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ぎっちょの『ひとりたわむれ』PART3
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2011.3.14 総アクセス数10万突破!
いつも読んでいただいてありがとうございます

since 2009.05.01

PART1 ⇒ 03.12.1~06.10.31
PART2 ⇒ 06.11.1~09.4.30

[全932件]

February 08, 2012楽天プロフィール Add to Google XML

さよならミサエさん

以前本稿でご紹介した【ミサエさん】(仮名)が、他の施設へ移るため退去していった。ミサエさんといえばかつて、ワタシを呼び止めるなり
「何か面白いことやって」
と懇願したことが特に強烈な記憶として残っているのだが、他にもちょっと吹き出してしまうようなエピソードには事欠かない人だった。

きっとお元気な頃は責任感が強い、もしくは世話好きな女性だったのだろう。足腰が弱って自力では歩けないのに、柵を外してベッドを下りてまで何かしようとすることが多かった。例えば夜勤の時、深夜の巡回に行くとミサエさんがまさに柵を外そうと手をかけていることがあって、どうしたのと聞くと
「お米を炊きに行かないといけないの」
と訴えるので、
「支度は全部こちらでやるからゆっくり寝ててね」
とその都度言い聞かせて再び寝かせることがたびたびあった。柵は外れないよう、上下を嵌め込み式の棒で固定したうえベッドにベルトで縛りつけていたのだが、前に一度ミサエさんがそのベルトを引きちぎって(!)柵を外し、ベッドから落ちてヘタっているところを発見したこともあったが、そこまで極端な例はほとんどなかった。ある夜なんか、ミサエさんの部屋から
「助けてください、助けてください」
と声がするので見に行くと、柵の隙間から足を出してベッドに腰掛けているところを発見したなんてこともあった。柵の上下にはめ込まれた連結棒を外すところまではできてもその先に行けなかったこともあり、外した連結棒を枕元に並べてスヤスヤ眠っているなんてことも多かったっけ。

ミサエさんの退去する日は生憎公休日で、ワタシは彼女に別れを告げることができなかった。最後に交わした会話はその前日、夕食の食堂でのこと。
「お兄さんお兄さん」
とミサエさんに呼び止められてなあにと聞くと、
「お弁当がふたつ届いているから、ひとつは弟に渡してやってほしいの」
わかりました、ボクが間違いなく届けるから心配しないでねと言うと、ミサエさんはニッコリ笑った。

その数日後の夜勤。巡回でミサエさんがいた部屋をのぞく。枕と布団だけがポツンと残されたベッドに、何とも言えない寂しさを噛み締めるワタシなのであった。



ぎっちょ



Last updated February 08, 2012 10:06:55 AM
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February 05, 2012

今さら『マルモ』
[ テレビ・ラジオ ]  

年末に一挙放送した『マルモのおきて』をようやく全話見ることができた(笑)昨年4月放送開始の春ドラマの中で、注目株として昨年の5月に本稿でも紹介させていただいたのだが、なぜここまでその総評について語らなかったのかといえば、何のことはない途中録画ミスで穴をあけてしまったからであったw番組の話題性からして、いずれ一挙放送という形で再放送されるのではと目論んでいたら、案の定年末になってその機会が訪れたというワケだ。

目論み通りという点では、結末に関しても本稿で予想していた「これ以上ないハッピーエンド」と相成った。ドラマの性質からも容易に予想できたことだが、仮に号泣必至の悲しいエンディングだったとしても、そこから例の「♪まるまるもりもり~♪」という主題歌が流れてきては余韻も台無しである。そんな予想通りの結末とも併せて、ドラマ全体としても誠に無難にまとめた“安全運転”で、その人気については子役二人の芝居に大いに助けられた感が残った。

しゃべる犬【ムック】についても本稿で予想した通り、マルモの友人でもあった双子の父親の魂が乗り移っていたかのような描写となった。もうしゃべらないと思われた犬が、ラストで再び人間と同じ言葉を発するようになるくだりは、マルモらにとって楽しい生活が戻ってきたという表現の一部でもあったのかもしれないが、やや“子供騙し”的な印象は拭えなかった。

