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神経内科医の徒然診療日記・コロナの時代

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takamatsu0224

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Mar 8, 2013
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カテゴリ:医学関連
  厚生労働省が6日に公表した2010年度の産業別の死因などの統計調査によると、医療・福祉関係の仕事に就いている女性が自殺で亡くなる割合は、全業種の中で最も高かった。一方、就業中の男性が自殺で亡くなる割合は、公務員などが最も高く、医療・福祉関係の就業者に高い傾向は見られなかった。

 この調査では、同年度に死亡の届け出があった15歳以上の人の死因を、その就業状況や産業ごとに集計。それによると、亡くなった女性は57万3956人で、このうち職業に就いていたのは3万759人。その死因を見ると、「悪性新生物」が37.9%で最も多く、以下は「心疾患(高血圧性を除く)」が13.3%、「脳血管疾患」が11.3%、「肺炎」が5.3%、「不慮の事故」と「自殺」が共に4.8%などの順だった。

 この中で、「医療、福祉」関係の業種で働いていたのは1604人で、その死因は「悪性新生物」が44.5%、「自殺」が11.4%などの順。産業別に見た「自殺」が死因の割合は、「医療、福祉」が最も高く、以下は公務員などの「公務」(9.9%)、「工業、採石業、砂利採取業」(7.7%)などと続いた。

 一方、同年度に死亡届が出された男性は64万1816人で、このうち就業者は9万2032人。死因は「悪性新生物」が38.8%、「心疾患(高血圧性を除く)」が13.8%、「脳血管疾患」が8.7%、「自殺」が7.9%、「不慮の事故」が6.7%などだった。

 「自殺」が死因となった割合を産業別に見ると、「公務」が16.6%で最も高く、以下は「複合サービス事業」(14.3%)、「電気・ガス・熱供給・水道業」(11.1%)、「建設業」(11.0%)などの順で、「医療、福祉」は8.7%。「医療、福祉」関係の業種で働いていて亡くなった男性2504人の死因として最も多かったのは、「悪性新生物」(38.7%)だった。

 厚労省は5年に一度、この統計調査を行い、職業・産業と死亡などとの関連を調べている。前回の05年度の調査で、「医療、福祉」関係の業種で働いていた人の死因が「自殺」だった割合は、女性が10.8%、男性が8.0%。【佐藤貴彦】

提供:医療介護CBニュース

コメント:昨日、自殺予防・うつ病の医療連携研修会があった。「うつ病の理解と連携の実際について」の演題で、精神科の先生から講演があり、続いて私が座長を仰せつかった「自殺予防・うつ病の医療連携について」で情報交換を行いました。

うつ病は精神科の初診は少なく、内科全般に受診している患者さんが圧倒的に多いのは事実です。医療・福祉関係の就労女性に自殺が多い傾向があったという統計もあり、医療関係者は、これらの結果を踏まえて、周囲の同僚とも充分なコミュニケーションを取っていく必要があると思われました。






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Last updated  Mar 8, 2013 11:43:12 AM
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takamatsu0224@ Re[1]:ギラン・バレーとジカ、やはり関連(03/08) 大黒町さん >色々新しい病気が出てきて不…
大黒町@ Re:ギラン・バレーとジカ、やはり関連(03/08) 色々新しい病気が出てきて不安になります…
大黒町@ Re:睡眠不足でたまる脳内物質が記憶力減退の正体だった。(01/25) これは役に立ちますね。 引用させてくださ…
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