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カテゴリ:サッカー 浦和レッズ
朝のニュース番組で中西さんがこんなことを語っていた。
「技術力、戦術、シュート力、精神力はかなりのところまできているんです。ただその力を活かすことができていない。足りないのは試合運びなのです」 たとえば(失点シーン)は同じやられかたをしている。 サッカーには点をとられない守り方というものがある。 このエリア(ゴールポストからまっすぐに線をひき、ちょうどペナルティエリア外のサークルの端あたりまでと結んだ四角形のエリア)をCBとボランチの4人できちんと守り侵入されないようにしておけば点はとられない。 ただ失点シーンを見ると、ここに守備側は3人しかいなくなっていて、相手に侵入を許し、フリーで打たれてしまっている。ここでフリーで打たれたら、失点してしまう。 問題はこのエリアを4人でしっかり守るという認識があったのかどうか。 実はこれは浦和レッズのことを語ったわけではない。 実力はありながら本番で結果を出せない、反町ジャパン、なでしこジャパンのことを語っていたのだ。 でも、浦和レッズにも面白いほど当てはまる。 昨日の2失点はゴール前の危険なエリアで相手をフリーにしてしまったこと。 たしかに気の緩みには違いないのだが、守備の連携の約束事がまだ統一意識として徹底されていないのではないだろうか。 もう聞きたくないのは「良いゲームだった」「惜しかった」という指揮官の言葉だ。 負けてはいけない試合で問題にするべきは「勝てたかどうか」。 そういう意味では昨日の試合は負けに等しいと思う。 浦和レッズ 2-2 柏レイソル 得点 前半18分 菅沼 実 前半34分 阿部 勇樹 後半44分 永井 雄一郎 後半44分 フランサ <メンバー> 4-4-2(途中から) .....高原..エジ....... 相馬............永井.. .....阿部..啓太....... 堀之内.闘莉.坪井.平川. .........都築......... 交代 後半19分 エジミウソン→梅崎 司 この試合は達也が試合直前に急遽出場できなくなってしまって、エジミウソンがスタメンとして出場した。おそらく達也が出場していたら勝っていただろう。それくらいエジミウソンはひどかった。 いつもなら柏に圧倒されるところだが、今回は違った。何が違うのだろうとよく見てみると、4バックになっていた。菅沼にやられた前か後かはわからなかったが。 4バックにすると、陣形的な不利は解消して、ピッチのあちこちで1対1の局面が現れた。するともともと個で勝るレッズの選手は、目の前の相手選手をかわして数的有利をつくることができた。何より、相馬、平川が活性化したし、阿部、啓太もかなり攻撃参加できるようになっていた。 (4バックにしただけでこうなるのに・・・) この4人が活性化したのはひとえに守備の負担が減ったからだ。 いつものフォーメーションではこの4人は非常に広いエリアを少ない人数で担当しなければならない。トップの3人が前線からボールを追ってくれないないかぎりはもたない。 フィールドを4人で等しく分担することで、効率的に守備することができ、走る距離が短くてすむようになった。 試合のほとんどの時間はレッズが支配できるようになった。 あとは監督の采配だ。 ロスタイムで交代カードを使わないのも相変わらずなら、エジミウソンが負傷しなかったら梅崎への交代はいつになったのだろうか・・・。 また試合後半、啓太、高原など非常に疲労が目立ち動けなくなってきていた。それが原因で失点してもおかしくなかっただけに、動けるフレッシュな選手の投入はもっと早めに必要だったのではないだろうか。 もうひとつ苦言を。 梅崎選手に対する期待は大きい。 この試合でも、非常にファイトしていたし、試合に慣れるにつれらしさを発揮していた。だが、期待が大きいだけに物足りなさを感じた。 梅崎選手に求められているのは「試合を決める決定的な仕事」なのだ。 そろそろそれができないと、使われなくなってしまう。 また今回はFWとして使われていたがどのポジションが適性なのか。 4-4-2ではトップ下はいなくなるため、ますます出場が難しくなる。 自分の特徴を出してほしい。 全体的には課題はまだまだたくさんあるが、徐々に絞られてきた印象だ。 阿部、永井のゴールは美しかった! (菅沼、フランサのミドルシュートも見事だった) 阿部のゴールのきっかけとなった坪井もよかったと思う。 読んで頂きありがとうございます。よろしければクリックをお願い致します。 →人気blogランキングへ →にほんブログ村 日本代表 →にほんブログ村 浦和レッズへ あらいぐま珈琲3号店 -浦和レッズ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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