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関係力(相対性)経済学RELATIVITY ECONOMICS

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2012.09.15
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  • DSC_0212level of canal.jpg


朝から断続的に激しい雨が降っている。しかし、いまは 北東の空(日本の方向)に青空があって、この雨もまもなく止むだろう。裏の運河の水位は通常より30cmほど上昇している。

ニックが朝からやってきて、ママーと一緒に勉強している。期末テストが迫っているからである。Nさんはニックの成長振りに喜んでいる。ニックの成長振りはニックの自覚の高まりにもあるが、ひかるぅも含めて、親族と塾の先生の支援にもよるところが大であるという。しかし、ぼくは何にもしてない。ほったらかしである。せいぜいニックの成長振りの話を聞いてしあわせに浸っているだけである。もっとも、ここの教科書は貸与制で、先輩が使い古したものが使われているので、それをスキャンしてプリントアウトし、新品の教科書の別冊を作ってやるぐらいの協力しかしていない。

今日は、ニックの期待通り、カレーを作ってやらねばならない。そのために昨夜、日本米でご飯を炊いておいてある。

この頃、ぼくは体調もいいが、精神的にもよくて、研究で発見が続いている。もっとも、タイランドの田舎に篭っているので、日本の中央の研究動向が分からない分、そんなことはすでに古いといわれる危惧がある。それはそれで、少しもかまわない。もし、ぼくの発見が古いものになっているなら、日本の研究がそれだけ進んでいるわけだから。

発見の一つは、マルクスの労働価値説とアダム・スミスやD.リカードゥの労働価値説との根本的な違いが分かったことである。それはマルクス自身の研究によってすでに明らかなのだが、そのマルクス自身も気づいていなかったマルクス労働価値説の独自性について気がついたことがある。

スミスやリカードゥの労働価値説においては、労働量という概念で価値の大きさが表現されているが、マルクスの価値の大きさは労働の量すなわち労働時間と表現されている。スミスもリカードも時間概念は時点occasion、多数の時点の集合の期間timesがあり、時間timeが語られるのは、一つは熟練やスキルの習得に要する時間と他は商品を市場に持ち込むばあいの時間である。このような時間観念をなんと一括していいのか、今のぼくには概念がないので分からない。ニュートンがすでに前提していた抽象的な絶対時間としての物理時間ではないのである。しかし、マルクスの時間概念は物理時間なのである。しかも、マルクスの時間―この場合労働時間―は、物質に凝固された、体化された、結晶化された、粒子となった抽象的人間労働の継続としての労働時間なのである。それは過去の労働時間という言い方がなされることもある。マルクスが抽象人間労働を抽象するプロセスは、純然たる論理操作つまり論理的抽象である。人呼んでそれを「蒸留法」という。

しかしながら、量子論といえども、粒子としての時間をいまだ発見していない。またそんなものは実在しない。にもかかわらず、それを価値の実体とマルクスは主張するのである。アインシュタインは時間を他の空間次元と並んで一つの次元として相対化したrelativized。量子力学は量子の存在と運動を方程式として情報化した。マルクスは、19世紀の中後半において、純粋論理操作の結果、時間を物質として、物質に含まれるけど実に在りもしない情報的量として観念した。さらに言い募れば、その実に在りもしない情報的量を「社会的実在」としても観念した。それこそ関係論的実在なのであって物理的には実在しない。


マルクスのこの時間意識に驚かされる。これってすごくない?というのが最近の発見であった。





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Last updated  2012.09.15 23:09:16
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