まあ、ドラマに限らずバラエティにしても親子で楽しめるような番組が少なくなった昨今、子供に安心して見せられるという点では高い評価がつけられる『マルモ』だが、時間を取って今一度最初から…とまでは思えなかった、かなぁ…(爆笑)



ぎっちょ



Last updated February 05, 2012 9:08:24 PM
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February 04, 2012

いつの間にか
[ 介護日誌 ]  

一念発起転職してから、はや3ヶ月が過ぎている。おかげさまで職場の人間関係にも恵まれて、入所当初にワタシの教育係だったハマコおばちゃん(仮名)には
「もう半年くらい経ったような気がするわねぇ」
と言われた。介護の腕前はまだまだ至らない面も多いものの、亀の歩みよろしく着実に上達している実感はある。ハマコさんの言葉は、自分が職場にそれくらい溶け込めているのだと好意的に解釈したい。

さて…これからのことだが、ワタシはここに“永久就職”するつもりはない。ここでの経験を生かし、あらゆる意味でステップアップできる道があるのなら、そちらを目指してみるのもいいかな?なんて思いもあったりするのだ。何せ職場環境的には恵まれているとはいえ、マンションのローン払いながら相方とにゃんこ1匹養うにはあまりに心許ない給料明細である。それに、今の職場での勤務は諸事情あって、介護福祉士などの資格を新たに取得するのに必要な経験日数としては加算されないことになっている。とにかく働きたかったから、入所にあたってはもちろんその条件も受け入れてはいるのだが、こうして日常が安定してくると物事も冷静に考えられるようになってきて、欲も出てくるというものだ。実際、ここで経験を積んでから、より良い条件で仕事をするために巣だっていくヘルパーさんも多いらしいし、劇的に給与体制が改善されたりすれば“残留”も考えないワケではないが、なかなかそうもいかないようなので秘かにパラパラと『タウンワーク』なんてものを眺めたりもし
始めていたりするのである。

あまり転職慣れしてしまうのもどうかと思うが、せっかく“会社勤め”という鎖を外したのだから、この機会にいろいろな職種を経験してみるのもいいかな?なんてことも漠然と考えている。要するに、身の丈に合った仕事をしていきたい、ということなのだ。まだまだ発展途上。いろいろ考えながら生きていきたい。



ぎっちょ



Last updated February 05, 2012 9:07:37 PM
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February 02, 2012

論争の出口見えず?
[ インターネット ]  

上杉隆氏といえば、反記者クラブの立場から日本国内の報道態勢に長く疑義を呈し続け、それに伴って政府の情報公開などにおいても常にその正当性を追求する、稀有な“骨太”ジャーナリストという印象がある。一方、飄々として少々悪フザケがすぎることもあるが、氏の小気味よい政府批判など聴きたくて、その出演するテレビ・ラジオにチャンネルやダイヤルを合わせることも多い。

その上杉氏がここ数日、ツイッター上で映画評論家の町山智浩氏からの猛攻を受けている。発端は、

「ラジオパーソナリティの小島慶子女史が、TBSラジオ『キラキラ』から降板するのは局からの意向」

と匂わせるようなツイートを、上杉氏がRT拡散したのに対して町山氏が意見したこと。降板理由については、小島女史が放送において「局側の思うところと、自分の番組に対する思い入れとのすれ違いが大きくなり、自ら降板を申し入れた(要約)」と語っていて、局の方から小島女史に対して降板を命じたワケではないと思われる。それを、さも局からの圧力で降板させられたかのようなツイートを拡散した上杉氏に対して町山氏が疑問をぶつけたのである。

そこから話題は、昨年3月の上杉氏自身の『キラキラ』降板理由へと派生していく。最近の講演などで、上杉氏はそれを
「原発事故にまつわる、東京電力や電事連(電気事業連合会)の情報隠蔽に触れたことで圧力がかかり、わずか数週間前に出演継続が決まっていた番組を突然降ろされた」
と語っているらしいのだが、当時の上杉氏本人の弁や出演者でもある小島女史らの発言によれば、上杉降板に至った本当の理由は鳩山政権時の官房長官だった民主党・平野議員が【官房機密費をネコババした】とする発言が問題視されたのではなかったか?とする町山氏が、その件について上杉氏に対して“公開質問状”をぶつけたものの、上杉氏からはナシノツブテ状態が続いていて・・・

