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カテゴリ:映画、観ました(´∀`(⊃*⊂)
2012年08月11日のブログの続きです。 2012年8月9日(木)にNHK BSプレミアムで放送された 映画『人間の條件 第二部 激怒篇』を、 録画で、先日、観ました。 満州の鉱山で労務管理を担当する「梶(仲代達矢)」は、 工人を人間的に扱おうとして、 現場監督の「岡崎(小沢栄太郎)」らと対立。 しかし特殊工人(捕虜)の度重なる脱走で、「梶」の立場は悪くなってゆく。 脱走が起こると休日を返上して鉱山へ向かう「梶」と 妻「美千子(新珠三千代)」の関係もギクシャク。 しかし「美千子」は反省し、夫を理解しようと努める。 「梶」がかわいがっていた中国人部下「陳(石濱朗)」は 中国人娼婦「金東福(淡島千景)」にそそのかされて 特殊工人の脱走を手引きしていた。 鉱山の「所長(三島雅夫)」らは、 わざと脱走に失敗させて見せしめにする計画を立て、 板挟みになった「陳」は自ら高圧電流の流れる鉄条網に飛び込み、 自殺してしまう。 この映画では、 中国人の役を、すべて日本人俳優が演じています。 すごい、 と思ったのですが、 考えてみると、 この映画制作当時(1959年1月公開)には、 日本と中国は国交がなかったので、 中国人俳優に出てもらいたくても、無理でした。 満州のシーンも、中国ロケが不可能なため、 北海道ロケだったそうです(ウィキペディア情報)。 で、 中国人役の人のセリフは中国語です。 特殊工人(捕虜)で思想家の「王亨立(宮口精二)」 特殊工人の宿舎へ(日本人によって)送り込まれている 中国人娼婦の姉御「金東福(淡島千景)」 「王亨立」の弟子で特殊工人の「高(南原伸二)」 「高」と恋に落ちる中国人娼婦「楊春蘭(有馬稲子)」 中国人と日本人の板挟みに苦しむ「陳(石濱朗)」 中国人同士の会話のシーンはすべて中国語です。 他の日本映画で、 外国人を日本人が演じて、 外国人同士の会話を日本語でしてしまうのを見たことが何度もありますが、 この映画はその点、リアリティに徹しています。 「王亨立」「金ねえさん」「陳」らは日本語も話せる設定ですが、 日本語の時はカタコトになります\(^o^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年08月18日 08時01分22秒
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