まつだ 桜まつりへ(その2)
松田山ハープガーデンを訪ねる。181種16,500本のハーブが植栽された、西平畑公園の中にあるハーブ園。ドライフラワー・アロマテラピーなどの様々なクラフト体験が出来る工房やハーブ料理が楽しめるレストランがあり、ショップでは関連ハーブグッズが販売されていた。 松田山ハープ館は著名な建築家高松伸氏により設計され、南北に広がるハーブガーデンが見渡せる。外観は円筒形を基調に曲面を多用したユニークな形。3階建ての半円筒形の建物で、1階がみやげ物、2階が工芸室、3階が展望レストラン。下からみると、まるで山の斜面に建設された水道用の配水タンクの如し。周囲には土産物のテント店が並んでいた。 最奥部のテント小屋はお好み焼きやうどんが食べられる食堂。 子供の館の前にある芝生公園にあった「箒を持つ少年像」意味は「いつも心に箒を持ち、訪れた人々に綺麗にする気持ちを持って欲しいと願つて」と。昭和17年に松田小学校を卒業された皆さんが平成17年に寄贈されたと。 縄文時代の屋外炉。平成1年から2年にかけての東名高速道路拡巾工事の時に、松田山の根石台地で発掘されたもの。およそ4000年くらい前の縄文時代の住居跡群にあった「炉」をここに移築したと。「子ども館」前には「チェリーナの丘(彫刻の丘)」と呼ばれる場所が。此処には彫刻家ドラゴン・マリン・チェリーナのブロンズ像が5体展示されていた。チェリーナ氏(1949年生れ)は、 激動する東欧のクロアチア共和国(旧ユーゴスラビア)を代表する彫刻家で、 世界各国で制作活動を続け、1974年のブエノスアイレス国際彫刻コンクールでグランプリを受賞したほか、 数々の国際彫刻コンクールで優勝。 また、ピカソ・キング牧師・キッシンジャーなど巨頭の彫像制作で知られており、 日本では、大阪で開催されたEXPO'90'などに出品、ユーゴスラビア・ガーデンのプロヂュースを担当した彫刻家とのこと。踊る少女の像『バレリーナ』。 『母と娘』 『母と子』 『プルコスニツァ』、意味は??『望郷』 まだ蕾の河津桜も。 こちらはほぼ満開。 さらに坂を上りミカン農園に向かう。 ミカン農園売店の中には自慢の写真が展示されていた。ミカン農園の絶景ポイント。 青空の中にJAL機が。 松田町自然館を訪ねる。 松田で見られる花と生き物を紹介。 丸まった杉の木の鉋屑?で作った暖簾のようなオブジェ。 ふるさと鉄道(ミニSL)の線路は桜のトンネルの下に。 桜の下に赤い鉄橋も。青空に映える河津桜。杉の樹の間から富士山が顔を覗かせた。ミニSLは次の運転に向けて出発地点で待機中。再び富士山の絶景が迎えてくれた。濃いピンクの花びらが陽光を浴びて輝いていた。子ども館は雛のつるし飾りの会場になっていた。 靴をビニール袋に入れて見学。地元の方々手作りの色とりどりの雛のつるし飾り約5500個が飾られ、その中でも西湘地域最大級、約5m(530個)の雛のつるし飾りは圧巻。 そしてその後ろには段飾りが。今年の干支の申の姿も。 展示用のつるし飾りを手掛けているのは、松田町内の主婦たちにつるし飾りやパッチワークを教えている「てずくな桃の会」。 「てずくな」とは、長野県等の一部地方の方言で「手仕事」のこと。広場まで戻ってみると、観光客の姿も次第に増えてきたのであった。