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今日のご遺体

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2014年03月04日
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テーマ:家族(144)
カテゴリ:レア話

そもそも父は突然死に過ぎましたし、死んだ日取りがすごく悪かったです。

2月8日東京に45年ぶりの大雪が降り、首都圏は大パニックになりました。
その週から天気予報で大雪の可能性をうたっていましたが
天気予報がこれだけイヤな大当たりするのも困ったものです。




2月7日
前日から熱を出していた私は、早朝次女から
「パパが死んだよ」の一報で起こされました。
ですが、実家の取り決め事は長女が何でも取り仕切るので
「また連絡する」とのやり取りで再び寝こみました。
(3人とも家庭を持ち、次女は親と3F建て2世帯住宅で同居)

しばらくすると長女から
「葬儀屋さん呼んだ方が良いの?」との連絡
もちろん呼んだ方が良いのですが
もうずいぶん昔から母が、3人娘で墓守がいない事もあり
両親の祖父母と自分たち6人が入れる納骨堂を購入していまして
その寺の【檀家】になっていました。

家で不幸があったなら檀家の寺にまず一報するのが通常です。


洗女「まず寺に連絡して坊さんの顔立てないとダメだわ。
   先に葬儀社に連絡すると別の坊さん紹介スルって言いだすし
   紹介手数料も取られる。
   葬儀屋は後でだよ。
   それに葬儀社は別に1社ですぐ決めなくても
   相見(あいみつ)取って1番いいと思ったところで決めて良いよ。
   あと、パパは1Fに下ろしてね!
   2Fは暖かいからパパ腐っちゃうよ(笑)」

   
しっかりしている長女なのですが
こと葬儀に関しては彼女を買い被りすぎていたのかもしれません。
母親はというと
長女「かかりつけ医に死亡診断書を出されて、止めたのにサッサと市役所行っちゃったよ」との事。

死亡診断書(死亡届)をもらったら市役所に申請すると火葬許可証が貰えます。
それを火葬場で提出して初めて火葬ができ
火葬終了後に埋葬許可証が貰えます。

そんなの今どき葬儀社が代理でやる仕事ですが
チャカチャカ早く片づけちゃおう!と動きたがるのは母と長女はそっくりです。

「母テンパってるな…。」一端電話を切りました。

これが後で最悪の事態になります。

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余談が長いのですが…

葬儀社とお坊さんは大体結託していて
もちろん形式上は葬儀社がお坊さんを祭り立て上げ丁寧に対応しますが
葬家に檀家など決まった寺が無い場合
葬儀社にいる各宗派の言わば【登録派遣坊主】が紹介という形で派遣されます。


派遣されたお坊さんは、葬家からのお布施からバックマージンを葬儀社に渡します。

最近は「お経だけ読んでくれるなら誰でも良い」というくらい
葬儀の宗旨に対してドライな人も多いので
本当に祭壇の大きさに関係なく
【1日だけの葬儀】1DAY葬儀もあったり
お坊さん自体も葬儀社に
「葬式のご用命ありませんか~」と
モロに言わなくても、菓子折り持って営業に来ます。
マンションなどを事務所にし檀家を持たない
【マンション坊主】の方も結構いるので
「呼ばれてラッキー」というお坊さんも割といます。

そもそもこんな宗教離れは各家族とかの社会構造も有りますが
社会に対してその役目を果たしていないから宗教はなれしているのだと思います。

私は宗教は根本的に「悩める人の安心学」で人生の指針や生きるヒントをくれる与えるものだと思います。

が、悩める人はこの世にごまんといるのに宗教との結びつきが弱いのは
宗教家がその役割を果たしていない
人々が相談できると知らない
敷居が高い、洗脳への恐怖、献金の負担、政治への関与などが抵抗感となり
仏教=葬式、神道=初詣、キリスト教=クリスマスなど
イベント重視となるのだと思います。
日本人の信仰の薄さ、信仰に固執しない自由さは
平素な日常を送れる人にも、他国との摩擦の還元にもなりそれは良い事でもありますが
強い意志力を保つ拠り所が存在しないのも事実です。

また、たまに強い吸引力のある宗教があるとしたらカルトだったりしますし;

