやら、ここがマスターの自宅らしい。 近づくと、明りの下に「茫々亭」という看板が立てかけられている。どうやらこの看板が出ているのが営業のサインらしい。 でもね、入り口はこの玄関じゃないんですよ。私が玄関の方に向かおうとしたら、「マサさん、違う違う。そっちは自宅だから。お店はこっち」と友人は、看板に向かって左側を指さす。見れば、そこには庭があり、その先に離れがある。どうやれ「茫々亭」は、その離れのことらしい。 縁側があり、そこから上がってガラス戸をスーッと横に引くと、まず目に飛び込むのは囲炉裏だ。先客がその囲炉裏を囲んで一杯やっている。 見た瞬間、「いいなぁ」と思い、一発で気に入ってしまった。この雰囲気はいいよ。 「お久しぶりですね」と笑顔で出迎えてくれるマスター……いや、「マスター」じゃないなぁ。「MARU」の時は、そのシャレた店内の雰囲気から「マスター」という言葉がピッタリだったけど、「茫々亭」のこの雰囲気で「マスター」というのはちょっと違和感がある。「店主」あるいは「主(あるじ)」という言葉の方がピタッと来るかも。 友人とともに空いている囲炉裏端に座った私。 まず最初に頼んだのは生ビール。このお店は「MARU」の時と同じく、「モルツ」の生を出してくれる。これがいいんだよね。今は「スーパードライ」の生ビール全盛で、違うモノではせいぜいが「一番搾り」か「黒ラベル」ぐらい。「モルツ」の生を出してくれるところって、なかなかないんだよね。 それにしても囲炉裏端で飲む生ビール、メチャクチャ旨い。 お通しのさつま揚げをつまみながら、友人とあれこれ、ちょいと硬めの雑談。 「MARU」の時と基本的にメニューは変わっていない。基本であるカレーは健在だし、夜には「本日のおすすめ」として、何品かのつまみメニューが出る。つまみの種類は少ないが、どれも旨い。 この日、私が頼んだ「いわしの刺身」(600円)も脂が乗っていて旨かった。 これは「青菜炒め」(550円)。シンプルだけど、お酒が進む1品だ。 そのうち店主もお酒を手に囲炉裏端に座り、雑談の花が咲く。囲炉裏端という雰囲気がそうさせるのか、店主の人柄なのか、よそ行きの服をまとっていた自分の心が、上着を脱いで素の状態になり、ドンドン雑談に引き込まれていく。 気がつくと営業時間の午後10時はとっくに過ぎ、時刻は深夜2時半を回っていた。いやあ、ヤバいなぁ、このお店。居心地が良すぎるよ。お店に行った友人たちが、ことごとく「あのお店はいいよ」と言っていた理由がよくわかった。 まあ、私の場合は、場所をちゃんと覚えて、1人でも行けるようにしないとね(笑)。 【DATA】 住所:東村山市野口町3-11-8 三島方 電話:042-391-2365 営業時間:金・土・日曜の正午~午後10時 定休日:月~木曜 ★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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