この件に関して上杉氏を少し擁護すると、氏の出演する番組が東電や電事連からの圧力を受けたというのはまったくの妄想やデタラメというワケではない。ただそれは『キラキラ』ではなく、CS「朝日ニュースター」での『ニュースの深層』(月~金夜8時放送中)という番組において、メインスポンサーだった電事連が上杉氏の出演日(火曜日)だけボイコットしたことだったと記憶している。何しろ敵の多い上杉氏のこと。いろいろ闘っているうちに対象が混同してしまったとしてもそれは致し方のないかもしれない。

普段、コメントなどで氏は政治家などに対し「間違えたら謝ってほしい」との論を展開することも多い。であれば、素人の出過ぎた考えながら本件に関しても「TBSではなく朝日ニュースターでのことであった」と説明して謝罪すれば済むことのようにも思うのだが、降板理由一点のみについて問いただす町山氏を徹底無視し、それを茶化したり、町山氏の既往症に関するツイートをこれまた拡散するといった態度を取り続ける上杉氏の態度には、これまであった正義感溢れる熱血ジャーナリストというイメージとあまりにかけ離れたものがあって、やや失望をおぼえたりもしたのであった。

ここへきて謝るどころか、最新の有料配信メールにおいて上杉氏はまるで町山氏とTBSに対して“宣戦布告”するかのごとき記事を上梓してきている。まだまだ結末の見えないこの論争、しばらく目が離せそうにない。



話の流れは、こちらにまとめがあるので。

3分でわかる上杉隆VS町山智浩 @uesugitakashi
http://togetter.com/li/248692


続・3分でわかる上杉隆VS町山智浩 @uesugitakashi
http://togetter.com/li/249672


続々・3分でわかる上杉隆VS町山智浩 @uesugitakashi
http://togetter.com/li/250088


続々々・3分でわかる上杉隆VS町山智浩 @uesugitakashi
http://togetter.com/li/250875?f=tgtn



ぎっちょ


Last updated February 02, 2012 10:22:19 PM
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January 26, 2012

劣化する日本人  (2)
[ B級ニュース ]  

本当にこんなことで難癖をつける保護者がいるのだろうか?

「歩いて本を読むのは危険」「教育方針にそぐわない」 各地で『二宮金次郎像』撤去相次ぐ
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1692437.html

なぜ学校に二宮金次郎像が多いのかというと、働きながら薪を運ぶ時間も惜しんで読書に励もうとした向学心を是とし、見習ってもらいたいとされるからであって、別に「歩きながら本が読める」からではない。像について興味を持った子供に、その意味も知ってか知らずか「歩いて本を読む」ことに着目し、それを“危険”と言って撤去を迫るなんて、呆れたバカ親もいたものだ。

まあ、薪を背負って山道を歩いていた金次郎の時代と違い、ひっきりなしで車が行き来する現代は、歩きながらの読書なんて実際にやろうとするなら危険極まりないのは当たり前だ。ならば、金次郎の伝記を子供たちに話す時は“ながら読み”のくだりは【それくらい熱心に勉強した】ことの喩え噺とすればいいことで、その行為そのものを問題視するバカ親にとってすれば二宮金次郎といえば「歩きながら本を読んだ人」という程度の認識しかないのだろう…金次郎の歩き読みがいけないのなら、テメェんとこのガキが歩きながら、また自転車に乗りながらケータイをいじくったりする行為こそ即刻やめさせたらどうだと言いたい!

こんなバカ親の存在そのものが嘆かわしいだけでなく、学校の側にしてもこのクレームに対してその真意をもって説き伏せることもできずに撤去せざるを得ないのだとしたら、情けないことこの上ない。こんなところにも、憂慮すべき我が日本国の激しい劣化ぶりが見てとれる。嗚呼…(泣)



ぎっちょ



Last updated January 26, 2012 11:38:21 PM
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January 24, 2012

すべてスティッチの仕業
[ 職場・日常 ]  

先週、休みの日に職場で全体ミーティングがあった日のことだ。いつもは電車通勤なのだが、ホンの1~2時間程度のミーティングのために片道約1時間かけて電車で行くのが面倒に思えたので、ナイショで“マイカー通勤”と洒落こんだ。