某出版社でTVの人生相談に出演されるお坊さんと医学部教授の2人が
悩みとは何か?どのように解決したらいいのか?を
対談する企画の本があったのですが
あまりにもレベルが違いすぎてお坊さんが何も良い事が言えず、答えられず辞退された…。
という極秘エピソードの絶対タイトルの言えない名著も有ります。

毎年3月は内閣府が決めた自殺対策強化月間です。
ブッタも「苦行じゃ悟れません」「人は救えません」って言っています。
宗教法人が営利事業で無いのなら
国の代わりに人々に生きる希望を与えるべく
大々的に悩める人を救う活動した方が良いと思います。

(もちろんされている宗教従事者の方もいるでしょうがあまりにも目立たない)

修行の卒業試験で富士の樹海とか東尋坊とかに悩める人を救いに行って
改心させられたら晴れて免許皆伝にするとか。
坊さんになりたいとしてもその適性や能力があるか?
宗教従事者こそ社会貢献活動をして初めて国から認められた公益性のある宗教法人
と言え、それぐらいして宗教の必要性が社会一般に認められやっと身近になると思うのです…が
私は言いすぎでしょうか?
------------------------------------------------------------

その後、長女に父の写メを送ってもらい顔を確認して
・父を1Fに下ろしたか?
・ドライアイスや空いている口をタオルなどの当てモノで閉じるやり方
・着せ替え用の服を用意する事
・葬儀社には細かい記載のある見積書を出してもらう事
・必要じゃないオプションは断れる事
と連絡しましたが音沙汰なし。


私がなぜ1Fに下ろせとうるさいか?と言うと・・・
そもそも、母は中途半端に信心深く随分昔から永代供養の納骨堂を買い
成人前に娘3人にそれぞれ50万近くする喪服一式を用意し嫁に持たせ
自分たちの葬式に対する構想を持っていました。
「誰にも知らせないで葬式したい」と。

建てなおす前の家も現在も田舎だからでしょう。
皆で集まり葬式もできる多目的スペースの部屋を作っていました。
以前の家も「この障子を外したら家で葬式出来る様にこうなんだよ」
と幼い時に聞いておりましたし、具合の悪い父を見て
「葬式は家で誰にも言わないで家族葬でいいね」と。

また、北海道の家は暖房をつけていればとにかく温かい!ので
幾らガリガリの父でも状態が分からない私には
「腐敗進行の抑制」や「暖気によるドライアイスの過度な消耗」を極力抑えたいですし

そして狭い回り階段で2Fで納棺されたままだと
棺を立てて下ろさなければならなくなります。
そんな状態じゃ父は棺の中で体育座りになってしまいます。



熱でガンガンする頭で連絡を待っていたらやっと長女から電話

長女「今、葬儀屋さん来てて祭壇作ってるわ」
洗女「えっ?何社か見積もり出さないの?」
長女「お坊さんの紹介で来た葬儀屋さんだからこの葬儀屋さんでイイって」
洗女「…。葬式1日だけ?」
長女「1日だけだとお坊さんダメだっていうから通夜と告別式2日やるって」
洗女「1Fに下ろしたんでしょ?」
長女「下ろしてないよ、もう葬儀屋さん祭壇作っちゃってるし」
洗女「!?なんで!言ったじゃん、下ろさないとダメだって!」
長女「そんな事言ったってそれで良いって言ってるし」
洗女「えええぇぇ?????!!!!」
長女「それで日程は2月8日9日に決ったよ」
洗女「!!チョチョ待って!私まだ飛行機チケット取ってないって!
   それに明日こっち大雪で飛行機飛ぶか分かんないんだよ!!」

長女「え?アンタ来るの?」
洗女「。゜(゜◎Д◎#゜)゜。!!!!!」



ここから怒涛の長女VS洗女の大バトルが勃発してしまいました。
人生初、アラフォーのこの歳になるまで姉とこんな大ゲンカした事ありません。
また、あまりにもメチャクチャすぎて
こんなヒッドイ葬式、赤い霊柩車でも見た事ありません。
今考えるとしょうもないエピソードがあり過ぎて救いようがないのですが
家族葬とか考えている人は参考になると思います。

続く

 





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最終更新日  2014年03月14日 00時13分17秒
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