蓮の花見へ
この日は鵠沼にある蓮池まで蓮の花を見に行って来ました。この日も早朝6時過ぎに自宅を出て、小田急線で藤沢駅、そして江ノ電のりばへ。 12分ごとに走っている鎌倉行きの江ノ電が到着。 そして藤沢駅から2駅目の柳小路で下車。柳小路は無人駅で、SUICAカードをホームにある黄色の機械にタッチして下車。住宅街を蓮池に向かって歩く。住宅街の庭のフェンスには朝顔が朝の陽光を浴びながら迎えてくれた。そして柳小路駅から5~6分で第一蓮池に到着。白と淡いピンクの大きな蓮の花が目の前に。第一蓮池に咲く花は『舞妃蓮』と言う種類の花とのこと。舞妃蓮は、昭和41年に御坊市の阪本祐二氏が、アメリカの黄花ハス「王子蓮」と日本の「大賀蓮」を交配して作り出した、御坊市生まれの蓮。昭和43年の春には、蓮根が現在の天皇皇后両陛下に献上され、その年の夏に東宮御所で開花。そして昭和44年、花の開閉があたかも女性の舞い姿のようであることから、阪本祐二氏によって『舞妃蓮』と名付けられたと。既に第一蓮池の花の多くは大きく開花し舞の真っ最中。しかし中にはこれからの花も。開花第一日目は、花弁が短く淡い薄黄色の花弁が行儀良く並んでいます。そしてこれは開花2日目の花。花弁が延びて、正に舞っている姿に。こちらは、うすいクリーム色地に花弁の先に薄い紅色のぼかしが入る美しい花。そして、この花は舞の準備中か。そして第2蓮池に直ぐに到着。鵠沼の蓮池と蓮についても説明されていた。詳細は下記を参照ください。http://homepage3.nifty.com/kurobe56/k5/genkou/k085a.htmこちらは濃いピンクの蓮の花が至るところで開花の真っ最中。日に当たっていない花も情緒がありました。見事な輝き。開花のピーク、中心の黄色く丸い雌しべも存在感を。よく見る大賀蓮よりは花弁が多い八重咲き、誠蓮(まことはす)?黄色の花托をズームで。明朝の?開花を待つ蕾。花びらと別れ、花托が剥きだしに。花が咲き終わると、肥大化して、種が目立つように。たくさんある花の中でも、特別の花,蓮。ハスの花托は花と同様にとても趣がある姿。種が熟れると、花托は果托と言うそうです。果托も茶色くなり、実を池に落としていきます。ハスは蜂巣(ハチス)の略で、果実の入った果托のようすが蜂の巣のようであるから。そして池の中の小枝に我が藤沢市の鳥カワセミが。蕾の上に移動。今度は花托の上に。「飛ぶ宝石」といわれ、大変美しいスズメぐらいの小鳥。体に比べて頭部とくちばしが大きく、尾羽は短い。頭上から背面にかけては金属光沢の青色が人気の野鳥。我がカメラでのズームはこれが限界。蓮池には立派な一眼レフカメラに大きなズームレンズを付けてガシャガシャガシャとシャッターを切る多くのアクティブシルバーのカメラマンが。最初は開花する蓮の花を待っているのかと思ったが、カワゼミが姿を現すと一気に周囲に緊張感が。我が旅友のSさんもここにいるのかと・・・・・・・?私はこの蓮池の花の見納めに、第二蓮池のBEST SPOTで最後の一枚を。同じく第一蓮池で。そして帰りはカラフルな江ノ電で。お盆が近づくと、何故か蓮の花を見たいと思う自分がいるのです。泥水とは人生に置き換えれば、つらいこと、悲しいこと、大変なこと蓮の花とは、まさにこの人生の中で花を咲かせること、そして、その花の中に実があるのが 「悟り」 。つらく悲しい思いがなければ、人間は悟ることがないのだ、ということをお釈迦さまは教えたかったのでしょうか?