自宅を出てからおよそ30分ほどで、職場の向かいにあるホームセンターの駐車場に車を停めることができた。そんなに早く着くなら車で通勤すればいいのに…と思われるかもしれないが、渋滞など考慮して早めに出ると、結局は電車で行くのと同じくらいに出発しなければならないので、それならば時間がほぼ正確に読める電車通勤にした方が施設に迷惑もかけないのではと思ったのである。

そんなこんなで早く着いて車内で時間をつぶし、集合の15分ほど前になって車を降りようとしたところ、なぜかキーが抜けなくなっていた。シフトレバーは確かにパーキングの位置に入っている。ならばと今一度エンジンをかけようとキーをひねったのだが、エンジンもかからない。集合時間間際ということもあって、ワタシはすっかりパニクってしまった。

何度かガチャガチャやるうちにキーは抜くことができたので、帰る頃には状況が好転していることを信じて一旦車を離れた。約2時間のミーティングを終えて車に戻りキーを差し込んで回してみたのだが、やはりエンジンはウンともスンとも言わない…

これはメカニカルなトラブルに違いないと確信したワタシは、意を決して【JAF】を呼んだ。ものの1時間もしないうちに担当者が到着し、状況確認してもらう。よく見ると、シフトレバーをパーキングに入れた時のみ、シフトの位置を示すランプがつかなくなっている。車の内部で経年劣化等による接触不良などが疑われると担当者が説明するのを車外から見つめていたワタシは、あることを発見してしまった。

ワタシの車のシフトレバーには、ディズニーのキャラクター【スティッチ】のぬいぐるみがついたカバーが掛かっている。レバーの上から被せて、ヒモで根元を縛る形なのだが、そのヒモの先端についている丸いプラスチック製の治具がレバーと溝の隙間に挟まっていた。パーキングに入らなかったのは、何のことはないそういうことだったのだ(苦笑)

みるみる顔が赤らんでくるのがわかった。JAFの担当者は、その原因に気付いていないのか、はたまた気付かないフリをしてくれていたのか、スティッチのぬいぐるみから伸びたヒモについては最後まで触れずじまいだった。すべて無料で済んだからよかったようなものの、もう電気系トラブルと確信するあまり馴染みの修理屋に連絡したりしていたら、レッカー代やら何やらで出さなくてもいい金を使ってしまっていたかもしれない…思い返すたびに赤面。まったく、ウチのスティッチも本当にイタズラ好きである…



ぎっちょ



Last updated January 26, 2012 11:29:50 PM
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January 23, 2012

興行論と勝負論
[ 大相撲 ]  

大相撲初場所は、大関・把瑠都の初優勝で幕を閉じた。千秋楽は白鵬に敗れ全勝こそならなかったものの、14勝1敗の堂々たる星勘定。来場所はいよいよ横綱・・・と機運が盛り上がるところだが、角界の首脳からも、横審からも、それに関しては“慎重論”が噴出している。興行的には、白鵬と並び立つ横綱誕生を待ちわびていたハズ。体格も実力(潜在能力)も白鵬と遜色ない把瑠都は、それに相応しい逸材として待望されてもいいところなのだが・・・?

ケチをつけたのは12日目、稀勢の里との一番。立ち合いの変化で把瑠都が呆気なく勝利したこの一番は、熱戦を期待した館内のファンから「帰れ」コールを浴びせられるなどして物議をかもした。大方の意見が把瑠都に批判的な中、解説者の舞の海氏だけは簡単にいなされた稀勢の里にも大いに問題ありとしていた。ワタシもこの一番、リアルタイムで見ていたのだが、時間いっぱいの仕切りでの稀勢の気負いっぷりたるや素人のワタシにでも容易に見て取れるほどで、こりゃ変化したら簡単に勝てるなと直感したほどだった。だから、想像した通りの展開での把瑠都の勝利には“失望”より前に、優勝が視界に入ってなお冷静に相手のことを見極めた把瑠都の平常心、冷静さに、むしろ感服させられた。

