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テーマ:VIVA!少年柔道!(160)
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娘サキ(中3)の高校が決まり、
卒業行事・入学準備でバタバタしている毎日です。
第一志望だった県立高校ではなく、いわゆる「すべり止め」のT学園に行くことになったわけですが、もともとサキ本人もその学校に対する印象は決して悪いものではなく、制服の採寸を済ませると、その制服がとても気に入って、今は入学を楽しみにしている様子です。
そして、第一志望の学校をひたすら目指していた娘には言えませんでしたが、実は私にはT学園になっても楽しみなことがひとつあったのです。
それは、T学園に受験の願書をもらいに行ったときに、こんな出来事があったからなんです。
土曜日だったため、私と娘、そして息子ヒデキ(小6)の3人でT学園へ行きました。 玄関に案内の先生と生徒さんが数名立っています。 娘が誘導されるまま、中へ入って資料をもらってくる間、私と息子は外で待っていることに。
と、そのとき、案内の先生の中の一人(白髪のおじさん)が まっすぐヒデキのもとへやって来て、
「君、いい身体してるねぇ~。
スポーツ、何やってるの?」
(わっ、何だいきなり?)
「えっ?
あ...柔道です」
「柔道?
君、本当に柔道やってるの?
どこの道場に通ってる?」
「湘南松前です」
「へぇ~~、東海大の?
じゃ、N先生だ。
住んでるのはH市なの?」
「いえ、Hなんですけど。
うちから一番近いのが東海大なので...」
(この人、めっちゃ喰いついてくるんですけど?)
「今、何年生?」
「6年です」
「大きいねぇ~~。
じゃ、中学はO中へ行くの?」
「あ、いえ...
H市の方に行こうかと...」
「H市?
じゃ、もしかしてS先生のところ?」
(この先生、何でも知ってる?)
「あの...
失礼ですが、
柔道部の?」
「はい、顧問です
今、うちにはO中のね、A君とかS君とか
ときどき練習に来てるんだよ」
「あ、知っています」
(2人とも、県のベスト4に入ってる大きい選手たちだもんね)
「ちょっと待ってて。
N先生を紹介しよう。
Nく~~~ん!
ちょっとこっち来て~~!」
ドカドカ走ってきた男の先生。
若い (絶対にまだ20代でしょ?)
そして
デカイ
肩幅が、1メートルあるんじゃないか?と思うほど...
でも、顔は可愛い
「これが、うちの柔道部のN先生。
先生、この子、小6だって。
湘南松前で柔道やってるって!」
「わぁ!大きいですね~」
「うん、うちには大きい子がいないんだよね~~~」
(ヒデキの肩をペタペタ叩きながら)
「3年後に、 ぜひうちにおいで~~~~」
「あの...
息子を3年後に入れますから...
その前にぜひ娘を合格させてやってください(笑)」
それはまさかの ヒデキに柔道部へのお誘い?でした。 ヒデキは気が弱いし、根性ないし、注目されているような強い選手じゃないのに、「大きい」っていうだけで、あんなに喰いついてきてくれるなんて...
「ふふっ、そんなことがあったんですよ」
後日、柔道でお世話になっているM先生に報告したところ、
「それはK先生とN先生だね。
2人ともよく知ってるよ。
N先生は、 井上康生の付き人をやっていた人なんだよ。 後輩だから、よく家へも来るよ。
これまでは世界中をコーセイについて回っていたから正式な採用をされずにいたんだけど、コーセイがもう行かなくなってから、T学園の教員として正式に採用されたんだよ。
だから、T学園にはコーセイもよく練習に行ってたみたいだし、 帰ってきたらまた行くようになるでしょ。 今、それでT学園の柔道部がどんどん強くなってきてるんだよ」
コーセイ... あの、ヒデキの憧れの井上康生さんが???
娘がT学園に通うようになれば、 ヒデキが中学生のうちに、T学園の柔道部で練習させてもらえるチャンスも出来るでしょうね。
そしていつか、 井上康生さんと一緒に練習してもらえる日が来るかもしれないですね もちろん、ヒデキはその日が来ることを心待ちにしているようです
不思議なご縁が続いています。 いろんなことが、めぐりめぐって、結局良い方向へ進んでいけたら嬉しいですね。
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