関係力（相対性）経済学RELATIVITY ECONOMICS

タイランドの子女を連れてディズニー・サンリオの旅１３日間を終えて、１０日にもなる。その時、たくさんんの荷物を持って歩き回ったツケが回ってきた。直接には強すぎるマッサージの施療を受けたことがきっかけだが、疲れが腰に溜まって、腰痛に悩んでいる。ちょっと簡単にはベッドから立ち上がれないくらいだ。それを治療するために、別のマッサージ院に昨日行ってきた。いくらかいいようである。

旅の様子をたくさんの写真をともに、ナムとノン（Ｎさんの愛称）、ニック（ニッカウ）がフェイスブックのそれぞれのサイトにアップデートしている。タイ語だから理解不能ですが、写真だけでもお楽しみいだけます。ご覧ください。

ナムサイト

ニックサイト

ノンサイト

腰痛に苦しんでいるのに、レディガガのバンコク・コンサートが迫っている。２５日である。一番前の立ち見席である。どうしよ？！直立不動で、首だけ動かしているしかない。首を動かすのでさえ、腰に響く。今、いかに腰に響かない乗り方があるか、その練習をしている。皇族のどなたかが、ガガのコンサートいいらっしゃるとどういう乗り方をなさるか？イメージトレーニングをしている。

警視庁の発表は、このコンサートに頭を痛めている。コンサート会場は、武器弾薬をどこでも置ける。高いビルから銃撃できる。しかも、そこに５万人押しかける。大混雑が予想される。主要鉄道駅には、シャトルバスを運行させる予定とのこと。Ｎさんにそのことを言うと、そんなことずっと前から　マスコミはワイワイ行っていて、ちゃんと織り込み済みよ　と動じる風ではない。もし　ひかるぅが　腰痛で　乗れないなら　わたしも　側で直立不動で　鑑賞してあげるわよと。しっかし、目立つだろうなあ、立ち見でムラのお地蔵様みたいに、じっと直立不動ってえのは。変な日本人として、報道されるかも。

お断りしておきたい。コンサートで踊る時、ぼくは真っ先に激しく踊るものの一人である。

補遺）Ｎさんの関係力
　昨日行った行きつけのマッサージ院の隣にあるとてもハンブルなレストランに入って、遅い＝早い昼食＝夕食を摂った。どうハンブルかというと、厨房のある場所は丸太ん棒の柱と梁で、テントを張っただけで、客の大部分は野天で歩道いっぱいに置かれたテーブル＆椅子で食べる。ぼくらが、最初の客だった。テントの下で食事した。とくにタイ式「フォンデュ」が美味しい店である。食事を終える頃、ある中年の女性がテーブルに近づいてきて合掌して「サワディカー」と挨拶しに来た。遅い出勤をしてきたこの店の店員である。この店員には思い出がある。最初にここで食べたとき、この女性がニコリともせず、めんどくさそうに応対してはため息をつくのである。注文にも返事一つしない。日本だったら、「君　なにさまだ！」って、怒鳴りつけるところである。ところが、Ｎさんはそうじゃなかった。彼女は尋ねた。「あなた　このお店のオーナー？」「マイマイ（いいえ）」「とても貫禄があるわよ　わたしてっきりオーナーかと思ったくらいよ」と。彼女は答えた。「ごめんなさい　お客様が多くて　働き詰めで休めないんです　とても疲れているんです　ごめんなさい」と。そして、Ｎさんはちっぷを多少過分に彼女に手渡した。次の機会には、彼女は精一杯の笑顔でぼくらを迎えた。それがずっと続いている。昨日も、彼女の方からテーブルにやってきて挨拶したのにはこういうわけがあった。Ｎさんは、「あ　待って　日本のコインがあるから　あなたにスーベニールとしてあげるわね」と一円玉　１０円玉と５円玉を彼女に上げた。ぼくはそれを見て、見せてご覧　あ　この５円は２バーツぐらいの価値しかないけど　穴が空いていて珍しいでしょ？　これ日本語で「ごえん」というんだ　それには別の意味があってね　「ごえん」とはフレンドシップという意味があるんだ　だから　これを贈るのは特別なんだよ　と。ぼくの説明で、彼女は見たことのない笑顔で大喜びをした。このやりとりを遠巻きに見ていた店員が全員１０人ぐらい、オーナーも含めて、ぼくらを取り囲んだ。Ｎさんは、小銭をテーブルの上にあけて　すべて店員に手渡しても　足りなかった。しかし、もらえなかった店員も、なごやかな笑顔を浮かべてぼくらを見ていた。これがＮさんＧＲＩＰケララ社タイランド支社長である。