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カテゴリ:おひさま
連続テレビ小説「おひさま」|NHKオンライン
NHK 長野放送局 連続テレビ小説 「おひさま」 12日木曜の回 いよいよ育子が旅立つ日。安曇野は晴れていつものようにいい景色。 陽子は家の縁側に座ってボンヤリとしていて何も手に付かない。育子の事を色々と考えていたようだ。 一方同じ頃真知子も考えていた。自分は本当にこのままでいいのだろうか、と。 真知子の部屋に真知子の母がやってくる。元気のない真知子を心配するが、真知子の父剛三が4月に婚約披露のパーティを中西家と合同でやると真知子の母は嬉しそうに言う。 真知子の母はわかったのかと真知子に聞くが真知子は返事をしない。 やはり同じ頃、育子は小さな妹、弟を連れて飴屋にいた。 育子は飴屋夫婦のところに行きお金を差し出す。おかみが驚いて理由を聞くと育子は「このお金で時々あの子たちにお菓子あげて欲しいんだ。そのお金。」と答える。 主人は「受け取れない」と答え、おかみも主人に同調して「心配する事ねえよ。」と安心するように言う。 これに育子は「ううん。そうじゃないよ。私毎年あの子達にお年玉あげてたんだけど、あげられないから。前払いみたいなもんなの。だからあずかってくれる?」と頼む。 育子の心情を理解したおかみは主人のほうを見ると主人はうなずき、これを見ておかみはお金を受け取る。 育子は頭を下げて感謝するとおかみは育子の妹、弟のところに行き、お菓子を食べたくなったらいつでも来るように言い聞かせ頭をなでてやる。 そこへ主人がやってきて育子に餞別を渡す。育子は受け取れないと断ろうとするが、主人は「大人からの餞別は受け取るもんだ。育ちゃんはお得意様だったしな。」と言うとおかみは大して入ってない事を強調して育子に受け取るに言う。 育子は飴屋夫婦の心遣いに涙を流しながらお礼を言って餞別を受け取る。 主人は村上堂の味を忘れないように言うが、おかみは東京にはうまいものが一杯あると言うと育子は「あると思う」と言って主人につっこまれる。 育子は妹と弟に帰ろうと言い、晩御飯の支度を育子がすると言うと妹と弟は「えー」と不満顔(料理下手?笑)。 育子は店を出る時に飴屋夫婦に改めて頭を下げて礼を言うと、飴屋夫婦もやさしく見送る。 夕方。陽子は自分の部屋でぼーっとしている。 お父さんが「ただいま」と言って帰ってきて陽子は我にかえり時計を見てびっくり。 慌てて1階に行き、お父さんに夕飯の支度をしていない事を謝るとお父さんは慌てなくてもいいとやさしく答える。 お父さんは続けて真知子の父に会った事を話す。何とお父さんの勤める工場を真知子の父の会社が買収したのだそうだ。「安曇野の帝王」と自分で言ってたとお父さんは報告する。 さらに真知子の父剛三はもうすぐ娘の婚約を披露するとも言ってご機嫌だったそうだ。 陽子は驚いて「え・・・」といい不安と心配の表情。お父さんが「なんだ、(剛三の話は)違うのか?」と尋ねると陽子は「あ・・・うん、わからない」と答え心配する。 真知子はその頃まだ自分の部屋で座っている。 お手伝いさんがやってきて食事の時間が来たと伝える。真知子は「いらない」と答えると心配しないようにお手伝いさんに言う。 夜。陽子は台所で茶碗などを仕舞うが、時間が気になって何度も見てため息をつく(時間は夜7時20分)。 心配になったお父さんは理由を聞くが、陽子は「いえ、なんでもありません。」と理由は言わないが、お父さんは陽子の様子が心配だ。育子が乗る最終列車まではまだ3時間以上もあるそうだ。 「ごめんくださいませ」と声がする。 お父さんは何事かという表情で「ませ?」と言い陽子のほうを見る。 「ませ」なんて付けるのは普通の家じゃまずないですからね。 陽子は聞き覚えのある声とわかり玄関に向かう。 玄関を開けると真知子がいるのだが、何とパーマネントをかけているではないか!! 真知子は笑顔で挨拶するが、陽子は驚いて目を見開いて「どうしたの?それ」と聞く。 お父さんがやってくると真知子は丁寧な挨拶と自己紹介をして突然来た事を詫びる。 