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カテゴリ:サッカー 浦和レッズ
浦和レッズはジュビロ磐田に2-1で勝利。
リーグ戦3連勝。東海シリーズも連勝で終えることができた。 これで次の大一番、鹿島戦にいい状態で臨むことがでる。 またそれ以上に大きいのは、いろいろな組み合わせを試すことで、チームの課題(ストロングポイントもウィークポイント)をゲルト監督はほぼつかめたことだ。 4月5日(土) 2008 J1リーグ戦 第5節 磐田 1 - 2 浦和 (13:04/エコパ/27,866人) 得点者:2' ジウシーニョ(磐田)、71' 阿部勇樹(浦和)、79' 田中マルクス闘莉王(浦和) 昨日の試合、試合開始早々に駒野からの正確なクロスにやられてしまった。 これもレッズの最近の悪い癖。 試合開始直後や、後半開始直後、ばたばたしている間に失点してしまう。相手がレッズ攻略法として考えているのだろう。これは要修正点だ。 それから後半26分!までの長い時間(試合のほとんどの時間)、得点の気配すらしない負け試合だったのだ。 一番の原因はストロングポイントである左サイドが駒野一人のせいで使えなくなってしまったからだ。ゲルトの構想では、闘、相馬、梅の三角形で左サイドに起点をつくってセンタリングを上げ、エジミウソンや高原で決める予定だっただろう。 だが駒野を恐れて相馬が高い位置をとれず、梅崎と距離が開いてしまった。 それならば右サイドから崩せばいいのだが、レッズは左ばかりにこだわっていたように見えた。たまに右サイドにボールがいっても、高原はボールキープできず、平川は走らず、啓太はDFに戻すか横にパスして終わりでは攻撃にはつながらない。 それが劇的に変わったのは、永井、細貝の投入だった。 これは前に書いたので詳しくは書かない。 ゲルトの会見にもあったが、ハーフタイムに特定の選手に対して「もっと前へ」と指示を出したようだ。左サイドに移った平川はあきらかに、前半よりも前への姿勢が出ていた。そこからあの2点が生まれた。 <スタメン> ・・・・エジ・・・・・ ・・梅崎・高原・・・・ 相馬・・・・・・平川・ ・・闘莉王・啓太・・・ ・阿部・堀之内・堤・・ ・・・・都築・・・・・ →駒野に押し込まれて得意の左サイドが機能しなくなる。右サイドのメンバーは前へのチャレンジがなく、右サイドも生かせず停滞。 <後半途中> ・・・・エジ・・・・・ ・・闘莉王・永井・・・ 平川・・・・・・山田・ ・・細貝・・啓太・・・ ・阿部・堀之内・堤・・ ・・・・都築・・・・・ →左サイドに平川を入れることで守備が安定。永井投入し豊富な運動量とボールキープ能力で前線をかき乱し、空いたスペースに細貝や阿部が飛び込んでくるようになりチャンスが生まれた。前半消極的だった平川も前へ走りこむようになった。闘莉王が1.5列目にいることで、相手守備陣にとっては脅威に・・・。 【J1:第5節 磐田 vs 浦和】レポート:磐田が前半に先制するも、後半の交代策で流れを変えた浦和が逆転勝利。 [ J's GOAL ] http://www.jsgoal.jp/news/00063000/00063167.html 浦和イケイケ3連勝!FW“頭”莉王同点アシスト&決勝弾 http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20080406-OHT1T00083.htm 今の浦和は絶好調というよりは、選手の中で好調な選手を使ってやっと勝っているように見える。 好調になれば誰をだしても、同じようなプレーをして、同じように勝つというチームの形が見えるようになるはずだ。 だが、今のレッズでは、まだ監督の意図を理解しプレーに反映できる選手と、これまでの癖から抜け出せない選手がいる。 悪い時のレッズのサッカーは、攻撃は前線の3人まかせ。守備はそれ以外の選手まかせ。 ゲルトはそのサッカーを個人に頼り過ぎないものに変えようとしているように見える。 そして、この連戦では成果がでてきている。 まだ、人任せのサッカーをしている選手は、高原、啓太、山田、坪井、平川、堀之内。 新しいサッカーに切り替わった選手は、永井、梅崎、細貝、相馬、闘莉王。 そして、阿部が昨日の試合で切り替わり、平川も切り替わりつつある。 山田はさすがにショックから切り替わりつつあるし、坪井も切り替わるとレギュラーを取り戻すのだろう。 啓太と高原は日本代表で離れていただけに、まだチームの変化についていけていない。 「人任せ」とはプレーの中ではバックパス、パスを出した後やパスをもらう前の動き出しに現れる。一部の選手はパスを出したらそれで終わり。止まっているし、パスを得ようと動くことが少ない。また、「前へ」という意識が少ないのだ。 啓太も高原も、岡田ジャパンでおかしくなってしまったのだろうか。オシムジャパンに参加していた頃と動きがおかしくなってしまっているような気がするのは考えすぎだろうか。 今のレッズの一番の課題はこういった運動量の多い選手が「替えのきかない選手」になっている点だ。これらの選手が出ているときは調子がいいが、出ていないと勝てない。早く残りの選手(今までの主力)が変わっていかないと、今調子のいい選手がもたなくなってしまう。 2試合連続で逆転勝利 永井、細貝は頼りがいが出てきた ![]() 読んで頂きありがとうございます。よろしければクリックをお願い致します。 →人気blogランキングへ →にほんブログ村 浦和レッズへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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