頑張れ!真野順子!
女優の真野順子さんが脳出血で倒れ、意識不明4日。そして、左半身麻痺で車いすの生活をしていると聞いた。「ウソだろ?」「別人だろ?」 TVを見ると、年輩のご婦人が苦しそうにリハビリをしている。たしかに真野順子だ!(1976年から放送され高視聴率を記録したバラエティ番組で「欽ちゃんのどこまでやの!?」というTV番組があった。略して「欽どこ」。お父さん役が萩本欽一、お母さん役が真野順子。清楚で、どこかとぼけたお母さん役が人気だった。)今は、旦那さんが賢明な看病をしている。日常の車いすでの散歩コース。道行くオバタリアンが「ねえ、この人、女優の真野順子さんよ~。」と大声で言いながら、真野さんの身体をバンバンたたいている。それを聞いた近くのおばさんたちが、わ~と集まり、ベタベタさわり始めた。真野さんは、無表情でうつむき加減。すきにさせている。・・・オレは、青ざめてしまった。舞台で「出雲の阿国」を演じるという夢半ばの真野さんは、動かぬ身体に絶望したとき、友人からの手紙にあった言葉に勇気づけられた。 「神様は、その人の超えられない苦しみはお与えにならない。」安心する言葉だ。「自分の好きなことやらなきゃ。」という車いすに乗っての「出雲の阿国」の舞台。元気をもらった頑張れ!!!真野順子!!!