おひさま 育子の告白
連続テレビ小説「おひさま」|NHKオンラインNHK 長野放送局 連続テレビ小説 「おひさま」 11日水曜の回 仏壇の前に座りお母さんに手を合わせる陽子。陽子は今日無事女学校を卒業する事を報告しお礼を言う。(オープニング) 陽子は「行ってまいります」とこれから女学校に行く事をお父さんに言う。お父さんは「卒業おめでとう」と返すと陽子は笑顔でお礼を言う。お父さんは続けて「学校やお友達ともお別れだなぁ」と陽子は「やだ、それ言わないで」とやはりちょっと寂しい様子。 陽子がいつもの自宅近くのあぜ道を進むと、早朝から畑仕事をしているタケオを見つけ声をかける。師範学校へ行く話をするが(タケオちょっと寂しそう)、陽子はお父さんが一人になってしまうのでお願いねとタケオに頼む。タケオは「おお、任しとけ。」とにっこり。陽子が行こうとするとタケオは呼びとめて「いや、あの・・・卒業おめでとう」と言ってあげる。陽子は笑顔で「ありがとう」と言って学校へ向かう。タケオは「お父さん頼まれてもなぁ・・・」と言って畑仕事に戻る。 女学校の陽子たちの教室。卒業式が終わった後のようで、卒業証書を持った女生徒達が何か所かに分かれて話をしている。陽子、真知子、育子も教室の後ろに並んで立って感慨深い様子。育子は「でも陽子、式でよく泣いたね~」とニヤニヤ。真知子も「本当よね」と返事。陽子は先生の挨拶、卒業証書授与、送辞、答辞でそれぞれの場面で泣いて、仰げば尊しで号泣したそうである。陽子はちょっと困って「でももう大丈夫。すっきりしたから。もう泣かないわ」とキッパリ言う。これを聞いた真知子は「そうなの?」と言い、育子も「そっ」と言う。 育子は「今日で最後か。楽しかったね。」と寂しそうに言って自分の席のほうへ。真知子も「そうね。本当にいろいろありがとう」とこちらも寂しそうに言って育子のほうへ。陽子は二人の後ろに立って声をかけるが「そんな事言わないでよ」と半泣き状態。しかし育子と真知子の肩が震えていて、ついにこらえきれなくなり笑いだす。育子は「ほらね。大丈夫じゃないじゃん!」と言い、真知子とともに「ねぇ~」と笑う。からかわれたと気付いた陽子は逃げる真知子と育子を追いかける。教室を出た3人は廊下を走り回っていると高山先生に見つかり怒られてしまう。 3人はトイレに入る。そう、3人が永遠の友情「お便所同盟」「白紙同盟」を誓ったトイレ。3人は笑いながら思い出話。育子は「でもよく考えたらオクトパスのおかげだよね」と笑う。陽子は「オクトパスがいい先生だったら私たちの友情はなかったかもしれない」と言う。これを聞いて真知子も「そうよね。感謝しないといけないわね」と笑う。3人は楽しく喋るが、笑い声が止まりしばらく間をおいて真知子が喋りだす。「私、私一生忘れないわ。一生忘れないわ。3人で一緒だった時の事。絶対忘れない。一生の宝物だわ。」と。育子も続いて「私も忘れない。ずーっと友達でいようね。ずっとだよ。おばあちゃんになってもずっと。」と。2人の後ろに立つ陽子はさっきの教室の事があるので、「もう騙されないわよ。」と言うが、今度は3人とも泣いている。3人は手をとり合い、抱き合って泣く。 校舎の入り口。3人は手をつないで笑顔で外に出ようとする。すると目の前にオクトパスが!!オクトパスは「By Jove! Congratulations on graduating 卒業おめでとう」と3人を祝福。3人は笑顔で「Thank you very much Mr.Octopus」と言うとオクトパスもちょっとこのあだ名に不満な様子。3人は今言った訳「ありがとうございました。た」というところでオクトパスはストップさせて「そっから先は訳さなくて結構」と答える。オクトパスは3人に近付いて「Well ladies,enjoy your lives 女性たちよ 良き人生を」と3人に言葉を贈る。