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2011年09月08日
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カテゴリ:血管内治療
 前立腺癌精査のため泌尿器科で撮影された造影CT上、右総腸骨動脈の狭窄を疑われた患者さんの血管内治療を行いました。axialの連続像では右外腸骨、内腸骨動脈分岐直上の限局した狭窄でしたが、入院時、右大腿動脈は全く触知不能で、もしかしたら完全閉塞してしまったかなと思いながらスタートしました。血管エコーガイドで7Fr 25cm(Terumo)のシースを挿入し造影したところ、案の定右外腸骨動脈、内腸骨動脈分岐直上で閉塞していました。

pre sheath.JPG

 急遽左大腿動脈にも穿刺し、ピッグテールで腸骨動脈領域全体を造影しました。右総腸骨動脈分岐からの閉塞に加え、左総腸骨動脈にも高度狭窄があります。

pre Aog.JPG

 右大腿動脈からのシースから5Fr MPカテ+Transit+Cruiseで閉塞部を通し、IVUSでワイヤーが血管内であることを確認しIKAZUCHI PAD 3.0*40mmで拡張しました。

post ikap.JPG

 両総腸骨動脈分岐部直後の病変でありself expandable stentを両総腸骨動脈から大動脈分岐部に置きkissing stentで仕上げました。

kissibg ballloon.JPG

 最終像は若干indentationが残っていますが、腸骨動脈領域なので無理をせず終了としています。

post.JPG

 やはり腸骨動脈閉塞の血管内治療は効果抜群で開通直後から、足の感覚の変化、ぽかぽかするなどの症状が出てやりがいがあります。今日もいい一日です。





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最終更新日  2011年10月08日 21時54分05秒
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