無論、前半戦のやや安定感に欠ける相撲っぷりと合わせて、把瑠都にはまだまだ横綱たる強さは備わっていない。しかし、中盤から後半戦にかけて見せた上突っ張りから相手を組み止める相撲に磨きをかければ、四つに組んだ時の安定感、力強さは白鵬にさえ匹敵する。この1年はすべてふたケタ勝利。綱とりと騒がれない(?)ことを逆手にとって、まずは足掛かりくらいの気楽さをもって春場所に臨めば、成果も自然についてくるのではないだろうか。

実力伯仲の横綱の並立は、大相撲人気回復の第一歩でもある。その一翼を日本人力士が担えればそれに越したことはないのだが、現時点でその最短距離にいるのは間違いなく把瑠都。まずは今場所の相撲内容の進化が本物であることを大阪の土俵で証明してもらいたいものだ。



春場所私製番付。

私製番付:H24春s.JPG





ぎっちょ


Last updated January 23, 2012 9:59:59 PM
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January 20, 2012

ペイパービューの時代
[ F-1 ]  

フジテレビが、今年からF―1の地上波中継を取りやめ、BSへ移行することになったという。フジといえば、F―1のみならずプロ野球からK―1にPRIDEといった格闘技など、かつてはワタシにとってスポーツ中継の雄とも言える存在だった。

視聴率の不振を理由にプロ野球中継が民放地上波からほぼ姿を消し、一連の“黒い噂”により格闘技からも手を引いたことで、もはやフジにかつてのような【雄】のイメージはない。F―1に関しても、ワタシはすでに十年以上前からCS放送での視聴へと移行しているので、地上波中継がなくなるという報にも正直これといった感慨はない。

CSでのF―1中継の魅力といえば、まず第一にノーカットで生中継が楽しめるという点が挙げられる。放送時間が深夜で、要所をCMでブツ切りにされたり、ダイジェストという形でザックリとカットされてしまう地上波に対して、CS生中継ならヨーロッパラウンドなどはスタートが日本時間で夜9時と見やすいうえ、クラッシュで赤旗中断なんて局面でも事細かにサーキットの様子を中継してくれる。進展もないままサーキットやピットの様子が延々と流れるのは確かに退屈だったりもするが、それでもブツ切りダイジェストよりは臨場感なんてものがあったりもするワケである。

こと最近の地上波テレビには、
「タダで見せてやっている」
的な驕りが見てとれる。視聴率の不振を競技そのものの人気の斜陽に責任転嫁し、自らの放送スタイルに改善の兆しすらない民放地上波テレビにはスポーツを放送する資格などない。野球なんかで、9回裏2死満塁フルカウントというこれ以上ない山場でも、時間がくれば否応なしに「ハイさよなら」となる地上波を捨てて、試合終了からインタビューまで堪能できるCS放送に流れている向きも多いハズ。もはや、見たいスポーツは金を出して見るべき時代なのかもしれない。



ぎっちょ



Last updated January 21, 2012 11:24:12 AM
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January 15, 2012

偽りの改革派?
[ 大相撲 ]  

大相撲初場所は、新大関稀勢の里の誕生もあって尻に火がついたのか、このところ精彩を欠いていた把瑠都や琴欧洲といった“古株大関”が序盤戦から白星をきれいに並べ、琴奨菊が躓いた以外は後半戦に向けて期待を残す星の並びを見せている。

今場所は久々の五大関となっているが、ワタシにとって一番記憶に鮮明に残る五大関時代といえば、昭和52年春場所から九州場所にかけてのものになる。メンバーは番付順に【貴ノ花(初代)】【若三杉(のち2代目横綱若乃花)】【魁傑】【三重ノ海】【旭國】という顔ぶれ(ちなみに横綱は北の湖と輪島の二人)。これがなぜ一番なのかというと、若三杉と魁傑の同時昇進により誕生した、自分が物心ついて最初の豪華番付であったことに加えて、初日からいきなり貴ノ花―旭國という大関同士の対戦が組まれたことがあったからかもしれない。

特にこの場所は中日を待たずに横綱・大関の対戦が積極的に組まれていて、初日以降にも四日目に北の湖―三重ノ海、六日目に輪島―旭國、七日目には貴ノ花―三重ノ海に北の湖―魁傑と上位対決が二番組まれ、中日八日目には本来なら十四日目に組まれるハズの輪島―若三杉戦を持ってきたりしているのである。当時から“互助会”と揶揄されていた、終盤戦における大関同士の星の回し合いを防止する狙いもあったようだが…