3人は「Thank you for everything お世話になりました」と頭を下げてお礼を言う。オクトパスは「では」と言って笑顔でカッコよく立ち去ろうとするが階段でこけてしまう。3人は外に出て校舎に向かって一礼をして学校を出る。 いつもの飴屋「村上堂」。おかみが育子の卒業証書を読み上げて卒業証書授与の真似ごと。陽子と真知子は拍手しながら笑う。おかみは3人が卒業すると寂しくなると言うが、陽子はまた来ると答える。主人が来て「卒業祝いだ。今日は俺のおごり。」と言うと3人は大喜び。育子が全部食べていいか聞くと主人はちょっと引きつった笑いになって「物には限度っちゅうものがな」と少し後悔気味?おかみは「ケチだね」と文句を言うが、最終的には何でも食べてもいい事になる。3人は飴を取りに向かうが、育子だけ少し離れて何かを思う様子。育子は楽しそうに飴を選ぶ陽子と真知子に声をかける。「あのさ、あのー・・・ね・・・。今日でお別れです。」と育子が言いだす。突然の事にきょとんとする陽子と真知子はどういう意味か尋ねる。育子は「私、けっこー(決行。結婚ではない)する。」と答える。陽子が「東京?」と聞くと育子は「家を出ます」と答え、家出する決心した事を話す。東京の小さな出版社から手紙が来て、来てもいいという内容だったそうだ。陽子がいつ行くのか尋ねると「明後日」と育子は答える。明後日は育子の誕生日で、アメリカみたいに独立記念日にするのだと。そして育子はその日の最後の列車に乗る事を2人に伝える(駅で迷って次のにしようと思わないように、ばれて追いかけてこられても後の列車がない事が理由)。「だから今日、ここでお別れにしよ。でないと決心が鈍ってしまいそうだから。」と育子は涙を流し2人に言う。さらに見送りもだめだとかなり念をおして2人に頼む(ダチョウ倶楽部モードではない)。真知子は「わかったわ。心の中でお見送りするわね。」と返事。陽子は言葉が出ず、真知子の言葉にうなずく。 育子は「1つお願いがある」と2人に言う。育子はたまに妹と弟の事を気にかけてやってほしい、お父ちゃんとおっか様も、と頼む。2人は「わかってる。」「まかせて。」と育子の頼みを聞く。育子は頭を下げて礼を言うとおかみに許しをもらってラムネ3本取りだす。3人はそれぞれラムネを手に取り、ビー玉栓をはずす。育子が「女性たちよ、良き人生を」とオクトパスの言葉を借りてラムネ瓶を高々と上げる。陽子と真知子も同じように言いラムネ瓶を高々と上げて乾杯をする。3人はそれぞれゲップをして笑いあう。 やばい!本当にやばい!!1投稿1話になってきてますよ?(苦笑)見ながら書くと長くなっちゃうなぁ・・・(苦笑)簡潔に書く能力に欠けてるなw オクトパス、いい先生でしたねえ。3人はトイレでいろいろ言ってましたが、確かに最初はちょっとねえ。陽子がこの先教員になるという事を考えるとまた出てくるかもしれませんね。同業ですし。 育子は大好きな家族、親友との別れは辛いが東京へ行くと重大な決意を発表。しかし最終列車に乗るとか見送りお断りとか、決意が揺らぐかもしれない事はわかっているんですねえ。今みたいに鉄道が整備されて週末だけ帰れるとかなら問題ないんですが、当時は相当時間かかったでしょうから、一度出たらなかなか帰れないでしょう。この当時現実にそういう話は多々あったのだろうと思いますけどね。 しかし卒業式ですか~。小、中は20年以上前、高校でももうじき20年ですからねえ。随分遠くまできたなぁ(苦笑) まあ卒業式で泣く事はなかったんですが、卒業式はやはり寂しさはありましたよねえ。特に中学と高校の卒業式は寂しさ感じましたね。小・中はメンバーがほぼ同じなので小学校の卒業でお別れする人は少ない。でも中学卒業すると高校はみんなバラバラだし就職する人もいましたし、高校卒業も同じようなもんですしね。当時は泣かなかったけど今なら泣いちゃうかもしれんなぁ(苦笑)