|
カテゴリ:赤ちゃんが欲しい
ドラゴンが復活する時(191) 秋山真之の勝利の方程式 霊的人生観を持つことでこの世を生き抜く事こそ、真実の幸福を手にすると教えて頂いています。 前略武士が戦場に出るときも、相撲取りが土俵に上がるときもそして又、棋士が碁盤上で対戦するときも、全てその方面の勝負にはこの褌は無くてはならない必要なものであってその効能といえば、「決して睾丸を保護するということではなく」実に、次に記すような偉大な効能があるということなのです。 1、心気を丹田に落ち着けるから逆上を防いで、智力や気力の発動が自在にできること。 2、 腹部に体力(力)がこもるから腕力を強く使えること。 3、 呼吸が楽になるから息切れが防げるということ。 4、 体の中心と重心とを一致させることが出来るから体を軽くして歩く速度が速くなるということ。 これらの効用のあきらかなことは私が多年実験していることで、日露戦争中、黄海、日本海などにおいても私は必ず、先ず褌を締めて艦橋に上り確かに心の動揺を防ぐことが出来たという自覚があります。 又その昔、東海道を早打ちが二重に褌を締めたうえ、白もめんで腹を巻き締めてこの長い道中を三日間で往復したという実例に照らしても、その効能は明らかなのです。 むろんあなた方選手諸君にはこのような事はまず無いことでしょうが、私が昨日老婆心より見たところでは、未だ腹に締りが足りないように見受けられます。 さてその褌の締め方といえば臍の下約六センチのところに巻いてから、股にかけて上の方にずり上がるのを防ぐ事と同時に睾丸を引き締め、最後に背筋の中央を押さえる事が大いな効能をもたらすのであります。 即ち全ての力はこの点から湧き出すと思われるものであって、その締め加減はあまり堅すぎてもダメで、締め上げたところでちょうど五本の指を平たく入れて通るか通らないかくらいが適度なところでしょう。 もし又日本流の六尺褌が習慣上具合わるければ、越中褌のひもを約三十センチ幅のモメンで巻き締めてもよろしく、要するに臍の下約六センチのところを締めていることが肝要なのです。とにかく緊褌一番(褌をきつく締める)をして試合をされれば必ず多少の効能はあります。 90メートル飛ぶ球が100メートル飛び、5秒かかるところを4秒で走り、3度の過失が2度で済むくらいのことは確かにあります。 私は今、海軍に勤めていますが若い頃、大学予備門の時代には随分野球をやったもので、貴校の今回の対外試合にも私は興味深く観戦しています。 これからの二回の勝負は実に帝国腕力の名誉に関するものと思うものであり、是非ともあなたがたの大勝で終わるように希望しますので老婆心のままに書き流してみました。一読、笑味してもらえるならば幸いです。 草々 明治四十年十一月十三日 秋山真之 慶応義塾 野球選手各位 この褌論によって連戦連敗の最後の試合に初めて「緊褌一番して大勝をし得たのであった」ちなみに秋山将軍は海軍兵学校に初めて野球競技を入れた本人であり、又氏の褌論は著名なもので、氏は常に褌は戦をするときに必須であり欠く事ができない兵器の一つであるから、衣扁に軍の字をツクリとしたのであるとまで高唱していた。 (付言)軍の字を辞書で調べてみると「いくさ」、という意味と共に、「めぐらす」という意味もありますから、形の上では衣をめぐらせるものを褌という、という解釈が優先しそうですが、褌そのものの実際の効果から見れば秋山大人の説に諸手を上げて賛同したいと思います。 また長年に渉る褌の使用により、充分な腹力を得、また実際の戦闘時において、いささかも心が動揺しなかったという述懐に、我われも大いに参考にする余地があるであろうと思います。 ちなみに、慶応大学野球部に問い合わせたところ、(平成十八年六月五日)、秋山真之直筆の「褌論」は誰も知らないということでした。 太平洋戦争の末期のどさくさで焼失、または紛失した可能性があります。 惜しいことです。
ウエディングの演出を彩る「花まるプロフィール104」 赤ちゃん104「赤ちゃん花まるギフトコーナー」
花まるウエディングの結婚証明書、アルバム、名前入り商品の事なら「ポミエールパージ」ウエディングの演出を彩る「花まるプロフィール104」 赤ちゃん104「赤ちゃん花まるギフトコーナー」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.09.18 10:22:34
コメント(0) | コメントを書く
[赤ちゃんが欲しい] カテゴリの最新記事
|