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娘のサキ(高1)が、ついに決断しました。
美術部を辞めて、 チアリーディングに専念する
さんざん迷った挙句、
絵は一人でも描けるけど チアは一人では出来ないから
と、美術部を退部。
チアリーダーには2つのタイプがあるそうです。
アクロバットのような難しい技にチャレンジする競技チアと 野球などの応援で活躍する応援チア。
サキが魅力を感じているのは、 後者の応援チアです。
高校野球は春と夏の大会がありますが、 チアが応援で参加できるのは夏の大会のみ。
「ねぇ、わかる? 来年も3回戦まで進んだとしたら3回、 4回戦まで勝てたら4回。
残りの高校生活で、 球場で応援できるのはあと6回とか8回しかないんだよ」
野球部の選手たちが全力を出し切って戦う。 レギュラーになれなかった仲間が応援団として必死に応援する。 吹奏楽部の人たちが、汗をかきながら演奏する。 保護者や卒業生たちが声を張り上げる。 そして、チアが笑顔でみんなを元気づける。
その一体感が、 最高に素晴らしいのだそうです。
サキはLDやADHDがあるので、 暗記できることと出来ないこととの差が大きいという特徴があります。 例えば歴史や英語の単語などを覚えるのは苦手です。
ところが、 チアをやる上で必要不可欠な「振り付けを憶える」ことについては、 めちゃくちゃ早いそうです
これまで体育の授業すらまともに受けられなかったサキが、 いまや体育会系女子となりました(笑)。
長かった不登校時代には見られなかった 明るい笑顔、はつらつとした様子に、 近所の人たちからも
「昔のサキちゃんに戻ったみたいだね」
と言われるようになりました。
そして、サキは更に新たな挑戦をすることに。
「この冬休みに、アルバイトをしたいんだ」
チアの活動のためには、お金がかかります。 毎月の部費のほかに、 ユニフォームに3万円くらいかかって、 今後はエナメルバッグに16,000円、 靴に8,000円...
「せめて、チアにかかるお金くらいは自分で準備したい」
というわけで、 サキは初めてアルバイトの面接に行ってきました。
年末年始の年賀状仕分け
毎年、この時期になると、全国で高校生のバイト募集をしていますね。 面接をしてくださったのは、30代後半くらいの 「お兄さんとおじさんの間くらいの男性」 だったそうで、
「学校でチアリーディングをしているんだね。
ということは、体力的には...」
「大丈夫です」
「これから風邪やインフルエンザが流行してくるけど、 風邪をひきやすい、ということは...」
「ありません」
「希望の時間帯がもしいっぱいだったら、 別の時間帯に移動してもらっても...」
「平気です」
と、元気に答えられたようで、
「完璧じゃないの」
ところが、完璧であればあるほど、
もしも落とされてしまったら?
と、心配してしまうのが親心です。
そこでは、今回高校生を100名くらい採用するようですが、 地元の優秀な高校からも高校生が大勢面接を受けるようで...
サキの通っている高校は、偏差値低いからなぁ 学校名で落とされるってこと、あるのかな?
とか
まだ1年生だから、 去年やその前にやった子たちを優先的に採用するのかな?
とか、
100名の中に入れなかったら、落ち込むだろうな?
とか、考えるうちに私が勝手に落ち込んだりして...
何しろ中学時代は3年間、特別支援学級に通っていたわけですから、 こうして人並みにアルバイトの面接を受けるとか、 社会に出て仕事をしてお金をもらえるようになるとか、 想像もできなかったわけです。 だからつい、余計な心配をしてしまうのです。
そして先日、
「やったー
採用だって」
封筒を手に、喜ぶ娘。
「ほんと?
受かったの?
すごいじゃん
よかったねーーー」
手放しで喜ぶ私のそばで、
「いいか。
空返事だけは絶対にするなよ。
わかってもいないのに、"はい"とか言うと、 結局みんなに迷惑かけることになるからな。
わからなかったら、その場でちゃんと質問して、 わかるまで教えてもらえよ」
と、冷静に具体的なアドバイスをするパパさん。
そして、弟のヒデキ(中1)のことばに、 家族は大爆笑したのでした。
「おい、
変なおっさんに
手つけられんなよ」
...どうやらうちには親父が2人いるようです。
サキ、よかったね♪ 初バイト、頑張れ~~
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