翻って今場所はどうかというと、当時と比べて横綱が一人少ないとはいえ、中日まで横綱・大関による直接対決はひとつもない。最近の傾向として、成績の善し悪しに関わらず番付通りに割りを組むようにしているようだが、十四日目あたりに優勝をかけた白鵬が勝ち越しにすら窮している大関と対戦したりするのは興醒めも甚だしかったりするし、好調な下位力士を慌てて大関に当てたことで看板たる上位戦が割り返されて消滅したりするのもみっともない。

じゃあ、序盤戦から惜し気もなく上位戦を組んだ35年前の春場所の後半戦はどうだったかというと、当時入幕ふた場所目の新進気鋭だった前頭6枚目の琴風を十一日目、十二日目と東西の正大関に続けてぶつけたり、平幕ながら優勝争いの一角に食い込んでいた金城を全勝で首位を走る北の湖を一差で追う貴ノ花や輪島に当てたりしている。とっくに優勝圏外に去った大関よりは、よっぽど魅力的な対戦相手であるように思う。

思えば、一門の意向を無視してまで理事選に出馬し当選、審判部長に抜擢された貴乃花には、角界活性化の期待を寄せる声が大きかった。しかしここまでの目立った実績といえば、簡略化するあまり素っ気なさすぎる物言いの場内説明くらいのもので(嘲)一貫性のない大関選考基準など期待通りの業績というには程遠い。このままでは“改革派”の名折れだ。FNS歌謡祭に出演して呑気に歌っている暇があったら、審判部長としてもっとファンの心に訴えるような魅力的な取組編成を心掛けたらどうなのか?と強く問いたい。



ぎっちょ



Last updated January 15, 2012 4:53:56 PM
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January 13, 2012

盲腸…ハラキリの想い出
[ 刑事ドラマ ]  

『太陽にほえろ!HDリマスター版』先週放送分「決定的瞬間」の回にはちょっとした想い出がある。


話の内容は、スクープ狙いの若き女性カメラマン(川口晶)とテキサス刑事(勝野洋)がぶつかり合いながら交流を深める話なのだが、少年脱走犯確保の瞬間を撮影しようとしたカメラのフラッシュに気を取られたテキサスが、犯人の反撃に遭い腹部をナイフで傷つけられてしまう。幸い、ベルトの上から刺されたために傷は浅く軽傷で済んだのだが、残る脱走少年グループが管内のスーパーを襲撃する計画を知ったテキサスは、スクープを提供するべく彼女とともに現場に急行する。犯人と格闘になり、もみ合ううちにテキサスの腹部の傷が開き、白いシャツが血に染まっていくのを見たカメラマンの女は、決定的瞬間を撮影することも忘れて自らのカメラで、テキサスに馬乗りになりナイフを突き立てようとしていた犯人に殴りかかる。結局、駆けつけた一係メンバーにより犯人は逮捕されるが、女のカメラも破損してしまう。己の分をわきまえた彼女は、事件ではなく元々の夢でもあった戦地などの子供たちを被写体として撮影するカメラマンとなるべく、新しい道を歩みはじめる…というのが大まかな流れなのだが。


これがなぜ強く記憶に残っているのかというと、この作品を再放送で初めてみた中3の春、ワタシは盲腸を患い入院・手術して退院したばかりで、犯人と格闘するテキサスの腹の傷口が開き血がにじむのを見て、自分の盲腸手術痕が開きはしないか気が気でなくなったからであった(笑)


当時、バスケ部に所属していたワタシ。退院ひと月ほどで戦列に戻ったのだが、しばらくはプレー中に傷口が開いて患部に血がにじんだりしていないかと、時折患部を手で押さえてみたりしたものだ。それで指先に血がついたりしていようものなら
「なんじゃこりゃあ~っ!」
と叫んで卒倒していたかも?まあそんなわきゃあないし、第一その台詞は…刑事違いですがなって。ねえ?(爆笑)



ぎっちょ



Last updated January 15, 2012 4:52:29 PM
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