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     ヒジャイ        日々の詩

     ヒジャイ        日々の詩

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2021/06/06
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政治家と専門家による「フルオープンでの討論会」だって 橋下さんよ 御冗談を
 
元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏(51)が東京五輪、パラリンピック開催について、政治家と感染症学の研究者による「フルオープンでの討論会」を提案した。
「政治家なんだから、尾身さんの意見には根拠を持って覆していけばいいわけだから。専門家の意見に対して、ちゃんと政治家が乗り越えるような論理を言えないなら、政治家として失格ですよ」が討論会を提案した理由である。橋下氏よ、御冗談を。討論会は確実に平行線になるだけだ。それに討論会では行政を担っている政府となにも担っていない専門家では専門家のほうが有利である。討論会は平行線になって尾身会長に賛同が集まるのは確実だ。政府側の政治家は不利である。
 政治問題は討論では決着がつかない。政治問題は討論ではなく政治で決着つけるしかない。それを実証したのが知事、市長時代の橋本氏ではなかったか。
 日教組系の教職員は卒業式等で起立を拒否して座り、国歌を歌わなかった。憲法は表現の自由を保障しているといい、表現の自由を根拠にして国歌斉唱を拒否したのだ。教職員と徹底討論しても教職員の主張をひっくり返すことは不可能であった。橋下氏が選択したのは討論ではなく起立、国歌斉唱を義務付ける法律の制定だった。
橋下氏が大阪府知事だった平成23年6月に、府内公立学校の教職員に、行事の際の国歌の起立斉唱を義務づける全国初の「国旗国歌条例」を施行したのである。橋下氏は大阪市長の時も教職員を説得するのではなく法律を制定した。市立学校の教員に国歌斉唱時の起立斉唱を義務付ける「君が代起立条例案」を、2012年2月29日28日夜の大阪市議会本会議で一部修正の上、橋下徹市長率いる地域政党「大阪維新の会」と公明、自民の賛成多数で可決、成立させたのである。府知事、市長を体験した橋本氏なら政治家と専門家の討論は平行線になり、なにも解決しないことを知っているはずである。
起立、国歌斉唱を法制化させたのが橋下氏であった。見事に日教組の不起立・国歌不斉唱の運動を打破したのである。卒業式で君が代を起立斉唱しなかったことを理由に減給処分を科したのは違法だとして、大阪府立支援学校の教諭、奥野泰孝さん(58)が府に処分取り消しなどを求めた訴訟の判決が大阪地裁であり、内藤裕之裁判長は原告の請求を棄却した。裁判では起立・国歌斉唱の法律は憲法違反ではないと判断したのである。見事な日教組の不起立・国歌不斉唱の打破であった。
今の橋下氏は政治家ではない。ジャーナリストである。テレビなどで話すのを職としている。だから討論で決着つけることを提案する。行政を担っている政治家と行政とは距離を置いている専門家とは討論ではなにも決着しないし、進展しない。橋下氏はそのことを忘れてしまったようだ。
橋下氏が気付いていないことがある。尾身会長や分科会の専門家と呼ばれている連中は感染症専門家ではあるが。彼らが専門とするのは過去の感染症であって新型コロナではない。新型コロナは過去の感染症とは性質が違う。新型コロナに無知であるのが尾身会長と分科会の専門家である。橋下氏は尾身会長が新型コロナをよく知っている専門家だと信じているようだが間違っている。尾身会長が専門としているのはペスト、サーズのような感染すれば必ず症状が出て重症になる感染病であって、多くの無症状の感染者が出て、無症状でも感染力は強い新型コロナについては無知である。新型コロナ対策は専門会議ではなくクラスター対策班が担ったことを橋下氏は知らないようである。
新型コロナ対策に取り組んでいる政府と新型コロナに無知な分科会の「専門家」との討論はなんの価値もないし、やるべきではない。それに本当の問題はオリンピックではない。コロナ感染を押さえて収束させることである。
政府はクラスター対策班によるクラスター潰し、緊急事態宣言によるコロナ感染者の減少、そして、高齢者のコロナ感染ゼロを目指した高齢者ワクチン接種を進めている。政府が進めているコロナ対策が成功するか否かを討論していくことが一番重要である。オリンピック云々は大した問題ではない。
 橋下氏は「(IOC会長の)バッハさんと(同調整委員長)コーツさんだけは入れてほしくない」とヒートアップしたらしいが、まあテレビに出まくっているとこうなっていくのだろうな。





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Last updated  2021/06/06 03:39:43 PM
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