お父さんは陽子からたくさん山ほど話を聞いていると真知子に話すと、真知子は「陽子さんには本当にお世話になっております。」と伝える。 が、陽子は驚きで何も言えない。お父さんが「上がっていただいたらどうだ?」と陽子に声をかけると陽子はようやく我にかえり、真知子に家に上がるように言う。 真知子は陽子の部屋の鏡でパーマネントをかけた自分の姿を見て笑顔を見せる。 陽子がお茶を持ってきて何を笑っているのか聞くと、真知子は「すごいわね、パーマネントって」と明るい表情。 陽子は似合うと言った後、急にどうしたのか理由を聞く。 真知子は「もうすぐね、育子さん。私もね今日を独立記念日にする事にしたの。私ね、結婚しない。親の決めた結婚はしない。そう決めたの。」と話し、パーマネントは決意表明の証のようだ。 陽子は真知子の家の様子を聞くと真知子は「出ていけ」と言われたそうで、それで出てきたらしい。 真知子は「ごめんなさい。ご迷惑?」と陽子に聞くと、陽子は「怒るわよ。そんなわけないでしょ。」と答えて真知子のパーマネントをかけた髪の毛を触らせてもらう。 陽子が興味津津で見ていると真知子は「陽子さんもやってみる?」と聞く。 陽子と真知子はパーマネントをかけた陽子の姿を想像する。 真知子は笑い出して「やめたほうがいいみたい」と言うと、陽子は「いいえ、似合うわきっと。」と楽しそうに話す。 一方真知子の家では真知子の父剛三が激怒中。夜になってもいないのが許せないようで、「安曇野中を探し出せ」と側近の人間に怒鳴って命令。 夜10時半を過ぎもうじき育子の出発時間。陽子と真知子は時間を見ながら育子を応援し約束通り心の中で見送ろうとしている。 陽子は「ねえ真知子さん、春樹兄さんのせい?春樹兄さんが好きだから?」と真知子が今日起こした事の理由を聞く。 真知子は春樹の事は好きだがそれとこれとは違うと言うと「親が決めた人生に従うだけの人生はいやだって事なの。私個人の問題なの、これは。」と答える。 ドンドンドンドン!と玄関を激しく叩く音がすると「真知子!」と真知子の父剛三の声。 2人は慌てるがまた激しく玄関を叩く音と「真知子!」の声。 陽子は真知子を連れて1階へ降りるとまだ玄関を激しく叩く音と「真知子!」と呼ぶ声が続く。 陽子のお父さんは慌てて玄関を開けに行く。 陽子は勝手口(台所にある出入り口)から出ようとするが剛三の側近2人が待ち構えている。 陽子は家の中に戻ると真知子とともに便所に隠れる(つくづく便所に縁がありますなあ 苦笑)。 一方その頃、真知子は両手に荷物をかかえて家を飛び出し駅に向かって駆け出す。 小さな独立戦争の始まり。 育子は飴屋で妹と弟と最後の思い出作りというところでしょうか。 この当時なら戦争がなかったとしても旅立ちが絡むと今生の別れになる可能性は今より高いですからねえ。例えば東京―名古屋間でも6時間半以上かかったそうですし、そもそも駅に行くまでの交通手段が今より圧倒的に少ないはずですからね。家から駅までは何時間も歩きで、駅についても1日数本の列車で、さらに乗り換えて別の列車に、なんて事もあったはずですし。 あゝ野麦峠、おしん、はおひさまよりだいぶ前でしょうけど、それでも帰りにくさ、移動の時間のかかり具合とかはそう変わらないと思うんですがどうでしょうか。 そう考えるとこの頃のこういう別れというのは深刻で重いのだと思うんですけどね。 ちなみに今なんかは新幹線だとのぞみ使うと東京ー名古屋は2時間かからないし、飛行機なら1時間くらいでしょうからねえ。 自分なら育子が列車に乗って列車が動き出すまでは隠れていて、動き出したら見送りに顔を出すかなあ?(笑)いや、実際そういう場面に出くわす事がないのでなんとも言えませんが(苦笑) しかし真知子もこれはほとんど反乱に等しい行動でしょうねえ。 さてこれからどうなりますやら。 自分も1投稿1話になっちゃうのかどうなのか不安なのですが(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.05.12 17:55:46
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